201121
最近あまり、ゲームをしている時間がない。
いや、時間ならある。
たぶん自由な時間の潤沢さにかけて、僕は平均的な人よりも格別に裕福である。
しかし目覚めて部屋のリフォーム作業をして、解体したり掃除をしたり、廃材を焼却炉で燃やしていると、あっという間に半日が過ぎる。
汚れてしまったらシャワーを浴びる。
ときどき事務処理がある。
疲れると昼寝をする。
体力と気力があればワークアウトをする。
晩ごはんを作るときは週の半分くらいである。
いずれにしても貴重な一食だ。味わって食べる。
眠くなって寝てしまう。
これである。
結果として、ゲームが進まない。
もっともシーケンシャルにストーリィが進捗するようなゲームを好まないので、進まないというよりは、ゲームの世界に遊んでいないのである。
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今日は個人的な音楽の話。
大石昌良さんのことを知ったのは「けものフレンズ(第一期)」がきっかけだったが「けものフレンズ」を見たのもかなり一般から遅れて、全話放送が終了する頃だった。
(いかんせんTVに繋ぐアンテナケーブルを持っていないので、TVを見る機会が5年ほど、ほぼなかったため、ネットで見る必要があった)
第一話のCGのひどさには苦笑したが、次第に好きになった。
何の気無しに聴いていたオープニング曲が、じわじわとボディブロウのように世界を表現してゆく。
気がつけば歌えるようになっていて(なんだかいい歌詞だなぁ)とさえ思うようになっていた。
最終話のオープニングの挿入の仕方など、第一話と同じスタッフが手掛けたとは思えないほどだ。
ギターで弾けたら楽しいだろうなぁ、と大石さんが弾き語る動画を見て(こらアカン)と諦めた。
何事も諦めが肝心だ。
そのあとは、あまり気にしていなかったのだけれど、ふとしたきっかけで「トライアングル」を聴いてびっくりした。
ギターでこんな演奏ができるのか! これができたら楽しいだろうなぁ、と思いつつ(さすがにこらアカン)と諦めた。諦めは肝心だ。
(間奏を見て言葉を失った)
スレスレでも弾けそうなのはないかなぁ、と思って見つけたのが、演奏解説動画の見つかった「君じゃなきゃダメみたい」である。未だに間奏まで辿り着かないままおわってしまう。1番歌えればいいじゃない? 的な。
少し弾けるようになってから、アニメも見た。
めっちゃ面白かった。
(感想文が小学生)
(イントロが満足に弾けるまで、半年かかった)
それで、大石昌良さんのことをどう思っていたかと言うと、この時点でなお、どうも思っていなかった。
アーティスト。音楽クリエイタ。ギタリスト。
才能と運に恵まれ、高い表現力で現実世界にモノを生み出す努力を惜しまず、多くのファンに認められて、作った作品で経済的自立をしている人。
それだけだ。
楽曲は好きだとしても、技術に憧れたとしても、僕にとってはどうでもいい、ただのアーティストでしかなかった。
しかし、ずっと(退屈そう)という理由で敬遠していた「ピエロ」という曲を聴いて、涙が溢れるくらい驚いた。
こんなに楽しそうに歌う人は、歌が大好きな人なのだ、と思って嬉しくなった。
(どこがアドリブか分からない)
(おなじみのメンバー紹介が楽しい)
以来、大石昌良さんの曲は、カバーも含めて聴いてしまう。いい声だ。
僕自身のギターの技術なんてどうだっていい。
楽しく弾けて歌えればそれでいいんだ、と思った。
(どうせ誰にも見せないし、聴かせないのだから)
昨今、結婚したと聞いたとき、古い友人の結婚の話を聞いた時より嬉しく思った。
僕は立派なファンである。
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さりとて、ギターの練習もしばらくしていない。
3日していないと1ヶ月前のレベルに戻ってしまう。
1ヶ月弾かなければ1年前だ。
リフォームは楽しいが、たまにはギターも弾こう。
阿呆みたいに難しいけれど、だから余計に弾くことも歌うことも楽しい曲が、たくさんあるのだから。

