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// TimeLine:20200501
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TITLE:
夢見の猫の額の奥に。
SUBTITLE:
~ In the cerebral inside of the cat into the dream. ~
Written by Bluecat

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 のんびりぼんやりの日々。
 こんな日々を望んでいたのかと尋ねられればそう、僕は即答できる。
 こんな日々を望んでいたのでちょう幸せです! と。

 現実離れしたような生活は、昨年の今ごろの体調不良のときから始まっているのではないかと、ふと思う。
 もしかしてあの、ひたすら体調の悪かった日々の中で僕は本当に餓死してしまって、アパートの一室に転がる孤独な死体(死体はいつでも孤独だが)の、その最後の意識の残滓が見せるここは夢の中なのではないかと思ったり。

 経済というイキモノの窒息と人形使いの糸の話を書こうかとも思っていたのだけれど、今日はぼんやりとしたことを書こうかな(口調が変)。

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 もともと僕は現実離れした思考構築をしてきたのだろうと思う。
 とくにリアリスティック気取りの(だいたいは単なるエコノミィこじらせ)アダルトやガールどもは、何度となく僕をリードで引き回すように「こっち! こっちの、経済とか、収支勘定とか、財力とか、そういうのが現実なの!」と進路を押し付けてきた。
 ちょう迷惑ではあったけれど、僕にとっての現実はいつもこの不安定なカラダの入力に起因するふわふわしたもので、捉えようがなく、その上、僕が現実として受け入れるべきであろうと推測する入力系にやってくる情報たちがこぞって「現実を見る」という意味を「=経済とサーフィングしな!」(ちょっとファンキィにしてみました)として僕に吹き込むので「まぁそういうものかな」と思っていた。

 どこからこの、茫洋とした、言い換えればぼんやりのんびりした思考系を僕は構築したのだろう。
 僕はある時期から自分の性別を「不明」と認識し、それよりはるかに前から種族を「猫」と認識している。
 本来なら「現実」として絶対の服従をすべき、肉体の入力系からやってくる情報を「内部の圧力で意味を変えるただの不確定な情報群」とみなし、だからこそ「現実」の意味がますます一般解(僕からすれば特殊解)から乖離してゆく。

 もっと子供の頃から、僕は現実を二重写しに見ていた。
 目に見えいている情報だけでなく、たとえば死んだお祖父様の脚が天井から生えているのを見たとかそういうことではなくて。
 肉体を通して感覚することと、内側で感覚したほうの感覚を等しく扱っている、と言えばいいのか、内側で感覚する用の、もう一つの感覚というか世界というか、空間というかがあったと言えばいいのか。

 とにかくその2つは、意識のはじまったあたりの、記憶をたどれる前からあったようで(そのように定義づけしている、というだけの事だけれど)、とくに生まれた直後あたりにあっては、肉体によって感覚されるこの世界の眩しさやら音やら(物理的な)息苦しさやらがただただ不快で、それ以前からある、肉体感覚とは別の、思考によって感覚できる世界のほうに対する親しみが僕は強いのだろうとは思う。

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「現実とは、現実について考えているときにだけ見える幻だ」となにかの本で読んだことがある(森 博嗣さんだったろうか)。
「経済こそ現実」と思っていた人たちは、多分に、自分の中の感覚世界を、経済の価値観であるとか、肉体入力情報の侵略するままにまかせ、蹂躙されてしまったヒトたちなのだろうか、とも思う。

 だから僕はいつまで経っても、彼ら/彼女たちの言うような「オトナ」になれず、その上、肉体に起因するはずの現実感が薄いから、自身の生存への執着が薄く、自分の肉体への執着が一般的(僕からすれば、多数派であるだけの特殊/あるいは異常)な見識と乖離してしまうのかもしれない。

 そう考えれば、僕が自分の種族をときどき本気で猫だと思っていることにも説明がつくし、自身の性別を不明と認識するのも理解できないではない(僕にとって、でしかないが)。

 僕はこの肉体を通してこの世界を感覚していて、だからこの感覚は確かに感覚されていると前提した上で、そこに実在すると僕が認めて、その実在に対する振る舞いとしての僕を演算して出力するから「僕がいる」と、この思考回路は錯覚しているのではないか。
 もしかしたら「僕」なんていう存在はないのではないか。といつも思う。
 そもそも「こうしたい」という強い意志というか、欲というか、本能というか、生命力というか、(心的エナジィとしての)リビドーというのが、希薄なのだ。

 だから僕は、まず僕自身の存在について、まるで宇宙人のUFOであるかのように、眉唾ものとして扱っている。
 哲学的に考えて、僕は僕の実在を、疑わざるを得ない状態の内部世界のままに生きている。
(ために希薄になるのか、希薄なためにこうなるのかは分からないが)
「我思う、ゆえに我あり」なんておためごかしを僕は許さない。
 「我」とは何者なのか。他者との違いがあるのか。あるならそれは何なのか。
 どこに属しているのか。それは実在するのか。これら「わたし」という感覚すらもすべて、幻ではないのか。

 なので「現実世界」と呼ばれるものは、いつでも曖昧で、不明確で、不可解だ。
 僕が寝ている間など、果たして本当に実在しているかが疑わしい。
 僕が目覚めてから「現実世界」という夢物語の登場人物である、たとえば妹などが「今朝の地震、すごかったね! えっ!また寝てたの〜?!」なんて言っているだけなのではないのか。
 よって哲学的に考えて、僕は他者の実在をときどき疑っている。
 でも本当に実在したら申し訳ないから、相手にとっての適切な「振る舞い」を演算して「『僕であろう』と相手が思っているであろう」モノを出力する。

 だから僕は「アナタはその肉体を通してこの世界を感覚していて、だからこの感覚は確かに感覚されていると前提した上で、そこに実在するとアナタが認めて、その実在に対する振る舞いとしてのアナタ自身を演算して出力しているから「自分がいる」と、アナタの思考回路は錯覚しているのではないか。」といった語り口を、レトリックとしても滅多に使わない。
(上記のレトリックの違いは、僕にとっては自他が均一なので同じ意味だが、現実世界に生きる諸君には、自他の差を生む
 僕という虚構の感覚した虚構の中に棲むアナタという虚構は、僕という嘘が感覚した嘘の中に棲むアナタという嘘が大嘘であるようにして、大虚構である。

 それでも僕の肉体は、どうもここに存在しているかのような信号情報を僕に送ってくる。
 だからまぁ、その信号が途絶えるまでは、その信号を拾って、観察して、どうせ大嘘の大虚構なのだろうから、おもしろいから記録してやれ、くらいに考えている。
 そうでもしないと僕の希死念慮は相殺できない。

 そう考えると僕はたいそうメデタイイキモノである。
 正しい意味で「目出度い」のか、単なる皮肉か、あるいは「愛でたい」のかは虚構の観察者に任せるしかないが。

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「経済だけが現実」であるかのようにして、この世界は誰かの足で踏み固められてしまいつつある(少なくともそれは、虚構の僕の虚構のネコ足ではない)。
 あるいはもう、

 仮にそうだとして、僕は構わないしそれはそれで結構なことだろうとも思う。
 ただ「その現実」の狭さ、それを絶対と勘違いできる浅はかさ、それを絶対と信じ込ませた悪辣な非道さ、そして踊り踊らされる亡霊のような虚構の亡者たちの愚かさは感じる。
 もしこの感覚の全てが虚構だとしても。
 あるいは虚構だとしたら?

>>>

 小学校の頃から僕には友達が少なくて、そして僕はそれを気に病んだこともなくて、夏休みは誰にも会わずに家で過ごした。
 ひとりで遊ぶのは、昔から大好きだ。
 誰も傷つけず、誰からも傷つけられない。
 寂しかったかといわれれば寂しかったけれど、それはとても平和だった。

 父上は眠っているか仕事をしているかで、僕は起きたいときに起きて、食べたいときに食べたいものを食べて、したいことをして、眠くなったら眠る。まるで飼い主のもとに暮らす、気ままな猫のように。

「僕」という虚構が失われたあとの世界も、そんなふうに、誰かに(あるいは何かに)とって、幸せで快適なものであってほしいと、いつも思う。
 夢物語かもしれないし、非現実的なのかもしれない。

 でも、僕にとっての現実なんてものは、僕にとっての僕自身のように、実のところ、どこにも存在しないのだ。ずっと昔から。
 だから、だとしたら。
 僕の考える現実が、あるいは夢が、この世界を蹂躙して凌辱してしまってもいいのかもしれない。

 うぬらはそのとき、その夢のなかで己の信じていた現実を恥じるのだ。

 まぁ、それもふくめて、僕にはどうでもいいことでありzzz……








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[NEXUS]
~ Junction Box ~
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[Engineer]
  -青猫α-/-青猫β-/-黒猫-/-赤猫-/-銀猫-

[InterMethod]
  -Algorithm-Chaos-Color-Darkness-Diary-Ecology-Engineering-Eternal-Interface-Mechanics-Memory-Stand_Alone-Technology-

[Module]
  -Condencer-Connector-Convertor-Generator-

[Object]
  -Camouflage-Cat-Koban-Memory-
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[Cat-Ego-Lies]
-暗闇エトランジェ-:-いのちあるものたち-:-ひなたぼっこ-:-夢見の猫の額の奥に-





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