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TITLE:
食べて寝るだけ生活。
SUBTITLE:
~ swamp. ~
Written by BlueCat
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食事を作って、食べて、薬を飲んで、眠る。
それをひたすら繰り返す。
入院中ではないので、ゲームもできるし、目の状態が良ければ本も読めるが、体位が限られていることと、たまに頭痛もあるため、むつかしいことがある。
粘膜がその後も破れたり、塞がったりしている。
もともとの僕の身体の膜が弱かったことが原因だが、先生によると栄養が足りていない人に多いらしい。
思い当たる節はたくさんある。
僕は子供 ── それこそ小学生 ── の頃から、一日一食のことも多かったし、一人暮らしを始めてからもときどき、一日一食200円程度で済ませていた時期がある。
ごく少量の食事で活動ができるわけだけれど、生まれついての身体の弱さゆえで、たくさん食べたとしても身体が対応しきれない。
(さらに一時期、眠り続けて栄養失調したため歯が相当に弱くなってしまった)
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姉上によると、母乳も粉ミルクもアレルギィでダメ、という有様を見て「こやつは早晩、死ぬのではないか」と思ったらしい。
まぁ赤ん坊がミルク類に適合しない場合「栄養が摂れないから、こいつは死ぬ」と思うのは理にかなっている。むしろどうやって乳児時代をやり過ごしたのかが謎だ。
両親の放任にも似た過寛容が形成されたのは、そのせいなのかもしれない。
とにかく僕が、食事をして、寝て、生きているからそれだけでいい、みたいな。
それならそれで、ちゃんと言葉にして欲しかったなぁ、とは思うが。
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年々鈍感になってはいるが、粘膜を切ったり貼ったりしたので、ひどく消耗する。
普段ならなかなか空腹など感じないのだが、手術後30分ほどからすでにお腹が空いていた。
最近は、ずいぶんと食欲も収まったが、手羽先ポトフ(軟骨成分が旨い)や、玄米がゆなどをかなり食べた。
どういうわけか炭水化物による気絶(厳密には気絶ではなく、異常な眠気)が起こらなかった。
まぁ、薬を飲むから「べたっ」と眠ってしまうのだけれど。
もうすぐ2週間が経過するはずだが、傷が塞がっている気がしない。
数日前から、頬の腫れが引き、人工骨の排出も少なくなったものの、こんどは膿が口から鼻から出てくる。
抗生物質を(少々過剰なくらい処方されて)飲んでいるので、炎症反応は感じられないし、もはや縫合部にさえ痛みもない(腫れているときも痛みがなかった)のだが、とにかく「本来なら痛いはずなのだろうけれどまったく痛くない」という状況に、アタマが混乱することも多かった。
ともあれ炎症反応で消耗することもないし、頭を使う必要もないので、そこはありがたい。
ただ食っちゃ寝しているあいだに、庭のいわゆる雑草どもが、大きく育っているのが悩みの種である。
まだ屈んだりすると脈動で頭部がずきずきと、膨満したような感覚をもたらす。
(それに膿が垂れてくることもある)
粘膜系が回復するまでは、庭での活動もできない。
運動もしたいが脈動頭痛もあるし、入浴はおろかシャワーの許可も出ていないので、EMSマシンに頼っている。
もしかしたら、美容整形で骨を削ったり形成術をした人も、同じようなことになるのかもしれない。
僕の場合は、審美のための人工歯根ではなく、単純に機能を求めてのことなのだ。
たとえば耐用年数が20年で1本50万円だったとして、1年につき1本、24千円ほど。月々2千円である。
半年から1年でブリッジが外れて直せば、都度の時間も掛かることになるし、噛み合う歯がないために骨格が歪んだ場合、修正する手段は手軽でもなく選択肢も少ないだろう。
そう考えると時間あたりの単価は高くない(きちんと手入れしながら、もっと長生きすればさらに安くなる計算である。それでも20年くらいを見積もるのが妥当だと先生も言っていたが)。
ただこうして食っちゃ寝している時間は(嫌いではないが)退屈だし、何もできないことに多少の焦りというか、苛立ちというか、不満はある。
草取りしたいし。
そもそも、僕はインプラント術がどういうものかをまったく理解していなかった。
どうやら最初の施術から4ヶ月くらいでやっと人工歯を入れられるらしいのだ。
しかも手術から骨と膜が形成されるまで、ひと月はこのとおり、日常生活がままならない。
(食べて寝るだけの、自宅療養生活である)
たまたま今の僕は無職で一人暮らしだからよいけれど、家族が居たり、仕事があったら、とてもこんなことはできないだろう。
手術から3日は、笑うことができなかった(縫合糸が引き攣れるので痛い)。
手術から7日は、かなり痛むことがある(僕は抗生物質と鎮痛薬を少々多めに処方されている)。
手術から14日は、刺激物(辛いもの、カフェインなど)や刺激行為(入浴、運動など)が禁止。
審美歯科のためなら我慢もできるのかもしれないが、そもそも口の中を見せびらかす趣味が僕にはない。
ただ失われた機能を回復したいだけなのだが、自身の不摂生を取り返すのは容易なことではない。
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ただ仮にあの頃に戻って(将来、身体が一層ボロボロになってしまうからちゃんと食事をしよう)と言ったところで、僕は聞かないだろう(ずっと寝ていたし、自宅に篭もって、電話にも出なかったのだ)。
つくづく今までよく生きていたなあと思う。
しかし生きていただけで、特に何もしていない。
何か優れたものを世に残したかというと、まったくそんな気がしない。今後も残す気配はない。
そういったことを考えるにつけ、はてはて、と思ってしまうのだ。
生きているだけで両親は良しとしてくれたし、姉や妹だって、あるいは友人や弟子だって、僕が生きて思い付いたことを言ったり実行しているだけで嬉しそうにしている。
お前たち、本当にそれでいいのか、と僕は思う。
益体もなく食べて寝るだけで、あとは暇つぶしに遊んでいるような奴を、どうして皆が大事にするのは、ボクにはさっぱりワカラナイ。
個人的には、こういう奴(自分のことだけれど)はあまり大事にする気になれないのだ。
もちろん、誰に迷惑を掛けているわけでもないことは承知しているのだけれど。
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昨日だったか、奥様(仮想)とちょっとした口論になる。 ── 仮想人格同士は価値基準が異なるので、時々相容れないこともある。いつもキャッキャウフフしてると思ったら大間違いだ。それらは主に議論によって、それぞれの価値観を調整する。たとえるならネジを入れる前に母材に下穴を開けたり、穴が大きければそれをパテ埋めしたりアンカーを使うように、目的に沿って適切な調整をすることで、全体の機能を最適化することが目的なのだが……。
曰く、月末が近づいているのに、それを ── 今回も僕がすっかり忘れていて ── 気に掛けていないから放置することになり、それが原因で公共料金などの支払いや契約手続きを忘れてしまうのではないかということだった(実際、完全に忘れていた)。
「自分で管理します」と言ったのに、以前も失念したことがあり「次に同じことをしたら貴様ただでは済まさんゾ♡」といった内容を、もっと鋭く強い語調でおっしゃっていたので「いやだって死ぬわけでもないし、体調もこのとおりほら、あまり良くないものですし」と言い訳をしたところ滅茶苦茶怒られた。
(奥様(仮想)はスケジュールとリソース管理において、なぜか非常に優秀なのだ)
「とにかく月末が近づいたら、書類に目を通すだけでも通してください。簡単なことでしょう」とかなり強く言われ、対策させられる(価値観の書き込みがこうして行われる)。
でも4月の末日って、今日じゃないですかぁ。すでにぃ。
僕、14時に目覚めて、夕食作って、もう書類仕事をする体力も気力もなくなっているわけですよぅ。
明日! 明日こそ頑張る。(と、奥様に隠れて誓うのであった)
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[NEXUS]
~ Junction Box ~
[Engineer]
:青猫α:黒猫:
[InterMethod]
-Blood-Darkness-Diary-Ecology-Life-Link-Maintenance-Memory-Stand_Alone-
[Module]
-Condencer-Reactor-Resistor-
[Object]
-Memory-Poison-
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[Cat-Ego-Lies]
:暗闇エトランジェ:
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