200525

 こたつがある。
 察するに、20年以上は使われているようである。
 ヒータユニットは一度くらいは交換されたのだろうけれど、いかんせん使用者は工学の知識に乏しかったようで、被覆が劣化し、あわやショート寸前のところ、圧着端子による突貫工事で冬を越した。

 堀こたつである。
 重厚なそれの大掃除をすべく、テーブルユニットを動かした(とても重い)、そして派手に落下した。
 どうやら叔母夫婦も同じことをしたことがあったようで、テーブル本体のストッパと、穴(堀こたつの、堀の部分)にある電源コンセントにひどい破損を見つける。
 実のところ、テーブルを安全に移動させられる方向があるのだが、どう見ても(破損状態から)2回以上落としているようなので、まぁ、そんなものかな、と考える。

 ストッパは木材にネジ留めされた鉄板なのだが、ネジ部を起点に材料が破断し、それを接着剤で固定して使っていたようだ。
 掛かる力を察して処理してほしいが、工学の知識に乏しいのだから仕方ない。
 再破損した部分は破棄して、別の穴をドリルで開けて、固定した。

 スノコが下にあるのだが、これも破損部位を強引に固定しようとして、材料を傷めていたので、ステイになる鉄板を当てがって、ネジ留めし、ヒータユニットは買い直すことにした。
(なんとなれば、この家にもうひとつ、アパートにもひとつ、こたつがあるのだから)

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 今日は朝からアヲ(飼い猫です)が大暴れだった。
 僕を親と認識したのか、やたらと噛みつくことが増えたし、視力が向上したのか、走り回ってはケージの上段に飛びつこうとし、失敗してはうにゃうにゃ話していた。

 僕が叱るとはっきり分かるらしく、たいていは動作を停止する。
 呼びかけに応じることが増えて、ひょこひょこ歩きながら喉を鳴らす。
 足元に寄ってきて、にぃ! と鳴いて、手をかけたりする。
 悶絶して死なせる気か。

 自動車で2時間近く移動することもあるので、生活の基本はキャリーケースである。
(トイレと餌場とベッドを、タッパと膝掛けで設えたカプセルホテル風にも見える)

 運転中、たいていこのケースの金網をかじっては激しく文句を言う。要はうるさい。
 目が見えなかった頃は、静かに寝ていたのだが、視力の向上は、抱き方の好き嫌いも、お風呂の耐性も、自動車慣れも変えてしまったようだ。

 会社員の頃もよく乳児猫を育てたが、当時は僕の生活に完全に合わせてもらって、早朝起きてミルクをあげて、トイレをさせて、暖かい場所で寝かせてから会社に行き、なるべく早く帰宅した。
 今回は、僕の都合に合わせてもらっているのは同じだが、長距離移動もお風呂も一緒に過ごす時間がある。(親と間違えるようになるわけである)

 叱るとき、警戒音や威嚇音で訊かなければ、叩いたりするものの、すぐに分かってくれるのでストレスが少ない。私の育て方が上達したというよりは、もともと賢い子なのかもしれない。
(バカな部分はたくさんあるが)

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 ミルク皿に後ろ脚を突っ込んで、あちこちミルクまみれになったので、今日はお風呂。
 僕の長風呂に付き合って、窓辺で眠ってしまうのであった。



 嗚呼、可哀(あわれ)なる猫よ。
 この先、水浸しの泡まみれになる運命を知るのは私だけなのだ。

(どっぷーん!)