// ----- >>* Initialize Division *<< //
// TimeLine:20200727
// NOTE:
// ----- >>* Header Division *<< //
TITLE:
誕生日を記憶したくない。あと、電灯の話。
Written by Bluecat
// ----- >>* Body Division *<< //
//[Body]
気が付いたら今年も誕生日を過ぎていた。
もっとも今年は妹と姉からお祝いメールをもらったので、忘れなかったが。
年によっては、それぞれ忙しかったりで、誕生日メールが届かないこともある。
もっとも返事に困るので、来なくても構わないのではあるが。
ちなみに僕は、妹以外では一部の恋人の誕生日をかろうじて記憶しているが、家族でない人間の誕生日は記憶するものではないと思っている。
誕生日というのは4桁の数字で、自分の誕生日を起点に相対指標でも記憶できる。
たとえば僕の誕生日が0715であり、「+0/+6」で「0721」といった具合に。
数字というのは記憶するのに必要な領域がとても小さいので、忘れるのに苦労する。
だから最初から覚えないことにしていて、恋人になる人には「誕生日を覚えられない」と説明している。
もちろん誕生日を覚えていても、カレンダーを見てすぐに(今日は〇〇さんの誕生日だ)とは思わない。
今日が何月何日であるかなんて、僕にとってはゴミの日の確認と、予定の喚起にしか使われない。
にもかかわらず、妹以外に少なくとも8人くらい、誕生日を記憶している。
誰のものか定かではないものも多いので、8件と呼んだほうがいいかもしれない。
誰のものかさえ分からない数字を、いつまで覚えていたところで、なんの役にも立たない。
もちろん恋人になるとき、彼女たちは言うのだ。
「ずっと一緒だよ!絶対に離れないもの。だから私を記憶して。誕生日も覚えて、顔も記憶して」と。
しかし実際のところ、変な記憶の残滓だけが、雨漏りをしている天井のシミのように残っているだけである。
できることなら離れて欲しいし、消えて欲しい。天井板を張り替えるしかないか。
僕にとっては、顔と名前とストーリィくらいはすぐに忘れられる。
もともと弱い相貌失認だし、名前に興味がないから、付き合い始めて2年くらい恋人の本名を知らなかったこともある。
たとえるなら、クローゼットから出したスーツに袖を通したところ、ポケットから、ハンカチが出てきたようなものだ。
ハンカチであることは分かるのだ。
僕に関連したものであることも分かる。
「で、今日、それ使うの?」
僕のヘンテコな記憶は、このように不便である。
>>>
太田の家には蛍光灯しかなくて、前橋のアパートも基本的に蛍光灯しかない。
とうとう耐えられなくなって、叔母の家の照明を変えた。
足利市から引っ越したこの5年間ほど、僕はほとんど照明を使わないようにしていた。
蛍光灯は、ひどく疲れて、神経質になって、精神的に荒んでしまうから。
新しい照明器具は以前のように白熱球を使おうかとも思ったが、フィラメント電球型LEDにしてみた。
ファッション的な意味合いもある。とにかく僕の感覚が騙されるなら何だっていい。
剥き出しでは少し眩しかったので、シェードを自作することにした。
100円ショップで半紙と針金を買って、2日ほどで作った。
まともな真球型になどしようとは思っていなかったが、針金が柔らかめであることと、球の芯材に巻きつけるようなことをしなかったので、デタラメな造型に。
半紙はテキトーなサイズに切って、テキトーに貼った。
最初は隙間なく貼り付けようと思っていたのだが、隙間がある方が心地よい気がして、穴だらけになった。追加で貼り付けるのは簡単だからだ。
かれこれひと月ほど使っているだろうか。
蛍光灯よりはるかに気分がいいし、今のところ、情緒が不安定になることもない。
家中の照明器具となると、まだ先になりそうではあるが、少しずつ手を加えている。
この家は電源コンセントと電気スイッチの配置設計が致命的に無能なので、人感センサライトも増やした。
玄関の室内灯を変えようと思ったら、こちらは電気工事が必要な気配。
材料はそろえてあるので、時間を作って工作しようと思う。
// ----- >>* Junction Division *<< //
[NEXUS]
~ Junction Box ~
// ----- >>* Tag Division *<< //
[Engineer]
BlueCat-/-銀猫-
[InterMethod]
-Algorithm-Blood-Darkness-Diary-Ecology-Engineering-Eternal-Link-Memory-Stand_Alone-
[Module]
-Condencer-Reactor-Transistor-
[Object]
-Night-
// ----- >>* Categorize Division *<< //
[Cat-Ego-Lies]
-工場長の設計室:-ひとになったゆめをみる-
//EOF

