

「ペット・セメタリー」
人のお墓より、
はるかに立地が良いな。
良い花は後から(よいはなはあとから):
何事もすぐれたものは、時間を十分にかけ、あとから現れるということ。早くから咲き始める花より、あとから咲く花のほうが美しいということ。立派で充実したものは、時間を充分かけてあとからできる。立派なものはそうやすやすとは出来上がらない。
注:
少子化のためか、ペットには愛情だけでなく、お金も注ぎ込んでしまうものである。お食事・お手入れ・病院など生前はもちろん、死後の葬儀やお墓も無視できない。というわけで、ペットの葬儀社を調べたところ、保健所と同程度のところから、お寺の直営で、単独火葬に読経・法要まで行うところもある。その上、墓地は見晴らしの良い高台で、人の墓地を見下ろす風光明媚な好立地。古くから山の斜面にあった“人の墓地”を突き進み、山頂に“ペット墓地”を開拓したようである。先祖の墓より、ペットの墓に一緒に入りたいなあ、リアルに素敵過ぎる…という、飼い主としての安堵。