

「呪いの音楽」
なんだ、これは。
かえるのうた、とは思えないぞ。
恋の遺恨と食べ物の遺恨は恐ろしい(こいのいこんと たべもののいこんは おそろしい):
色恋と食べ物にかかわる恨みは、根深く恐ろしいということ。恋にまつわる恨みと、食べ物に関する恨みは深く、いつまでもしつこく残るから怖いということ。
注:
色恋沙汰に至るほどではないが、“茶飲み友達”程度に親しい異性というのは、思い当たるものである。そんな相手にむかし頂いた、中身の記憶すらないプレゼント。「なんだったかな?」と思いつつ開封してみると、蓮の葉に乗った2匹のカエル。木工細工でなかなかオシャレ、持ち上げると音楽が流れて来た。古いためか音量も小さく、耳を近づけてみたところ、音階が狂って何の曲かわからない。しかも、マイナーにフラットしており、呪いの呪文のようである。もしかして、当時からこんなオソロシイ曲だったのか?それとも、年月を経てオドロオドロシクなったのか?“カエル”が鳴いても“帰る”のはまっぴら御免である。時間とともに劣化するプレゼントはやめようね、良い思い出も恐怖に変わります、…という助言&冷や汗。