

「命日」
お供え、用意しなきゃいけないが、
お買もの行きたくないなあー。
去る者は日々に疎し(さるものはひびにうとし):
死んだ者は日が経つにつれ世間から忘れられていき、親しかった者も遠ざかれば日に日に交情が薄れていくということ。死んだ者が月日とともに忘れられていくことや、親しかった者が遠く離れることにより縁が薄くなっていくことは、やむを得ないことだという人生の無常をいう。
注:
生活者であれば、誕生日や記念日など、忘れてはいけないプライベートなイベントがあるものだ。とはいえ、日常生活に追われ、イベントへのケアが疎かになりがちなのも事実。ましてやご先祖様となると、生きている人間のように文句は言わないので、なおさらだ。命日のため、お供えを調達するのが億劫で、考えた挙句、乾物の「黒豆」を煮ることに。そういえば、ご先祖はお正月の「黒豆」が好きだった。無精な子孫をどうか「黒豆」で許したまえ、という懇願。