

「朝酒」
朝寝・朝湯は好きだけど、
これだけはダメなんだよ。
死中に活を求める(しちゅうにかつをもとめる):
絶望的な状況で、生き延びる道を探すことのたとえ。転じて、窮地の打開策として、あえて危険な道を選ぶことにもいう。「死中」とは、死や破滅を待つ以外にない絶望的な状況を意味し、「活」は生きることを意味する。助かる道のほとんどない状況から、なんとか生きる方法を見出そうとすること。
注:
新年の抱負をかかげ、苦手なことを克服したり、勇気ある行動を決意することは、とても有意義なことである。恐怖心やトラウマを克服することも、長い将来の役に立つに違いない。とはいえ、おだてられ、乗せられ、ムードに流され、嫌なことにチャレンジするのは馬鹿げたことである。朝寝も朝湯も大好きだが、お正月とはいえ、日中のお酒だけは体が受け付けない。嫌いなことや不得手なことを“しない”ことは、我が身=命を助けるものかもなあ、…という新年の恩恵。
※ 民謡「会津磐梯山」の一部より~
「おはら庄助さん なんで身上(しんしょう)つぶした 朝寝(あさね)朝酒(あさざけ)朝湯(あさゆ)が大好きで それで身上つぶした ハァもっともだ もっともだ。」