

「カビ玉」
あーらら。
お供え物が、別物になっちゃってるよ。
月夜に釜を抜かれる:
ひどく油断すること、不注意きわまりないことのたとえ。
注:
梅雨の時期は、気温も温暖&湿度も高く、一年中で最も食べ物が腐りやすい時期である。そのため、常温で放置されることになる神棚や仏壇のお供えは、クッキーやおかき等カワキモノが最適ではあるが、そればかりでは味気ない。数日のつもりで、果物やトマトなどをお供えするのは良いとしても、油断しているとあら不思議。あっというまに、苔玉のような、カビ玉になっていることがある。この時期だけは、お供え物は早々に下げるのがよさそうである、そのほうが神も仏も喜ぶことであろう、という戒め。