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// TimeLine:<2020-12-06>
// NOTE:ネットワーク設定が終わる。家がとても寒い。
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TITLE:
201206 ルータが届いて困る。
Written by 工場長
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//[Body]
* [家が寒い]
薄々感づいてはいたが、この家は断熱材が一切設定されていない。
屋根裏にグラスウールさえ敷いていない様子だから、必然といえば必然である。
しかもその上(家人か大工の趣味かは知らないが)やたらと窓が多く、そのほとんどが、床から天井まである大きなものである。
ガラスを割った場合の修繕費を考えると恐ろしい。
それより何より、シングルガラスのアルミサッシなので断熱性能はほぼ皆無だし、昼は眩しく、夜はセキュリティレベルが低い。
一面が完全な壁になっている部屋がない。
誰の趣味かは知らないが、必ず、戸か窓か収納がある。
縁側にある廊下など始点から終端までサッシである。そこは半分以上、壁にしておけよ。
おかげさまで、床板は熱と紫外線で表面が朽ち始めている。
レースのカーテンしか設定していないことなど、僕からすれば狂気を感じさせるが、このあたりの改善は後手に回している。所詮廊下だし。
* [ルータが届く]
メールチェックしていたらルータが「配達済み」と届いていた。
慌てて調べると、たしかに納屋の外のテーブルに置き配されていた。
「不在時は倉庫の作業台に置き配可」と住所欄に書いているのは確かだが、呼び鈴を鳴らされた覚えはまったくない。
以前勤めていた運送会社なら間違いなくクレーム案件であるが、まぁ荷物は届いたしメールでチェックできたので問題ない。
郵便受けを確認したところ、不在通知も入っていない。配達票からしてもヤマトではなさそうだ。
ルータの設定にずいぶん苦労した。
僕は(携帯端末のメールドメインを Vodafone から変えたくないというだけの理由で)Softbank ユーザなのだけれど、純正ルータでないとIPv6 を利用できない。
そもそも僕は今日までインタネットプロトコルなんてろくに知らなかった人間である。
そこに加えて Wi-Fi 環境の専門用語まで飛び出す始末。しかもルータに付属しているのはぺらぺらの「続きはWebで」という説明書。
Webに繋ぎたくてルータを買った人なら、自殺しかねない展開である。
* [どうすればいいのか]
○[光回線ユニット]ー[Softbank光専用ルータ(Wi-Fi 機能停止)]ー[市販ルータ(Wi-Fi 機能あり)]と接続する。
○「SB専用ルータ」側でDMZ転送IPアドレスを設定し、そのアドレスポートを市販ルータ側の(手動)接続IPアドレスに設定、ゲートウェイには「SB専用ルータ」のアドレスを指定する。
○「市販ルータ」側の IPv6 設定は「自動」で「デフォルトゲートウェイに設定」する。
市販ルータだけで接続すると、プロバイダ(Softbank)と専用ルータに阻まれて、IPv6 接続は実現しない。
( 実測で ── IPv6 に対して IPv4 のみになって ── 回線速度は半分以下になった。
自分で書いていても、昨日の自分に理解できる気がしない。
「IPv4」は、現在主流の帯域の狭い通路で、「IPv6」は帯域の広い新しい通路だと思えばいいかもしれない。
ところがプロバイダ側で「専用ルータ(レンタル代は月500円ほど)を使っていないとIPv6 への通路を確立させないよ」となっているため、市販ルータだけではどうやっても IPv6 を通れない、というわけ。
しかし僕は、市販ルータを介して、Wi-Fi で各デバイスが自由にアクセスできるストレージを使いたいし、Wi-Fi 通信速度が上がるなら、それも実現したい(そのためにルータを買ったのだ)。
分からないまま、Web上でそんなこんなの情報を集め、分からない用語満載のマニュアルを読みながら(半日以上進捗せず、ふて寝したりしつつ)完了させた。
* [どうなったのか]
ネット上の接続速度テストは、サイトごとにかなりばらつきがあり、当然ながら測定のタイミングでも計測結果にばらつきがあるため、一概にはいえないが、だいたいこんな結果になった。(いずれも Wi-Fi であり、有線LANは試していない)
○ IPv4 DL:100Mb/s UL:100Mb/s
○ IPv6
SBルータ DL:250〜400Mb/s UL:200〜250Mb/s
市販ルータ DL:300〜500Mb/s UL:200〜300Mb/s
数値が高い方がすごいらしいが、どうすごいのかは分からない。
500Mb/s という測定値(正確には499)については(1/5くらいの頻度で見たけれど)、たぶん何かの間違いだろう。
市販ルータをターミナルにして、速度が上がる理由は、なんとなく理解しているけれど、そんな説明は誰も求めていないだろうからしません。
* [このルータの使用感はどうなのか]
今回購入したのは、Synology社 の「MR2200ac」というモデル。
僕は以前のプロバイダの時から純正ルータ以外のものを使ったことはないし、ハイエンドな市販品の価格を見て驚いているくらいLAN環境については疎いから、初めて買うにはちょっと冒険だったような気もする。
有線LANポートはWAN(入力というべき?)用が一つ、LAN用がひとつ。計2つだけ。
ただし Wi-Fi 機能は強力なようで、5G+5G+2G帯域、3チャンネルあるらしい。目に見えないから分からないけれど。
ルータの設定(特に今回のようなケース)は、かなり上級者向けのように感じた。
(僕があまりに初心者なので、そう感じるだけかもしれない)
なにせSB専用ルータは、ケーブルを刺すだけでIDなどの入力すら省略できる。
にもかかわらず両方のルータを使用しなくてはならず、それぞれのルータで専門用語やその概念系にぶつかる。
僕のような門外漢にとっては、けっこうハードだった。
しかし少しでも分かる人、あるいはこれからきちんと身につけたい人には、とてもよいルータだと思う。
価格は15k円ほどで決して安くはないし、有線LANポート1つというのは少ないと(僕は)思う。
けれども Wi-Fi が主流になっている現在のコンピュータ環境において(僕のMacBookには有線LANポートがない)トライバンドであることはハード上の大きな魅力であろうし ── 、ソフトバンク専用ルータの末端に接続しても、Wi-Fi の速度が上がる(Wi-Fi の性能が純正ルータは比較すると低いということ)事実を考えると、そうした(ソフトバンク光特有の)制約を受けたネットワーク環境であっても導入する価値があるということだろう。
さらに設定画面は(当然ブラウザからアクセスするのだが)GUIベースのよくあるOSのようなインタフェイスで、ルータ内部にさまざまなアプリケーションが存在し、メーカが提供しているアプリケーションをダウンロードして機能を追加することも可能である。
不正なアクセスなどを監視するためのログやブロックリスト機能もあり、内部にヘルプが存在していたり、各種アップデートやリブートスケジュールも任意にできる。
ペアレンタルコントロール機能もあれば、擬似的NAS機能(USB3.0 なので、LANほど速くはない)もある。
むしろ「何がないのか」といって、有線LANポートくらいしか僕には思い当たらない。まぁ、何も知らないわけだけれど。
非常に多機能で、サポートもしっかりしていて(更新は、数ヶ月に一度はあるようで、更新がある場合ルータからメールを自分宛に発信することもできる ── メーカから宣伝じみたメールは望まない限り来ないということ)、セキュリティも含めた管理におけるユーザ体験は非常に透明感があって気持ちがいい。
Softbank光のように、ブラックボックス化した純正ルータをユーザ体験の前提にするのは、たしかに知識のない人でも簡単に使える点では親切だろうとは思う。優しいとも思う。
ただし不透明なことによる不快感は ── 僕のような奇人にとっては ── 拭えないものでもある。
とにかく24時間以上かかってようやく設定が終わった。
(実のところ、最終的にはソフトバンクルータも Wi-Fi を有効にして使っている。)
あとは、外付けHDDドライブの設定をするだけである。
── ただ、少し疲れたのでしばらく休みたいというのが本音でもある。
* [エピローグ]
夕刻からワークアウト。
この1週間以上、ずっと鍋をしている。
湯豆腐のつもりが、徐々に具材が増えてしまい、鍋のようになってしまった。
僕にとっては「具が増えた湯豆腐」なのであるが、そんなものは邪道でもある。よってこれは「鍋」であると考えることにした。
冷凍の、いい感じの牡蛎をまとめて買ったので、5個くらいずつ使っている。
牡蛎が好きなので、最初8個くらい入れたら、鍋の中が濁った上に、途中で食べ飽きてしまった。
ものごとは少し足りなくて、もうちょっと欲しいくらいでやめるのがいいのである。
牡蛎に飽きると、手羽元(これはまとめ買いしたものを自分で小分けに冷凍してある)を入れる。
僕はスーパーで大きなパックに入っている肉を買って、自宅で小分けに冷凍することが多い。
キノコも安いときにまとめて買って、下処理したものを冷凍保存する。
豚小間は以前からビニル袋で野菜炒め1回分か、豚汁1回分程度の量で分けていたのだけれど、今回「インスタントうどん1回分」をラップで小分けして冷凍し、保存袋でまとめて保管するということを始めた。
最近、食肉の量が減っているので、この「かなり小さい分割」は、手間が少々かかるが、とても便利である。
今日も猫の写真を見たいだけなんだろう?
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