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TITLE:
今日のゲームの話。
 
Written by BlueCat

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221003
 
 十年前に発売されたゲームのDLCが公開された。
 オンラインゲームだとしてもそのタイトルとコミュニティが10年も維持されているとすればかなり長寿の作品であり、またそのコンテンツは初心者にも分かりやすく面白いものに始まり、旧来のベテランユーザの探究心をたゆまず刺激するものであろうこと、そして何より新規ユーザと古参ユーザのバランス調整が秀逸なのだろうと窺える。

 僕がプレイしていたオンラインゲームでいえば「EVEOnline(※)」がそれに当たるが、基本無料化に伴いPvP(※)要素が色濃くなり、PvE(※)における治安が悪化した。

 何より気分を害されるのは、ログインボーナスである。

 ログインするたび、何もしていないのに運営から何かをもらえる。これが没入感を酷く削ぐ。ゲームを「するもの」から「させられているもの」に感じさせる要因のひとつである。なので(課金期間はまだ続いているが)ログインするのをやめた。

 Corp(※)の代表だったので本来なら引き継ぎなどをしなくてはならないのだろうけれど、それをする気が持てなくなるほど、ログインするのが苦痛である。

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EVEOnline:
 Wikipedia の情報が総括的だろうか。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/EVE_ONLINE

 プレイヤは数多の星系群を渡り様々な活動を行うことができる。

 基本的にはシステム側が強制するストーリィモードのようなものは皆無に等しい。
 数万人が同時接続し、自由に解放されている市場で物価が流動的に変わる(生産者が自由に値をつけられるほか、売り注文や買い注文を出せる)ため、金策に奔走するうちゲームコンテンツに理解が広がってゆく。
 戦闘/交易/生産とも、導入は比較的容易に理解できるが、いずれも複雑な奥行きを持っている。


Corp:
 プレイヤキャラクタ(PC)によって起業された組織。
 資本金の設定と運営や組織内の役職マネジメントなどこれまた複雑。
 NPC Corp も存在するが、プレイヤ活動(戦闘や交易の報酬)にかかる税率がそれなりに高いので、ソロでも起業する価値はある。


PvP:( Player vs Player )
 いわゆる対人プレイ。
 警察機構の有効圏外星系においては、戦争や強奪などが頻繁に行われている。
 また警察機構が有効な圏内でも、合法範囲内での決闘、先制攻撃を誘発する物品奪取からの合法的な反撃、巨大輸送艦の積み荷を狙った KamikazeAttack など、無法者が活動する機会は多い。
 またプレイヤの格言に「マーケットこそ最大のPvP」というものがある。


PvE:( Player vs Environment )
 対プログラムのプレイ。
 戦闘が好きでもPvPが苦手な僕のような人間は、4大国家に属する各企業のエージェントから依頼をもらって戦闘任務に出掛ける。
 他にも惑星資源開発やワームホールの探検など、戦闘モジュールを使えないプレイヤキャラクタは早晩のうちに死ぬ。

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 そんなEVEOnlineの話は捨て置いて、今回の話は「SKYRIM」である。
 実に10年ぶりのDLCなのだが、そもそもこのゲームはオフライン1人プレイ専用である。
 僕が初めてプレイしたのはおよそ5年前、熱もすっかり醒めた頃、と思いきや有志による攻略Wiki の更新などは盛んでたいそう驚いたものだ。

 以降現在まで、ときどきプレイしている。
 価格を数倍したようなコンテンツの豊富さは、数回のプレイですべて回収することが不可能だと思える。
 完全日本語化に対応し、ゲームシステムのプログラムは非常に複雑で洗練されていると感じられる。

 街に暮らすNPCは、夜になると自宅に帰って食事をして眠り、朝は職場(商店や農場、馬屋や神殿)に出掛け、ときに雑談を交わしている。
 街の衛兵も二勤交代をしているところが多い。
 洞窟を探検していると、根城にしている盗賊同士の言い争いが壁の向こうから聞こえたりする。

 メインのストーリィはあるものの、それぞれのNPCがそれぞれの思惑で活動しているので、独立して関わることができる上、ひとつのストーリィが他の誰かのストーリィに関わってくる場合もある。その尋常ではないボリュームは圧倒的である。
 結婚もできるし養子を取ることもできる。家を買うこともできる。オーロラや月をただぼんやりと眺めたり、農場で作物を育てたり、川で魚を捕ったり、街道沿いの草花を集めたり、トンボや蝶々を捕まえたり、それらを使って薬品を調合したり、ペットと一緒に行動したり、泥棒やスリをしようとした挙げ句バレて投獄されたり、捕縛に逆らって衛兵と乱闘になったり、脱獄したりできる。

 街の住人を(ほとんど)皆殺しにすることも可能である。
 むしろ「SKYRIMでは何ができないか」を考えた方がいいかもしれない。

 発売当初は「なんかパッケージもシンプルで洋物のテキトーなゲームだったら厭だな」と思って購入しなかったのだが、今は「なぜもっと早く買わなかったのか」と思う。そのくらい面白い。
 XBox360版を最初に買ったが、ハードが動かなくなってしまったので、PS4でも買った。
 5年も経っているからDLC同梱版(しかも Fallout4 もセット)が廉価でオンライン販売されていたので買った。

 そこで販売から10年経った今、DLCである。
 見つけて即買ったのだが、本当に素晴らしいプレイ体験をさせてくれる。

 他でたとえば数年前には「Cyberpunk 2077」というオフライン専用オープンワールドRPGがリリースされたりしたが、ゲーム性およびリアリティによる没入感の演出や阻害という点においては「SKYRIM」には敵わなかった。
 NPCたちは目的もなくそこに置かれたオブジェクトでしかなく、建物の多くはアクセス不可能で、警察はいくらでもテレポートするように湧き上がり、プレイヤレベルに応じた難易度の上昇バランスが悪く、スキルを覚えた後半になると極度にユルいゲームになってしまう。

 SKYRIMにも「目的もなく置かれるNPC」はいるが、それでも目的 ── 「戦火で家を焼かれて逃亡中の夫婦(5ゴールド渡せる)」とか、「戦争中の両軍いずれかが捕虜を護送している(捕虜に武器を渡せる)」などなど ── がある。
 商店のカウンターに載っている商品を間違えて(操作上、最初はよく間違える)盗んでしまったときにやって来る衛兵は人数に限りがあり、犯罪が発生すると街角のパトロールから兵舎の連中までやってくるが、皆殺しにすることはできる(衛兵だけなら数日後には補充される)。

 非常に優れた根幹のシステムを持っているからこその秀逸なゲームである。
 これが10年前に販売されたことが驚きである。
「究極のRPG」と銘打たれた宣伝文句を当時の僕は信用しなかった。
 そりゃそうだろう。
 メーカであれパブリッシャであれ、今までどれほど「究極」という謳い文句が安っぽく使い捨てられてきたか。

 未だにゲームをプレイするとき、どんなジャンルの、どのメーカのものであっても、SKYRIMと比較してしまう。
 プレイ体験の比較対象として非常に高いハードルではあるのだけれど(価格に見合うかどうかはプレイ前には分からないことなので仕方ないにしても)ゲーム体験が比較して不快であれば、SKYRIMをプレイすればよいのだ。
 僕はSKYRIMを信じる。あれは「名作」と冠されるべき以上のゲームである。

 そんなわけで「ウマ娘」を半年以上前からプレイしなくなってしまった、という話はまたいずれ。







 
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[NEXUS]
~ Junction Box ~
 
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[Engineer]
  :工場長:青猫α:黒猫:
 
[InterMethod]
  -Diary-Love-
 
[Module]
  -Condencer-Reactor-
 
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  -Game-
 
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[Cat-Ego-Lies]
  :コントローラと五里霧中:
 
 
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