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技術者とは何か。
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〜 Engineer at heart. 〜
Written by BlueCat
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ここ数年、夏も冬も体調を崩す。春と秋も調子がいいとは言えないことが多い。
環境要因もあるだろうが、自律的な影響も否定できない。
仕方ないので主たる人格を切替え(僕にはそのような様式があり、猫会議によって可決された)、規則正しい食事と睡眠、ついでに適度な運動を心掛け、ついでに(ついでに?)キャンピングキャビンを整備した。
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先日(といって数ヶ月前になるが)技術者(エンジニア)とは何か、という話をする機会があった。
技術者というのは、つまるところ現実世界で高い再現性をもつ手法を知っていて、それを使うことができて、場合によっては応用できる人のことだ。
料理ができる人も、人と交渉したり、知識を教える人も技術者だと思っている。
より良い結果(質)をより高い再現性(量)で発揮する者は、より優れた技術者として認識されるという点については異論もないと思う。
料理をはじめとする家事全般や各種事務処理、他者とのコミュニケーションにさえ技術は存在し、ために優れた技術者とそうでない者に分類することは可能である。
また既存ではない技術を新しく生み出す人は発明家と呼ばれるが、これも技術者の一形態だろう。
いずれにしても技術者の持つ「技術」には知識(情報)的な側面と現実世界に具現される能力的な側面があり、知識に含まれる情報の正確さはもちろん、それを具現する能力に高い信頼性(=再現性:同じ結果を出せること)も求められる。
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僕自身、他者からよく技術者(あるいは理数系の人)という認識をされることが多い。
かつて職業技術者(機械設計)をしていたこともあるが、どちらかといえば無能のイキモノだと思っている。
また文系か理系かと問われると、どちらかといえば文系に近い自認である。
臆せず土木や建築、園芸や電気工事に手出しをするし、市販の洗剤の代わりに化学薬品を調合して使用することも多い。
知識がないと危険が伴うものの、安価で強力で便利なものを作ることも可能だ。
たとえばホウ酸から水溶液を作って殺虫/防虫/忌避に利用したり、ジクロロイソシアヌル酸Naから水溶液を作って冷蔵庫内の消臭/除菌に使ったり、入浴後の風呂水に直接入れて水質保持に使ったりする。
純石鹸を常用しているため浴室などに石鹸カスが付着しやすいが、これらには希釈したリン酸に界面活性剤を混合して使うことが多い(香料や着色料を含まないサンポールのような作用をもたらす)。
いずれも環境や肉体(あるいは経済事情)の特性に強制されて(学び、身に付け、使用して)いる側面が強く、好き好んでしているわけではない。
ただ理屈をベースに物事を考える気質ではある。
人間の感情でさえ(原因と結果の相関性について)一定の再現性を持つと思っている。
ために自身の感情についてさえ、何が原因でどのような過程を経て結果に至るかを考えるようになった。
そもそも「理系」とか「文系」というくくりが、あまりよく理解できない。
理系といっても自国語なり他国語なりを基盤にして、かなり複雑な文法や用語、概念を用いる場面は多い。
固有名詞もふんだんにあるし、専門用語も含めたらちょっとした文系を凌ぐ情報量を取り扱うと言ってもいいだろう。
言語なくして知識なし、と考えればいかなる学科も文系という基板の上に成り立っている。
それなら数学や幾何、化学などは文系に含まれないのかと考えると、どうやら含まれなさそうだ。
よって理系には文系が(必ず)含まれるが、文系に理系は(必ず)含まれるわけではないと考えられる。
理系は文系に対し、上位互換ということになるか。
僕の場合はたまたま小学生の頃からコンピュータについて学ぶ機会があり、独学で言語を学ぶ環境も得られた。
64ビットだの、量子ビットだのという高度な電子工学や物理学を必要としない、8ビットの基礎的な環境だ。
僕より少し前の世代になると小中学生のうちから自作(独学)で鉱石ラジオを作ったり、電気回路を設計していた人たちも多い。
テクノロジィに対する憧れが、華やかな未来を描いて原動力になっていたのだろうと想像する。
懐古主義のつもりはないが、基本を知っていることと知らないこと、経験していることとしていないことについて、それぞれ前者には一定のアドバンテージがあるとは思う。
僕は大卒だと勘違いされることがあるが、おそらく使う言葉による錯覚だろう。
高校の進路選択では進学校に行ってもろくな未来が見えなかったことと、早く就職した方が良いのだろうという(家庭環境に対する)勝手な忖度の結果、工業高校を卒業した。 これまで愚劣な大卒者も多く見たが、実に利発な者はたいてい大卒だった。
理路整然と体系化して自身の知識や体験、思考や感情を言語化して出力できるその能力にはシンプルな素晴らしさがあり、僕には到底およびもつかないと感じる。
とはいえ自身の学歴について劣等コンプレクスはない。
おそらく競争を好まず、競争に参加しない思考回路の持ち主だからだろう。
比較して勝った負けたと評価されることにも、することにも興味がないのだ。
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話を戻して技術について少し話をしよう。
技術とは何か ── それをもう少し詳述すると「自分を含めた誰かを、ちょっとだけ幸せにする知識と実現力」だと思っている。
たとえば些細な会話でも「あの人と話すと気持ちが軽くなる」とか「悩みごとに対してヒントをもらえた」という経験は誰にでもあると思う。
……え。ないの?
……そう。僕はあるんだけどな。
あるいは床に落ちている塵が気になったとき、ちょっと拾ったりするのも技術である。
僕がトイレを綺麗にしてしまうのも、あれは技術に違いない。少なくとも綺麗なトイレは僕の心を平穏にする。
古式ゆかしき「給仕という美の体現」としての接客業も、高度な技術である。
美味しい料理、整備された自動車、通販の商品を誰かの家に届けること、野菜や家畜を育て、それを屠殺し流通させること。
誰かの愚痴を黙って聞くこと、あるいは自分なりの意見を述べること、ときに何も言わず誰かと一緒にいることだって、じつは大事な技術だったりする。
これらについて知識がないと、再現性は損なわれてしまう。
体現する能力がない場合も同様だ。
料理は「まぐれ」にしか美味しいものが出来ず、自動車は車検を通した直後に不具合が出たりする。
設計や試験の技術不足でリコールが発生し、流通は滞り、食品すら満足に供給されない。
友人や恋人は心変わりし、家族は離散し、学級は崩壊し、社会は荒廃する。
不幸にならないために、不幸を作らないために、ちょっと工夫をすること。
幸せになるために、幸せを作るために、ちょっと工夫すること。
不快を不快でないように、今ある当たり前を、より快適にすること。
そのちょっとの段差を埋め、理想に近づく手段が、技術だと思う。
そう考えると我々は誰もが技術者であり、また、技術者になれる。
その技術について、どれほどの質を求め、どれほどの再現性を発揮するかは ── まぁ、各々の考え方次第だ。
お金さえ払えば大抵の技術を購入できるようになって久しいが、近年とみに思うのは、環境の変動に伴い安定して動植物を育てる(作る)ことの困難さだろうか。
世俗はお米で騒いでいるようだが、かつて(日本の景気が良かった頃)は「米農家は日本政府に優遇されすぎだ」などと社会に叩かれ、より一層の減反政策に傾けるような意見が多かった。
近年も「ローカーボハイドレイト(糖質制限)の流行で米消費が低迷している」などと騒いでいたはずだが、人々はすべて忘れて一転したようだ。
人間社会はつくづく分からないことが多い。
個人的には年に5〜20kg程度のお米を消費する程度なので、価格がおよそ2倍になった今も影響はほとんどない。
(10kgのお米を消費するのに3年以上掛かったこともある)
<午睡の階段構造>
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色々な意味で、技術者は減りつつあるのではないかという危惧する気持ちが少しある。
人口が減っているのだから当たり前だ、という考え方もできるが、技術大国と呼ばれた(あるいは自称に過ぎないかもしれない)この国の「技術者」は、その割合を減らし続けてはいないだろうか。
マイナスのものを少しでもゼロに近づけること、ゼロから少しプラスにすること。
自分の両手で届く範囲を、よりよくするためにできることを、少しすること。 独り占めせず、できる限りその「よりよさ」を皆で分け合う。
それが技術の本質ではないだろうか。
受け身の考えで、買えばいい、貰えばいい、誰かがすればいい、という発想では、事態は徐々に悪化してしまう。
とはいえ他人のことをとやかく言うつもりはない。
自分の技術を、さて今日は何に使おうかと、窓の外を眺めて考える。
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[NEXUS]
~ Junction Box ~
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[Engineer]
:工場長:青猫α:黒猫:
[InterMethod]
-Algorithm-Cooking-Darkness-Ecology-Engineering-Form-Love-Recollect-Rhythm-Season-Style-Technology-
[Module]
-Condencer-Connector-Generator-
[Object]
-Camouflage-Tool-
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[Cat-Ego-Lies]
:工場長の設計室:
:ひとになったゆめをみる:
:Webストリートを見おろして:
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