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ポトフはゲーマーごはんとして本当に最適なのか。

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~ potaufeu. ~

Written by BlueCat


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 コロナウイルス検査のトーナメント、その頂上決戦の会場といえば保健所である。
(不適切な表現について、この場を借りてお詫び申し上げます)
 いくつかの病院をたらい回しにされ、ようやく再検査をしてもらえる、と思ったら保健所に行かされた。

 ああ、賢明な読者諸氏ならこの軽口から容易に想像がつくだろう。
 結果は陰性だった。

(当日に結果が分かるものではないため、結果が出てからこれを書いています)

>>>

 究極のゲーマーごはん、それはポトフだ。
 と以前、書いたことがある。
 いまいち信憑性に欠けたのだろうか、ゲーマーたちがポトフを作ったという報告を聞かない。
 そもそもポトフはゲーマー食として不適だったのだろうか。否、断じて否。
 これまでの経験上、ポトフほどゲーマーがゲームをし続けるに適した食事はない。
 なかった。
 なかったはず。
 なかったと思う。
 違うかな。
 僕たちはどこかで道を間違えちゃったかな。
 あれから僕たちは何かを信じてこれたかな。

 ポエジィにまとめている場合ではない。

 ポトフだポトフ。冬の間は忙しかったから、磯野〜! ポトフ作ろうぜ〜!

 そのようなわけで検証も含めてポトフを作ることにした。
(単に食べたくなったのだが)

 

>>>

 

 ゲーマー諸氏はよく考えてほしい。

 コンビニごはんだって、まぁ悪くはないだろう。なにせスピーディだ。

 作る手間はないし、片付けも必要ない。

 

 いや果たしてそうかな?

 たしかに作る手間は掛からないが、ゴミは発生する。

 諸君がゲームをしながらご飯を食べても、ゴミは発生し、それは収集日にゴミステーションに運び出さなければならない。

 ゴミが増えれば増えるほど、諸君がゲームに使える時間は損耗する。

 

 それにコストだ。

 コンビニごはんは手軽で早い。しかし高い。自炊しろ。

 自炊して、浮いたお金で新しいソフトやハードを買え。

 中古屋に行くな、新品を買え。

 転売屋を避ける意味でもオンラインで買えばいいと思うぞ。

 携帯端末ゲーム(いわゆるソーシャルゲーム)なら課金しろ。ただし、ほどほどにだ、約束だぞ。

 

 コンビニが儲かっても仕方ないのだ。

 僕らゲーマーにとって、儲かってもらうべきはソフトメーカーだ。

 ハードメーカなんて放っておけ。

 人間は、どんなハードでもそれがプログラマブルなコンピュータならゲームを作る。

 俺ならExcelでもゲームを作れる。俺にできるならオマエにだってできるだろう。

 道があるから人が歩くのではない。人が歩いた、そこが道になるのだ。

 

>>>

 

 話を戻してポトフだ。

 とにかくレシピサイトなんて見るな。

 そこにあるポトフの作り方はだいたいニセモノだ。

(過剰な発言について、この場を借りてお詫び申し上げます)

 

 材料はテキトーな野菜。塊肉。砂糖と塩と胡椒、お気に入りのハーブくらいだ。

 コンソメだとかブイヨンだとか鶏ガラスープだとかは要らない。

 よく考えろ。

 ブイヨンだのコンソメだのというものは、ポトフから取り出したスープやそれをベースにしたスープ料理のことだ。

 どうしてポトフにそんな調味料を入れるのだ!(ばーん!)(←テーブルを叩く音)

 

 ……コホン。

 可能ならホンモノの燻製肉があってもいいが、そんなものをオマエたちが持っていたり用意できたりすることはまずありえないので期待していない。塊肉で十分だ。

 

 野菜の中で絶対に必要なのはニンジンと玉ねぎだ。

 なにニンジンが嫌いだと? じゃ、ニンジンは食うな。ただしそれでも絶対に入れろ。

 ニンジンと玉ねぎのないところに黄金色の美しいスープをまとったポトフの実現はあり得ない。

 オマエたちもゲーマーの端くれならコントローラにはこだわりがあるだろう? それと一緒だ。

 素晴らしいプレイは素晴らしいコントローラがあって始まる。

 ポトフはニンジンと玉ねぎがあって始まる。

 ダシを取ったあとのニンジンを捨てるのが忍びないというなら黙って食え。

 食えないなら犬か恋人か友人にでも食わせればいい。

 ただし玉ねぎは食わせるな。だいたいの4本脚の動物にとって、ネギは毒だからだ。

 

 まず鍋だ。鍋を用意しろ。
 オマエの家で一番でかい鍋を持ってこい。できれば3Lくらい入るものがいい。
 俺が持っているのは片手持ちのアルミ寸胴3Lオーバーだ。値段は7k円くらいしたが厚みがあって煮込み料理に比類ない効力を発揮する。
 ラスボス前の最強の武器くらい強い。
 カレーだってこれで作れる。そのくらい強い。

 

 何もなければ土鍋でいい。

 

 なんだとぅ?!
 寸胴もなければ土鍋もないだとぅ?
 ホームセンターで最低でも1Lの鍋を買ってこい。できれば2Lだ。
 この際、雪平(ゆきひら)鍋でもいいが、なるべく大きくて分厚い鍋がいい。
 しかし分厚い鍋は高いから、覚悟はしておけ。
 
 そこにニンジンを並べる。
 鍋の底に半分くらいがベストだ。ニンジンが1本入らない場合は仕方ない。鍋に収まるくらいのギリギリを狙って切れ。
 大きな鍋なら写真のように、ヘタと先をわずかに切って洗うだけでいい。
 皮なんか剥くな。時間が惜しい。
 3本を袋から出して鍋に入れるまでに掛かる時間は2分程度だ。
 
 ジャガイモは今回食べたかったので買った。
 ニンジンもそうだが、皮が気になる人は剥いた方がいい。
 しかしオマエらはゲーマーのはずだ。時間は金より価値があるものだ。
 皮なんか剥くな。時間が掛かるしゴミ処理の手間が増える。
 いいか。
 ポトフを作るのに、余計な作業は不要だ。
 どうしても気になる場合や、物理的に不可能な場合(こんな大きなニンジンなんて、そんなの入らないよぅ(>_<)。といった場合)は、皮を剥いて食べやすい大きさに切った方がいいが、試したことがないなら、皮付きで試した方がいい。あんがい皮が美味いぞ。
 なに農薬が気になる?
 コンビニごはんを食べているオマエらが気にするようなことか。
 添加物がそんなに気になるなら自炊しろ。え、もうしてるの? すごいね君。
 
 
 玉ねぎを入れて水を入れればこんな感じだ。
 他にも里芋をいれたり、カボチャを入れたり、キャベツを入れたり、白菜を入れたり、なんだっていい。ポトフと書いて自由と読む。そのくらい、好きなものを入れていい。セロリを入れたりすると、いかにも料理ができるふうで格好がつくし、肉の臭みを抑えて風味も増すぞ。俺は買っていないが、セロリが嫌いなわけじゃない。むしろ好きだが買い忘れたんだ。格好を付け損ねたんだよ。
 
 
 
 次いで肉だ。
 塊肉がいいぞ。むしろ塊肉じゃなきゃダメだ。
 今回は牛と豚を買った。どっちも旨いスープになる。塊肉ならなんだっていい。鶏だってあっさりしたスープがとれるから構わない。好きにしろ。
 もも肉よりも、肩ロースだとか、赤身と脂身のバランスがいいものを選ぶといいが好きにしろ。繰り返すがポトフは自由だ。自由の象徴だ。
 
 
 発情期の飼い猫が俺の足に絡みついたりするから、足下に気をつけろ。
 
 
 
 塊肉は、そのまま使ってもいいが少しは切れ。俺は切る。
 でかい肉塊が、そのまま入るとは限らないからな。下ネタじゃないぞ。
 参考に缶ピースを置いてみたが、こんなのは好みだ。好きな大きさに切れ。
 皿に盛ってからナイフで切って食べる方が美味しいと思うから、俺は肉も大きめに切るが、一口サイズがダメだと言うつもりはない。
 スープに旨味が抜けやすくて、下ごしらえに時間が掛かるだけだ。
(加熱時間は少なく済むが、熱管理がむつかしくなる)
 いいか。料理を食べるためにポトフを作っているのではなく、ゲームをする時間と金を生み出すためにポトフを作っているということを忘れるな。
 オマエたちは料理をしている間もゲーマーなんだという事実を知れ。そして誇れ。
 
 切った塊肉は、ボウルか何かに放り込んで、上から胡椒をかけて全体になじませろ。
 ここで塩は必要ない。
 
 
 肉も鍋に放り込め。
 塩を1Lに対して小さじ1弱くらい入れろ。ひとまずは少なめでいい(俺のは3Lなので小さじ3)
 砂糖も入れろ。上白糖なら2Lに小さじ1くらいか。
 俺はきび砂糖を使っている。1Lに小さじ1弱だ。つまり塩と同量でかまわない。
 
 玉ねぎの根の部分をえぐり切ってあるので、その穴に入れてしまっても構わない。
 もちろんそんな遊びをする必要はないが、ゲーマーなら試してみたくなることもあるかもしれない。ないならしなくていい。
 いちいち混ぜ溶かす必要はない。放り込んだら作業終了だ。
 
 
 弱火で火を付けろ。
「こんなことで火が通るのか?」というくらいでいい。
 写真の状態は、これでも少し火が強い。
 いっそのこととろ火でいい。
 ポトフを作っている間、オマエはゲームをするのだ。
 ゲームして、途中で疲れて寝てしまうかもしれない。
 ポトフを作っていることを忘れて、シャワーに向かってしまうかもしれない。
 恋人が突然やってきたため、ゲームそっちのけであーんなことやこーんなことをすることになってしまうかもしれない。
 それでも大丈夫な火加減にしろ。
 鍋が2L程度だったり厚みがないなら、とろ火のほうがいい。
 アナログコントローラで絶妙な操作をするように、何時間放置しても大丈夫なくらいの、微かな調整を怠るな。
 
 
 
 裏庭で拾った葉っぱ。ではなくてこれはローリエ(月桂樹の葉)だ。
 3Lだからって5枚も入れるな。多いぞ。
 あと、業務スーパーに行くと500gくらいのものが格安で売っている。
 枯れていたり割れていたり虫食いの穴が空いていたりするが、虫が付いているわけではないしドバドバ使えるし、何より安い。
 ただし。
 500gものローリエを使いきるまでにオマエの寿命が尽きる方が早い可能性もある。
 少なくとも俺は5年前に買ったローリエがあと20年は保ちそうだ。
 密閉袋に入れて保存しろ。
 
 
 
 木の落とし蓋でもいいが、オマエたちはゲーマーだろう。
 アルミホイルを使え。
 くしゅくしゅ、ってして、もう一度広げて、上からかぶせればいい。
 落とし蓋の熱科学的な効果については、勝手に調べろ。
 このアルミホイル方式は、アルミの凸凹にアクが集まるから、アク取りがラクだ。
 アク取り目的だけにこれを使うこともあるくらい便利だ。
 
 ここまでの調理に掛かる時間はだいたい30分だ。
 鍋の大きさや材料の多さ、皮を剥いたり切ったりする手間によって、時間は変わるだろう。オマエの料理スキルにもよるが、気にしなくていい。
 
 大事なことは、鍋の大きさだ。
 30分で3Lのポトフを作ると、だいたい2日から3日間、一人分の食事として食べ続けることができる。
 1日あたりの調理時間は10〜15分だ。
 栄養は見るからに「野菜摂っててカラダに良さそう」だろう? 実際は分からんが。
 
 

 

 煮込んでいる間、ゲームをするもよし、恋人とぱやぱやするもよし、その最中に別の恋人が来てしまって、仕方ないからちょっと待ってもらって追加でぱやぱやするもよし、シャワーを浴びて眠ってしまってもよし、目が覚めたら(だいたい2〜4時間後。鍋の大きさと火加減による)出来上がっている。

 できれば2時間に1度くらいは鍋の様子を見に来てもいい。こなくてもいい。

 定期的に確認するならキッチンタイマを使え。

 俺は最後にトマトを入れた。皮なんか剥くな。オマエはゲーマーだろ? 俺はゲーマーだ。中に放り込んだトマトは勝手に皮が剥けるのだ。

 

 俺の作ったスープは今回濁っている。

 これは大成功とは言い難いが、大失敗ではない。

 とろ火で作ると、だいたい間違いなく澄んだスープをまとったポトフができる。

 そういう大成功なポトフは、化学調味料や圧力鍋でぐつぐつに煮込んだものとは別次元の味がする。食えば分かる。

 煮込み時間は4時間ほどを見込め。ゲームやぱやぱやをしていれば苦にもならなかろう。

 なんなら昼寝をしたっていい。

 芋類や玉ねぎ、ニンジンにちゃんと火が通っているかどうか、箸か串を刺して確認しろ。ちょっと食べてみてもいい。

 

 スープの塩味が足りなければ足せ。

 全体のバランスが悪かったり、とがった味がする場合は、めんつゆか砂糖少々を足せ。

 塩味が強い場合は、このまま生卵を洗って、鍋に放り込め。

 1時間ほどで茹で上がるから、それを取り出して殻を剥いて入れろ。

 一晩経てば、ゆで卵が塩分を吸う。

 

 まだ空腹になっていないのか。

 この香りに抗えるのか、オマエは勇者だな。

 もう少しゲームをしたいか。

 いいだろう。

 火を止めて、1時間くらいゲームの続きをプレイしよう。

 あるいは恋人とのプレイを再開してもいい。好きにしろ。

 鍋の熱が引いたら、好みの温度に温め直せ。

 温めるときも強火にするなよ。

 

 ところで何故いちど冷まして温め直したのかって?

 いい質問だ。

 ポトフが旨くなるからだ。

 ざっくりと厳密にいえば、スープと具材の浸透圧調整が行われて、調味料の味は具材に、具材のエキスはスープにそれぞれ移動する。

 

 熱が入っている間、具材には味が浸透しにくい。

 具材に閉じ込められた水分子の運動量が多いため、浸透圧調整を阻害するのだ。多分な。思いつきだから信じるなよ。

 それにほら「カレーと女子は、ひと晩寝た方が美味しい」なんていうだろう。いわば「ひと晩寝ていない女子は美味しくない」というわけだが、あんなのは嘘だ。

 

 いちど熱を冷まして、もう一度上げる。それでいい。それだけでいいんだ。

 いわばギャップ効果だな。恋愛の話と料理の話を一度にしようとしているわけではないし、ネタでもない。

 冷ました後に温めろ。その冷却期間は有効に使えるし、そのうえ料理は旨くなる。恋愛が上手くいくかは知らん。

 

 深皿に盛って、ゲームをしながら食え。旨いぞ。

 ナイフとフォークで気取って食ってもいいが、箸とレンゲでもいいぞ。

 箸で切れない具材は、まだ火が通っていない具材だ。鍋に戻して煮直せ。

 

>>>

 

 それとこれからの季節は気温が高いから、食べ終わったら冷蔵庫で保管しろ。

 夏になったら、冷たいポトフがまた旨いぞ。

 

 わかったか。

 これがゲーマーのためのポトフの全容だ。

 

 調理時間は最小限。手間は掛けなくても大丈夫。

 調味料も少なかっただろう。塩と胡椒と砂糖だ。

 ローリエなんてなくても大丈夫だ。

 最初の火加減にだけ注意しろ。小さい鍋ならキッチンタイマは必ず使え。

 途中でぐつぐつ煮立っていたら大成功とはいかない。

 もっと弱くするんだ。ギリギリを狙え。オマエならできるはずだ。

 オマエは何者だ。そうだゲーマーだ。クリアできない目標などない。

 

 これらはいわゆる流行りの低温調理のうちだろう。

 ちゃんと火が通るには結構な時間が掛かる。

 その時間が料理を旨くするし、その時間がオマエのプレイ時間として有効活用できる。ナニをプレイをしているのかは知らんし興味もない。勝手にしろ。

 

 皮を剥かなければゴミも出ない。

 食材もさほど高くなかったはずだ。

 ブイヨンだのを買うより、似非燻製肉を入れるより、ずっと経済的で滋味あふれる味が楽しめるだろう。

 

 そしてゲームを続けろ。

 オマエたちはゲーマーだろう。

 そして新しいゲームを買え。

 オマエたちはゲーマーだろう。

 
 



 


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