

「多趣味、無芸」
へ~、
また新しいこと始めたんだ~。
堂に升りて室に入らず:
学問や技芸が、一定の水準に達してはいるが、まだ奥義をきわめるには至っていないということ。「堂」は客間、「室」は奥の間。客間に通るだけの資格はあるが、まだ奥座敷に入る資格はないの意。
注:
お稽古事といえば定番のものがあり、休み休みでも継続しようとするものであるが、今やカルチャーセンターに行けば、目新しい習い事が目白押しである。そこで好奇心をくすぐられて始めるのは簡単だが、お稽古事とは違って師弟関係が薄いため、やめるのも簡単である。何を選ぶにしろ、入口が広い理由は、出口を兼ねているからであり、極めるには大変な道のりである、という戒め。