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TITLE:
Macから音が流れる。
Written by BlueCat
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220618
9時頃眠り昼過ぎに目覚める。
24時間以上、固形物を食していないので手足が少々痺れるが、問題のないレベル。
今日は事務仕事をする予定だったのだが、いかんせん、書斎となったこの部屋に机が(今もって)ない。
机にする予定のスチール棚は先月あたりに搬入されているので、組み立てることにした。
なんだかんだ、3時間ほども掛かって終了。
僕は自己完結のスペシャリストであり、なんでも1人でできると周囲から思われがちだ。
が、実は子作りができないだけでなく、二人三脚や火葬場でのお骨拾いもできない。
他、大工仕事であっても2人の方が手っ取り早い作業 ── たとえば1人では重くて持ち上がらないものであるとか、長い棒を水平に持ち上げるとか ── をするのは、2倍以上の時間を要することになる。
それに頭の中がマルチタスクであったとしてもカラダは1つしかないから、作業中に材料が足りなければ自分で買いに行くしかないし、複数の作業(たとえば料理と工作と草取り)を同時にすることもできない。
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棚が出来上がったのは夜だったので、作業を切り上げ、NASの設定を少々いじる。
NASというのを知らない人のために説明するなら、まぁ、外付けHDDのすごいやつだと思えばいい。
つと興が乗ったので、iTuneのデータリンク設定をする。
NASを導入した理由の1つは、音楽データをも一元処理したかったから、である。
iCloud2TBを契約すると、月額1300円、年間15,600円。
自身でのメインテナンスを一切必要としないが、解約するとほぼすべてのデータが失われる。
ちなみに僕の持っている音楽データは、CDからデータ化していないものを除いても100GBを超える。
仮に100GBとしても、128GしかないiPhoneにすべて詰めたら、アプリケーションすらろくに入らない。
またノートPCとデスクトップPCにそれぞれ同じデータを保有し同期させるだけで、300GB(100G*3)の物理メモリ領域を消費することになる。
NASにするとどうなるか。
それぞれの端末からネットワークを通じてストレージにアクセスするので物理ストレージは100GBで済む。
音楽に限らず、文書、写真をはじめとする、あらゆるデータを一元化し、ネットワークに接続できる環境にさえあればそれを複数のデバイスで共用できる。
当然、端末にはストレージにアクセスするためのアプリケーションさえあればよいので、それぞれのストレージをまったく圧迫しない。
ついでに生きる限り毎月お布施を積み重ねるiCloudと異なり、データはすべて自分の手元にあり、ストレージ上限も自在に設定できる。
ちなみに現在運用しているシステムは家庭用としてはミドルレンジ〜ハイエンドのモデルで、冗長性を確保した ── 特定のHDDが故障した場合にそれを検知し、損傷したデータも新しいドライブに復元できる ── 10TBほどのストレージである。値段は合計でおよそ12万円。
なるほどiCloudのほうが便利で安い。
しかし。
iCloudは(将来的に価格あたりの容量が大きくなる可能性もあるが)利用する限り支払いを続ける必要があり、音楽データに限っていえば、それぞれのデバイスで物理ストレージを圧迫する。
そこで音楽データをホームPCからノートPCへ、またiPhoneをはじめとした携帯端末へと、選択同期する必要がある。
「新しく買ったこのアルバムは同期して〜。えっとぉ、このアーティストはもう飽きたから同期から外して〜」
なんてことを毎回することになる。少なくとも僕は5年くらい前までしていた。
だいたい毎回15分から、長いと30分くらい使ってしまう。
いちおう断っておくと30分というのは、残りの寿命の、最初の30分にあたる。
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とかなんとか偉そうに並べてみたものの、今日の今日までデータリンクを先延ばしにしていた。
いかんせんNASは複雑だ。
僕のようなネットワーク初心者が便利だと飛びついたところで、理解するには少々苦労する。
そもそも自分が外部からネットワーク(FreeWi-Fi やら携帯端末のテザリングやら)を通じてアクセスできるということは、ネットワークに接続している誰でも、それが可能だということでもある。
そしてそれに対処するためのたくさんのツールや設定が、NASには搭載されている。
しかし実際に設定してみたら、ミュージックアプリのメディアフォルダをネットワーク上の音楽データフォルダに設定するだけで終わってしまった。
さらにいえばiOSのミュージックアプリには、自宅サーバとして機能しているNASにアクセスする能力がないので、NASの開発元が提供しているアプリで対応することになる。
するとデスクトップマシンでもノートPCでも、NAS搭載のアプリで対応すればミュージックアプリなんて使う必要はない。
ついでに言えばPodCastアプリを別にしたのは何故? って感じではある(使わないからいいけれど)。
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そして数年ぶりに、僕のMacが音楽を流している。
今は2022年。
18年の11月に叔父が。19年の10月に叔母が。20年の10月に母上が死んだ。
葬儀だのなんだのについて一切触れていないが、さすがに他人のブログで葬儀や相続の面倒なことを書かれてはたまらないだろうな、というサービス精神の表れである ── こういうのを優しさの押し売りという。
記録では16年頃に足利から引っ越して転職をしているはずだ。
ということは僕が無職になったのは18年頃でかれこれ4年。
そして7年近くも(少なくとも自室で)音楽を聴いていなかったことになる。人生の直近1/7に近い。
前橋市に引っ越してからは(4年ほども時間があるのに)コンピュータをまともに設置するヒマさえなかった。
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7年のうちに人間は次々僕の前から居なくなった。
モノは次々(気に入っていたものも、そうでないものも)使えなくなって、新しくなった。
やっと大人になって、一人暮らしをして、自由になったあとに失われた5年と、そこからの2年である。
変わらずあるのは父上の遺品の業務用書類キャビネットと、Mac専用にしているスピーカ、ギターと喫煙パイプくらいだろうか。
僕は僕の中の猫たちを取り戻し、望んだとおり、自分を買い戻せる程度のオカネモチーになった。
じつのところ、欲しいものもないし、取り立ててしたいこともない。
いや思い込もうとすればできるし、探せば暇つぶしはあるだろう。
ただ生きることにはすでに飽きているかもしれない。
僕は少なくとも2人ぶん以上の感覚で日々を生きていた。
4人ぶんなら、5年で20年相当にもなる。
1人の視点で、1人ぶんの感覚で、1人ぶんの時間だけを生きるのだとしたら、退屈でもったいないと、子供の頃に思ったっけ。
同時に複数のことを考えたりする練習を、12歳くらいから始めたのだったか。コンピュータでいうところの並列処理である。当時のコンピュータにそんな概念はまだなかったが。
僕は自分が十分に生きたと思っているし、存分に満足している。
思い残すことは特にないが、やり残した ── 正確には、処理を終えないと死んだときに大変になる ── ことを、早く処理しよう。
とりあえず、今日は事務仕事だ。
きっと奥様が、素晴らしい仕事をしてくださることだろう。
<今日の猫。こういうのがいいんだろう?>
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[NEXUS]
~ Junction Box ~
// ----- >>* Tag Division *<< //
[Engineer]
:工場長:青猫α:青猫β:銀猫:
[InterMethod]
-Convergence-Diary-Ecology-Recollect-Stand_Alone-Technology-
[Module]
-Condencer-Reactor-
[Object]
-Computer-Human-Memory-Music-Tool-
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[Cat-Ego-Lies]
:ひとになったゆめをみる:
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