211018
未明から寒い。
冬の匂い。
朝方眠って午前中に目覚める。
冬は僕の恋人なので、僕はその匂いも大好きである。寒いけれど。
熱はほぼ平熱に戻ったけれど、春過ぎから平熱が36.4〜5℃になってしまったようである(接種会場でもそのくらいの体温だった)。
朝は36.8。特に熱っぽい気はしないが、左腕の接種位置は痛むし少し腫れているような感じである。
寒いので庭に出る気もしない。
そういえば寝るときに寒い思いをしたので、羽毛布団を干すことにする。
この家ではどういうわけか、布団を屋根で干していた。たしかに他に適切な場所も見つからない。
2Fのベランダに出て、1Fの屋根の上に布団を広げる。
これで今日の仕事が終わったような気分になる。
211019
未明に眠り8時起床。
今日は外出の予定がスケジュールされている日。
とても眠かったがスーツに着替える。
まるで会社員の頃のようだ。
ゴミ捨てをして、約束地点に出発する。所有物の立ち会い確認。
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やはりスーツを着るのは好きである。
なんというか、表皮や外骨格に包まれるような安心感とフィット感がある。
スーツによって、液体のように不定型な肉体が、正しく限界を設定されるような。
とくに寒い時期は、スーツは本当に心地がよい。
帰宅してもスーツで過ごす。
作業着の時は汚れていることが多いのですぐにシャワーを浴びたり、少なくとも着替えるのだけれど、スーツならそのままでいいんじゃないかと思う。
会社員の頃は、休日でも外出するときはスーツを着ていた。
スーツ以外の服の手持ちがほとんどなかったからなのだが、基本的に、夏は涼しく、冬は暖かく過ごせる。
スウェットやジャージのように、人間の姿勢や振る舞いがぐにゃぐにゃしないという良さがある。
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午前中に戻ってたいしたこともせず1日を終える。
左手用の入力デバイスを一つ買う。
眠いので早めに眠ることにする。
211020
8時頃目覚める。まだ少し眠い。
9時過ぎたあたりで庭に出る。
草取り、木の枝の剪定。
いくつかの低木については、花壇の手入れにも、畑作業にも邪魔になるので撤去することを決定。
スギ科と思しき背の高い木は、僕の胸くらいより低い位置の枝を下ろす。
木が小さかった頃は良かったのだろうけれど、他にもいくつか、木が育ってきたが為に過密になっているものもある。順次剪定予定。
昼より少し前に思い立ち、粗大ゴミをトラックに積み込む。
納屋に放置していたものがほとんどだが、軽トラの荷台が一杯になってしまった。
そのまま清掃センターへ。
午後は何もせず。
左手用デバイスの設定を少し。
マウスも併せて買ったのでその設定も行う。
MacOS は Apple Silicon がリリースされてから、サードパーティーの入力デバイスに恵まれない。ドライバの対応がむつかしいのかもしれない。
以前のマシンで使っていたすべての入力機器は、いずれもドライバさえ対応していないので使い物にならない。(マウスでさえもだ)
あるメーカなどは、現在のOSがリリースされて1年ほども経つというのに、ドライバのアップデートも、設定用アプリもリリースされていない。
しかし純正品が最善とはとうてい思えないし、複雑な入力機器を必要とする人はいるはずなのだ。
(たとえばイラストレータやCADオペレータなど)
確かに新しいモデル(およびそのCPU)は高性能だと思うし、ユーザのプライバシー保護についても、それなりには優れているのだと思う。
それでもそろそろMacを使う理由はないかな、と思い始めている。
まるでOS8の頃のように適合デバイスがなく、そのうえアプリケーションやシステムアドオンを提供しているユーザも、そのチャンネルも非常に限られている。
小洒落たカフェで「仕事もできてお金も持っている自分アピール」をするにはいいマシンかも知れないが、そもそも僕はPCを人前で開くことを恥ずかしいと感じるため、その必要もない。
今日もやたらと眠くて0時頃就寝。
211021
8時起床。少し筋肉痛。
室温がすでに15℃くらいになっている。
誰だ、床に断熱材を入れたから大丈夫とか言っていたのは。
ついでに湿度は50%ほどで、寝ている間に喉が乾燥しやすくなっている。
そのうえベッドが狭いせいで、布団や毛布が落ちる。
奥様に打診をしたところ「青猫様が風邪を引いたら大変なことになります(実際そうなる)ので、早急に大きめのベッドを買いましょう」ということで、予算審議を待たず、特別予算計上で対応しようということになったが、残念ながら欲しいものがすぐに買えるほどのオカネモチではないので、来月か再来月まで待たなくてはならない。
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庭で枝の剪定作業の続きをしていると、向かいの県営アパートの植樹の手入れをしていた業者のお爺さんがやって来て、しばし世間話をする。
世間話ついでに、松の手入れの仕方をレクチャしてもらった。
先端の枝の最初の節から幹寄りの枝については、まず、すべて葉をむしり取って、枝が空くようにするらしい。
そのうえで芽が過剰に伸びていたりする場合(向きや混み具合を見た上で)、芽の根元から切るとよいという。
これはよいことを聞いたと、早速試す。
なるほど、まったく知らなかったが、素晴らしい知恵をもらったことを感謝している。
夜、お風呂に入ったら、両手首のあたりがちくちくする。
松の葉が、刺さったのだ。
しばらくちくちくを楽しむ。
赤い、ぽつぽつができている。
跡にならないといいな、と思いながら、それを撫でる。ちくちくする。
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211022
この数日、本当に寒い。もう冬なのではないかと、晩秋はいつも思う。
屋内キャンプ場、と僕は自分の家のことを称することがある。
実際、雨風がしのげるくらいで通気性の良さはテントに等しいのではないだろうか。バンガローのほうが気密が高い可能性すらある。
午前中、妹がやって来る予定なので、起床して早々、ゴミを出してから灯油を買いに行く。
(妹はストーブが好きで ── 正確には寒さが嫌いなのだが ── 、数日前、来る約束をしたときから「ストーブを出しておいて」と言われていたのである)
1L、102円。昭和のレギュラーガソリンだってこんなにしなかったぞ(笑)。
妹が来てから事務処理上の書類の手続き。
妹の娘はそろそろ受験らしいので、塾や進路相談などでなかなか忙しいようだ。
収入がさほどなければ、進学にあたって市から授業料や入学金の補助が受けられるのに、叔母が余計な手配をしたために妹の額面収入がものすごいため、妹夫婦はそうした公的扶助を受けることができない。
実情は収入に見合っただけの負債を抱えているので、家計が豊かになった、ということではない。
僕はそれらを(経緯も知っているため)便宜上管理している立場だし、あまり気にしない性質なので書いてしまうが、毎月100万円を越える返済を妹はしている。つまり収入はそれより僅かに上回っている。住民税なども相応に取られる。むしろマイナスではないのか。ひどい話である。
これらの出来事は、相続税を嫌った叔母のエゴにより始まり、私だけが引き受けるはずの厄介ごと ── 財産だけではなく負債も、また元はといえば義理の叔父の所有物なのだから、対外的なことも含めた諸々の責任問題も引き受けること ── を誰に相談するでもなく分散したため起こった。
叔母を恨んでいるのは、単純に、手間や悩みが僕だけでも数倍になり、あろうことか何も知らなかった妹夫婦やその娘にまで禍根を遺したためである。
もちろんそれとてもいずれは解消させる計画であるが、ために僕の余生(だいたいあと19年)の半分が費やされる。
いったい死人がどれだけ僕の時間を奪うというのか。
そのようなわけで呪っているのである。余生の半分といったら、だいたい50%である(本当はもう少しかかる)。
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昼頃から雨が降りだし、庭仕事はしないことにする。
夕刻、スーパーでハヤトウリを見つけて6つ購入。
三五八漬けにすると美味しいのである。
夜になって、10日ほどぶりに3本ほど煙草を吸う。
まだあまり本調子ではないが、美味しかった。
僕にとって煙草は純粋な嗜好品なので、体調が悪いと吸わない。
体調が悪いときはだいたい味や香りも悪い。
Webニュースだったか、セロトニンが減ると眠くなる、というような記事を読む。
ああ。それでは、あの、ひたすら眠り続けていた頃の僕は確かに鬱病だったのかもしれないと思う。
そして最近やたらと眠い。
セロトニンが市販薬として売っていればいいのに(脳内物質だと思うから売っているはずはないと思うし、あっても経口摂取できるとは思えないが)と思いつつ、カフェインを飲んで、過剰な眠気を抑える。