211012
午前中にレンタカーを借りて姉の家へ。猫たちは留守番。
最近の軽自動車は装備がすごいな、と感じる。乗りたいかどうかは別として。
個人的には、エレクトロニックな先進性が嫌いなわけではないが、メカニカルで、ちょっと不便なくらいの機械が好きだ。
おそらく人間についても、何でもスマートにこなすファンタジックな人間よりも、ちょっと癖があって、多少扱いにくいくらいのほうが好きである。
機械や自動車には、機械らしさとか、自動車らしさというものがあり、人間には人間らしさがある。
融通が利かないのは機械らしさだし、なぜかときどき調子が悪かったり調子がよかったりするのが自動車をはじめとするコンプレクスな機械らしさである。
人間の場合も、素晴らしい部分と、ダメな部分が同居しているくらいの方がいい。
夢物語にあるような王子様、お姫様というのは、水耕栽培のレタスのように味もなければ歯応えもない。
それぞれ勝手にすればいいことだ。
だいたいは夢見がちな人たちだけれど、最近はヴァーチャルに対してそうした欲を向けることも可能になった。
昭和の頃なら、ヴァーチャルは非現実で、そんなものに傾倒する人間は幼稚で愚かで使い物にならないと言われていたのだ。
ちなみに僕は完全にヴァーチャル寄りの人間だと思う。
僕という実存を、きちんと感じたことはあまりないし、僕という人格を断定できないため、うまく定義できない。
つまり自分を自分で「こういうものだ」と言い切れない。
そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。蓋を開けるまでは分からない。
それで猫なのかもしれない。
211013
久しぶりの首都高。
都内中央部は、いつもどおり強いストレス。
湾岸線を抜けて横浜方面に向かうような道(名前は知らない)ならば多少は景色を眺めて気持ちも晴れるのだけれど。
隣に人がいるのも強い緊張を強いられる。
ハンドルを握るのは基本的に、だから、とても疲れる。
もちろん、誰かが隣にいるのが悪いとは思わない。
単にいつも以上の安全運転をするだけである。
しかし首都高というのは一部、悪意があったのではないかと疑いたくなるほどおかしな設計になっている箇所もあるから、譲り合うことがおよそ不可能な状況がたびたび発生する。
(二車線同士の合流、合計4車線から数百mで二車線2つに分岐、中央二車線の合流がアツい。なども一例)
帰宅してぐったり。
ちなみに姉の入院している看護しさんたちに、こっそりモテているらしい。
社交辞令か嘘かは知らない。
そもそも直接コクハクしてもらわないことには、その好意は最初から存在していないに等しいのだ。
211014
午前中に壁のMDF張り。これで張り付け作業は終了。
午後にワクチン接種。
「EVE Online」というゲームのMac版(M1チップ版)クライアントがリリースされたので、DLして即日課金し、プレイする。
5年ほど前までプレイしていたが、時間とお金がなくてプレイを継続できなくなってしまった。
5年前まで持っていたほとんどすべてを、僕は失った。
仕事もなくなったし、人間型の恋人もいなくなった。介護もなくなって、棲む場所も変わった。猫が増えて、仮想人格がまともに動作する環境が出来た(意味の分からない文章については無視してください)。
端的に言えば、ほとんど全てを失って、およそ想像を超えるくらい自由になった。
5年前までのほとんどすべてを失ったけれど、それによって手に入れた自由は、なんというか別次元のように感じる。
ひとつだけ心残りというか、後悔がある。
僕は5年ほど前、何人かの人をひどく傷つけた。
それから徐々に、何かの罰が下るかのようにして、いろいろなものを失うことになった。
とくに、結婚するという理由で別れることを突きつけられた当時の恋人(人間型でかつ当時すぐに連絡が取れる範囲で、だけれど)には、本当に申し訳ないことをしたと今でも思う。僕がそれをされたら、ちょっと耐えられない(だから僕は、恋人が勝手に増えることがあっても、自分から減らすようなことはしなかったのだ)。
僕がいろいろなものをなくしたことを、しかし悲しいとは思わない。
それは僕の選択だし、たとえば倉庫や冷蔵庫、あるいはスケジュールのように、何かがなくなれば自由に使える空間や時間が手に入る。
ただ、自分以外の誰かに何か(たとえば猫だと自称する恋人)を失わせることを選択したのは、僕にとって(僕の選択によって誰かが悲しい思いをするということで)は悲しいことだ。
それでも基本的に女性というイキモノはドライだから、メンスと一緒に僕に対する想いも記憶も流れていればとは思う。それならせめても救いがある。
それに人間型の恋人がいなくなれば、もう誰かが悲しい思いをすることもない。
これは結局、自由の利点だろう。
211015
副反応。発熱。38.5℃、左腕に強い痛み。他も部分的に痛む。
筋肉痛とも関節痛とも違う、不思議な種類の痛み。
強く力を入れたり、強い圧が掛からなければまったく何の痛みもないのに、ひとたび力が掛かると、骨でも肉でもないぼんやりとした広い範囲に、くっきりとした痛みが走る。どこから、でもなく、いつまで、でもない。つかみどころのない、しかしはっきりとした痛みだ。
まっすぐ歩くことが出来ない。
211016
弟子を怒らせる。
弟子は自身に対する他者の認識の上で「正しい」とされる状態でないと気が済まない性分なので、ついムキになってからかってしまった結果である。
(より具体的には、交通事故に遭ったらしいのだが、その状況について、情状酌量の余地がないということを淡々と押しつけてしまった)
しかし僕は基本的に「自分は正しい」とか「自分は正しいことをしようとしている」と、確信を持っている人間や思考が大嫌いなのだ。
夜は体調が回復してきたので、買い物に出かける。
味噌汁をこのところたくさん作ったので、水がなくなりやすい。
211017
昼頃、突然BPがやって来る。どうやら見舞いだったらしい。
僕は「EVE Online」を元気にプレイしていたので、見舞いというほどでもなくなってしまった。
2人でそれぞれゲームをして過ごす。
BPの母上が、なぜか手作りの料理をお裾分けにいらっしゃる。
拝顔するのは15年ほどぶりか。
しばらくゲームをして過ごしたいからブログは書かないかもしれない。
俺は死んでいないから安心して眠れ。
