

「次点は何?」
このパッケージじゃ、
もうひとつ格下だな。
松竹梅(しょうちくばい):
松と竹と梅。めでたいものとして祝い事の景物などに使われる。品物などを三階級に分けた際の等級の呼称。一般的には松が一番で竹、梅の順となる。中国の「歳寒三友(さいかんさんゆう)」が入ったものといわれる。
注:
新春のための買出しを意識するこの時季、いつもはスルーの売場を覗いてみる機会も増えるものだ。「迎春用のお神酒を」と日本酒をチェックしていたら、なんと“詰替え用シャンプー”のような姿の日本酒が並んでいた。確かに、エコロジーを意識した時代感覚あふれるパッケージで、年末年始のゴミの少量化にも貢献する。しかしながら、“ハレ”の日である“お正月”というスペシャルな感覚を損ねてしまうのは否めない。いきなり清酒からではなく、料理酒から製品化すべきじゃないかいな?中味は松竹梅でも、それより格下にしか見えないぞ、というダメ出し。
※「ハレ」とは…折り目・節目を指す概念。ハレの語源は「晴れ」であり、「晴れの舞台」(=生涯に一度ほどの大事な場面)、「晴れ着」(=折り目・節目の儀礼で着用する衣服)などの言い回しで使用されている。
※「松竹梅」…ご存知、宝酒造を代表する日本酒のひとつでもある。