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TITLE:
知性は無秩序の源流。
SUBTITLE:
~ Freedom! / Freedom! ~
Written by BlueCat

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::なぜ古代では秩序が保たれ、なぜ現代(十六世紀)では無秩序が支配しているかの理由解明は、これまた簡単である。
 すべては、昔は自由人であったのが、今では奴隷の生活をするしかないことにある。
 前にも説明したように、自由に生きることのできる国では、社会全体が繁栄を享受できるようになるとは、歴史が示してくれる真実である。
 そのような社会では、結婚を避ける傾向もなく、財産を減らすおそれももたずに子孫を増やすことができたので、人口は健全な増え方をしたのであった。
 親たちは、自分の子が自由な社会に生き、それゆえに才能さえあれば、指導者階級に属することも可能だと信ずることができたから、子の生れるのを喜び、その子たちの養育にも力を入れることができたのだ。
 
 
 

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210728
 
 僕は(自称)思想家(笑)である。名刺はまだない。
 思想家というのは実業家ではないから、何をしなくてもよいようである。
 現実世界で何らかの実体を具現する必要がない。
 思想家は富んでいるか貧しているかを問わず、根本が自由なのである。
 
 じつに僕はだいたい昼寝をして暮らしている。
 まさに種同一性障害(種族自認が猫である)の先に障害を乗り越え、ようやくたどり着いた境地である。
 相変わらずテキトーなことばかり書いている。
 
 冒頭の引用は塩野七生さんの「マキアヴェッリ語録」からのものだ。
 古代(おそらくローマ帝国時代だろうか)に秩序があり、十六世紀には秩序がないとは、どういうことなのだろう。
 古代になればなるほど、人間は不自由であったと僕は思っている。
 しかし僕は古代に生きたことがなく、十六世紀に生きているわけでもない。
 まったくいずれも体感として理解しておらず、また不勉強ゆえに知らないことでもある。
 
 奴隷ということで考えれば、いずれの時代にも(もちろん現代の日本にも)奴隷というものは存在している。
 もちろん現代日本は民主主義国家であり法治国家であるから、奴隷という名称こそ冠されていないかもしれないが、意味的奴隷は昔から存在している。
 
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奴隷:
①人間としての権利・自由を認められず,他人の所有物として取り扱われる人。所有者の全的支配に服し,労働を強制され,譲渡・売買の対象とされた。古代ギリシャ・ローマのもの,近代の北アメリカの黒人奴隷など。中国や日本古代の奴婢(ぬひ)もその一種とされる。
② 下僕。しもべ。
③ あるものに心を奪われて自主性を失い,行動を束縛されている人。「金銭の―となる」
[Apple辞書アプリ(スーパー大辞林)による]
 
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 日本は資本至上主義国家であるから、われわれは等しく金銭の奴隷である。
 我々は経済なくしては、にぼしのアタマをかじることすら許されない。
 ワタクシも奥様(仮想)のお目こぼしにあずかっているからのんびりぼんやり昼寝をして暮らせているわけであり、そうでなければそのあたりの暗渠に朽ちていることだろう。
 
 またその経済というにぼしにありつくためには、基本的に労働に従事する必要があり、経済を所有することが暗黙に義務化されている(生活保護受給者だって、経済を所有し使用する仕組みに組み込まれている)以上、雇用される者は、ときに雇用する者の不当な権力に屈することが妥当と ── ときにその雇用される者本人によって ── 判断される場合があり、雇用される者同士で無意味な競争が発生することもある。
 
 かくして人間の権利と時間(生命そのものの一部は生命そのものである。人生の一部が人生でないという者はいないだろう)は経済によって交換されている。
 その交換は自主的であるか? 自由意志によるものか?
 いや、その交換は ── 先の経済所有・使用の義務により ── およそ義務化されていて、すなわち人は支配者階級に経済を通して所有され、譲渡・売買の対象になっている。
 たまたま「譲渡・売買」の意志的主体が(原則としては)奴隷自身であるというだけであり、社会や支配者階級による恣意的な誘導がないとは言い切れない。すなわちそれは仕組みとして組み込まれている。
 
 ゆえに社畜などという言葉が生まれたのである。
(もう背中が痒いので、真面目なことを書くのが苦痛になっています)
 
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 奴隷が奴隷と気付かず、またその数が潤沢であれば、奴隷たちはそれを自由と誤認することができた。
 すなわちそういうことだろう。
 古代の方がきっともっと不自由で、人々は自由を知らなかったから不自由であることを知らなかったのではないか。
 よって自由というものが危うい綱渡りを永続させられる仕組みは、かつて存在したためしもなく、今なお構築されていないのではないか。
 この自由という言葉は、そのまま民主主義と置き換えてもいいだろう。
 
 経済の奴隷たる人々が経済に貪欲になるのは、それが自分自身を買い戻すために必要な、自由を手に入れる切符だからだろう。
(機械の星に連れて行かれないといいのだけれど)
 そしてその仕組みの根本的なメカニズムを嫌って、反経済主義者がレジスタンスを試みるものの、それはうまくいかない。
 経済はひとつの秩序として機能しているからだ。
 
 そもそも奴隷たちが何故ある日突然「自分たちが奴隷である」という自覚を持ったのか。
 不意に起こる自我。すなわち知性と知識。
 情報が奴隷を自覚させたのだ。覚醒させたのだ。
 ワタクシは誰かのエサを探し歩いてその獲物の良し悪しを自慢しているが、結局そのおこぼれにあずかる身の上であると。そういう身上でしかないと。
 ために何かして、より大きな獲物を手に入れることこそが能力であると競争するようになる。
 実際には何もしないで獲物の大半を手に入れることも立派な能力なのだけれど。
 
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 情報によって知性のステップを無理矢理上らされた人間は、己が思ったほど自由でないことを知るのだ。
 そしてそのとき、無邪気さに支えられていた秩序が崩壊する。
 
 ああ、知性の果実よ。
 それが邪気を祓うほどの、無知から完全に脱するほどの、力を持っていたならそんなことにはならなかろうに。
 
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 気がつけばオリンピックなる行事が行われているらしい。
 僕がバイトに駆り出されたのも、それによって祝日が後付けで(!)変更になったらしく、それが遠因にあるらしいと教えられた。
 
 そこでは経済やら正義やらが、また横行しているらしい。
 それらは実体を持たない。人ひとりひとりの中にある、概念。すなわちヴァーチャルな存在だ。
 この世界は知性のステップが上がったことによって確実に、無秩序への階段を上ったことになる。
 
 平和も愛も平等もヴァーチャルだから、人から人へ伝播する中で少しずつ、その色合いを変えてしまう。
 その野放な設計図にカタチを与えられる技術者を、世界は未だに見つけていない。
 しかし無知によって支えられていたかりそめの秩序が崩壊するならば、知性によって構築された正しい秩序もまた存在しうるだろう。
 秩序とはヴァーチャルではなく、実体を持つものであり、その状態を示すからだ。
 また、かつて存在しなかったものが誕生するとき、それは発明と呼ばれる。
 概念や原理であれば発見と呼ばれるが、発明は実体を伴う。
 
 次の知性の果実は、いったい誰によって与えられるのだろう。
 そうなのだ。
 無知なる奴隷どもは、今も口を開けて待っているのだ。
 知性の果実を。
 やがて己が翼で羽ばたく日が来ることも知らずに。
 
 
 
 
 
 
 

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::歴史は、われわれの行為の導き手(マエストロ)である。
 だが、とくに指導者にとっては師匠(マエストロ)である。
 人間社会には、相も変わらず同じことを考え、同じことを望む人間が棲んできたのだ。
 社会構造が変わっても、誰かが支配し、誰かが支配され、ある者は喜んで支配され、他の者は不満たらたらで支配されるということならば、なにひとつ変化はなかったのである。
 そして、それに反逆した者も結局はもとのさやにもどるということでも、同じなのだ。
 
 
 

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[出典]
~ List of Cite ~
 
 
 文頭文末の引用は、
「マキアヴェッリ語録」
(著作:塩野 七生 / 発行:新潮文庫)
 によりました。
 
なお、引用文中のルビ文字は『()小括弧』にて記述しています。
 
 
 
 
 

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[NEXUS]
~ Junction Box ~
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[Engineer]
  -青猫α-/-黒猫-/-銀猫-
 
[InterMethod]
  -Algorithm-Derailleur-Diary-Ecology-Life-Link-Mechanics-Technology-
 
[Module]
  Convertor-Generator-Reactor-Transistor-
 
[Object]
  -Human-Koban-Tool-
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[Cat-Ego-Lies]
-青猫のひとりごと-:-Webストリートを見おろして-
 
 
 
//[EOF]