201115

 春頃から、NaClO(次亜塩素酸ナトリウム)水溶液 500ppm と 1000ppm をスプレーボトルに入れて使用している。
 NaClOは、いわゆる「塩素系漂白剤」の主成分である。
 500ppm は布類を浸漬し漂白/殺菌したり、お風呂を出てから床面やパッキンに使っている。
 当然ながら相応の毒性があるので、500ppm といえども雑に扱うととんでもない事故を起こす。

 1000ppm はトイレ掃除用である。

 500ppm 水溶液に強アルカリ洗剤(マジックリン)的なものを5%ほど混合した界面活性強化版も作ったが、樹脂パーツ(たとえば外したエアコンフィルタ)に噴霧し洗浄殺菌したりはするが、毒性も高いので相応に(ゴーグルやマスクやビニル手袋などで)防護し、風呂場で換気しながらでないと使えない。

 薄い溶液なので匂いもわずかであり、アルカリによる皮膚の溶解も起こったように感じないのだが、表皮の常在菌を殺菌し、皮脂が分解され、数分で表皮はバサバサのボロボロになる。
 これが粘膜に付着すれば、ただではすまないことは想像に難くないはずなので、試す人は良く勉強してからにしてほしい。

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 実のところ、不織布マスクの洗浄には、界面活性強化版を利用していた。
 マスクはもはや品薄では無くなったが、洗って使うのは斬新で、かつ便利だった。
 どのみち僕は買い物に出かけたときの数十分くらいしかマスクをしないから、その都度捨ててしまうのはいささか勿体ない気がしてしまう。
 しかしマスクを「明日も使おう」と置いていても、捨ててしまったり、取り置いたことを忘れてしまう。
 だから、マスク専用洗濯かごを用意し、1週間分くらい溜まったらまとめて洗っていた。
 なに浸漬させてしばらく置いて、数回、よくすすぐだけである。ただし万全の防御体制で。

 新しい不織布マスクを買ったものの、どうも使い捨てる気にならなくなってしまった。
 たいした額ではないことも分かる。
 しかし洗えばいいし、微々たる金額だがランニングコストは安くなる(ゴム手袋が使い捨てでないなら)。

 それに不織布の材料は樹脂のものも多いような気がする。
 買い物袋に神経質になったはずの社会が、樹脂製マスクを使い捨てるのは、少々滑稽だ。
 個人的には、イルカが死のうがウミガメが死のうが知ったことではない。
 長期的に考えればすべてのイルカとウミガメは死に、滅亡する。
 長期的に考えて僕が死に、人類が滅亡するのと同じであり、それがかなり先になるか、それよりやや手前になるか程度の差でしかないだろう。
 
 しかし長期的に環境を維持する目的で僕らがマイバッグなるものを持ち歩いて(あるいは僕のように樹脂製の買い物カゴをいくつか重ねて自動車内に常備して)いるのだから、他人はともあれ、僕は今後も洗って使えばいいや、という結論に到達した。

 もちろん他人に勧める気はない。
 次亜塩素酸ナトリウム水溶液を正しく扱える知識や経験が必要だし、1日に何時間もマスクを着用している人は少なからずいるだろう。
 自分がどうするかは自分で決めればいいし、他人がどうするかは他人が決める。当たり前のことだ。

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 ひと月ほどの引越し生活は、目覚めると天井が入れ替わり、その日の夜には別の部屋で寝ていたので、存外消耗した。
 アヲ以外の猫たちは太田の家に置いたままにしていた(だから毎日、行き来が必要だった)ので、ずいぶん疎遠になってしまった。
 太田に戻っても、僕は家の中の片付けや、納屋での作業に明け暮れていたからだ。

 しつけというのは、ふだんから一緒にいる相手からでなければ意味を成さない。
 前橋に行くときも3匹を連れて(とんでもなく重いガールたちである)行って、なるべく一緒に過ごしているうち、誰が主人か思い出したようだ。



 畳の上に粗相をしたため一緒に入浴中のゴマ。私の長風呂に付き合って、60分は湯に浸かっていた。
 ちなみに、アヲは風呂嫌いに育った。

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 今、私は湯船の中にいる。
 風呂から出たら、今日も湯豆腐を食べる。