と、そんなに大げさなことを考えているわけではないのだけれど。

 

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「ブログはオワコンだ」という風潮が一部にはあるらしい。まぁそれ自体はどうでもいい。

 そもそもブログはコンテンツなのか、メディアなのかという疑問がある。

 Webという仮想空間上にHTMLによって構築されるすべてがコンテンツであるとするならば、<body>タグをもつすべてのWebページはコンテンツであると考えることもできる。

 

 じゃあコンテンツ集約型サイトに、まともなコンテンツが集約されていない場合(たとえば動画や配信者が一切存在しないYoutubeや、商品ページや出品者ページの存在しないamazon、ユーザやノートの存在しないブログ)がどれだけコンテンツかと尋ねられると、ちょっと首をひねってしまう。

 

 コンテンツ集約型サイトの場合、それ自体もさることながら、大切なのは「集約されたコンテンツ」のほうであろう。

 そちらを主眼に捉えた場合、コンテンツ集約型サイトは(情報媒体として)メディアであり、「オワコン」ではなく「オワメディ」と表現した方が適切なのではないかと、日本人の言語崩壊をきょうもおじさんは心配してしまうのである。

 

 個人的には、集約型サイトなどはメディア/コンテンツ両義のメディアコンテンツであり、ミドルメディアとか、ミドルコンテンツといったように(ミドルウェア的な言葉を使って)表現できればよいのだけれど、「ハード」と「ソフト」の中間であるところの「ミドル」ウェアと異なり、「中身」と「媒体」を区分けする中間地点を指し示す言葉はないようだし、必要ないのかもしれない。

 

 ちょうどamazonから届く箱に「箱in箱」になる商品があるから、箱入りの箱を注文すると「箱in箱in箱」になるかもしれない。まぁ、そんなことはどうでもいいのだけれど。

 

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 Y!ブログが閉鎖されると聞いて、僕がCMSに求める機能についてあらためて考えた。

(※CMS(Contents Management System):テキストや画像・動画などのWebコンテンツを作成・編集・保管・閲覧するためのシステム。「コンテンツ集約型サイト」の多くは、閲覧用ページを作成するためのページを持っていることがほとんどである。CMSありきのWebサイトはもはや常識であり「阿部寛さんのホームページ」などはきわめて稀なケースだと考えられる)

 

○カテゴライズによる分類機能があり、可能であれば枝を作れること。

○公開レベル指定ができること。

○サイト内検索機能を持つこと。(これにより独自タグ機能を実現できる)

○検索結果を特定の要素でソート(逆ソート)できること。

○日時を含むメタデータを可能な限り編集可能であること。

 

 これくらいの機能があれば、だいたいのことは好きなようにカスタマイズできると思っていた時期が僕にもありました。

(過去形)

 

 Year. まいったッス。

(ちょっとポップにキメてみました)

 L社とS社は、そこに集まっている発信者にあまりにも古式ゆかしい「業者」っぽいものが多かったので避けました。

 H社とこのAmebaに併設したわけです、旧コンテンツはこのAmebaに移設しましたけれど。

 H社は(エンジニア系という潜在的位置づけが確立しているフシがあるので期待したものの)サーバが不安定なのかシステム構築が下手なのか、私のMacが古すぎるのか「カッコイイことを実現しようとしているせいで動作がひたすら重いExcelで作ったVBのソフト」みたいなことになっている。

 正直なところ、どれもこれも使いづらいのだ。

 

 Y!ブログがすべてよしとは思っていないし、コンテンツ集約型サイトの宿命として、さまざまなユーザの要望に優先度を付けて実現する必要があるのはしごく当然のことと思う。ましてこちらはCMSをタダで使ってなんらかの情報を引き抜かれる運命にあるわけだからとくに文句も言えないだろう。タダでメタデータを引き抜かれているにしても僕などは少数派の人間だから、メタデータの有効性を引き下げる役割しかしないような気さえしてくる。

 

 ただY!ブログの面白かったところは、アクセスするユーザの権限レベルがIDごとに設定されていて、ブログ管理者(青猫工場であれば私自身)さえも例外ではなく、パーミッションにもとづいて動的ページが構築される。

 しかもその上、トップページに特定カテゴリ専用の表示スペースがあったので、トップページを表示させるだけで(つまり誰もが最初にアクセスできるページで)、ゲスト用のページとリーダ用のページと、作者用のページを表示することができた。

 

 この「作者用のページ」に、たとえば「記事の作成/編集」「タグ集約した特定文書の抽出とソート」「外部リンク」などを用意すれば、そのまま別タブで該当ページを表示することができた。

 

 しかし現在利用しているCMSは、

「読んでいて誤字などを発見してから訂正するのがすごく面倒」

(リーダ画面に、権限を参照した上で編集ボタンが表示されてもいいと思う)

「読んでいて新しい文書を書きたくなったときの手間が面倒」

(ブログトップに作者用のメニューがあってもいいと思う)

「ちょっとしたメモ書きをしておいて、それを確認するのが面倒」

(パーミッション基準で、特定ページを常に表示できてもいいと思う)

「下書きした大量の文書を探すのが面倒」

(いつ書いたか分からない、タイトルも思い出せない。そんな文書を探し出すことが、作者にも困難なシステムなのです)

「過去の文書と現在の文書を紐付けする機能に乏しい」

(私のように手動でしたい人もいるわけですよ。希有でしょうけれど)

 

 これらは僕からすると、CMSとしては非常に不完全。

 不完全オブ不完全。すなわち完全? いいえ違います。

 

 少し困っているから、どうするか考えている。

 Evernoteによる公開ノートでもよいのだろうけれど、ブログのコメントのように一つのページに個別にテキストと日時が集約されるようなメモがあると便利なわけで、ちょっと悩むのである。

 まぁ、こういったことまでいちいち書いてしまうのが、露悪趣味なことなのかもしれないが。