

「カミングアウト」
あれ~?
“実名顔出し”しないんじゃなかったっけ~?
智に働けば角が立つ情に棹させば流される:
理知だけで割り切っていると他人と衝突するし、他人の感情を気遣っていると、自分の足元をすくわれる。夏目漱石の小説「草枕」の冒頭の部分。
注:
時代の変化や、世代の違いを、日々垣間見ているとはいえ、“この世は住みにくさ”は変わらないようである。ネット上への個人情報掲載をかたくなに拒んでいた友人が、勤務先の要望で、あっさり“実名顔出し”に応じてしまった。しかも、掲載内容も写真もたくさんで、タレント並みの記事である。本人も自覚しているのか、発見される前にご報告。いまだ本人は不本意なようだが、第三者には一皮むけた良さが感じられる。義理人情への苦悩は、人を成長させるのかもなあ、という気付き。