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//TimeLine:20160612

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お酒は20歳を過ぎてから。
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Written by BlueCat


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::現代の人道の天空は、富と権力を得んと争う莫大な努力によって全く粉砕せられている。
 世は利己、俗悪の闇に迷っている。知識は心にやましいことをして得られ、仁は実利のために行われている。東西両洋は、立ち騒ぐ海に投げ入れられた二竜のごとく、人生の宝玉を得ようとすれどそのかいもない。この大荒廃を繕うために再び女媧を必要とする。
 われわれは大権化の出現を待つ。まあ、茶でも一口すすろうではないか。明るい午後の日は竹林にはえ、泉水はうれしげな音をたて、松籟はわが茶釜に聞こえている。はかないことを夢に見て、美しい取りとめのないことをあれやこれやと考えようではないか。




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//[Body]
 新しい喫煙パイプを一つ購入した。
 オークション購入したものの、定価を知ったらびっくりするほど安く入手していた。
 新品同然だったので申し訳ないくらい。運が良かったのだろう。

 TORBEN DANSKのロタも同じような形状をしている(持っていないが)。
 僕が持っているのは基本的にビリヤードタイプ(形状)ばかりで、ベント型は一本だけ。

 この加賀、一見重そうだし、チャンバーからリップまでの距離も短い。
 僕のようなヘタクソでは、口の中を火傷すること間違いなしかなぁ、と思って吸ったら驚いた。
 この陽気なのに過燃焼はしないし、といって火持ちもいいし、さらには火傷もしにくい。
 熱管理がしやすいのだ。
 ボウル本体の蓄熱性が高く、シャンクとマウスピースの放熱性がそれを補うのだろう。
 ボウル下部(シャンク付け根)がいちばん熱を感じさせるのも上手くできていると思う。
 パイプを手持ちするときは必ず指が触れる部分で、加賀はここだけ極端に熱を感じさせるため、火種の位置が分かりやすいし、呼吸のコントロールの目安としても秀逸だと感じる。
 重量も下手なビリヤードより軽く感じるほどで、2000円のエステート(中古)パイプとはわけが違うな! といった感じ。
 もっともTSUGEのEsterdは2000円ほどで入手したエステート・パイプだけれど、手持ちの中では煙草の種類を選ばず一番美味しく吸えるので、単なる誇張表記ではある。
(ちなみに、このEsterdというパイプは昭和30年頃の製品らしい。僕の生まれるずっと前である)
 
 大きい気がしていたボウルの、その丸みは心地よく指になじむし、銜えた姿も特にアンバランスになることはない。
(あまり人前では吸わないが、隠れて吸うと決めているわけでもない。ただパイプを吸っていると、それだけでとにかく人目を引くのだ)

 TORBEN DANSKといえば、今通っている会社の本社の近くにパイプ煙草を取り扱っている店舗があり、そこで買ったラタキアシリア(ブレンド)がたいそう美味しい。
 シリア煙草は現在、ルートが不安定だ、なんて店主が言っていたので、早めにあるだけ買ってこようかとさえ思う。紛争やテロなんていうのは、つくづく不幸なものだと思う。

 最近は、ほぼ毎日2ボウルくらいの煙草を喫むようになった。
 先日はBPが久しぶりにやってきたので(そしてなぜか私の家に船を置いていったので)、着香系のほとんどをあげてしまった。
 今の僕が吸うのはラタキア系7割、ヴァージニア系3割なので。

 それでも在庫が増えてしまうのは、パイプ煙草のランニングコストの圧倒的な低さと、煙草葉のパッケージの魅力によるものだろう。
 パウチでも缶でも、とても魅力的なパッケージのものが多い。
 ネーミングもさまざまで、ダイレクトなものから数字のついた機械的なもの、詩的なものまで多彩である。

 シガレットスモーカの人のうちニコチン摂取が好きな人は、(僕の場合)パイプは口腔喫煙であり、肺喫煙でないと知ると「吸った気がしないんじゃない?」なんて言われたりするものの、パイプ喫煙と同じくらいの時間、通しでシガレットを数本吸ったのと同じくらいにはニコチンが摂取できる気がするので、僕は時々ニコチン酔いを起こす。
(だいたい1時間近くは吸い続けている)
 もっとも、心地よい程度であって、吐き気やめまいに襲われるわけではない。僕は10代の坊やではないので。

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 今の僕は愛煙家である。煙草が好きだ。
 パイプ煙草を知らなかったら、煙草の本当の味も香りも知らずに終わっただろうし、愛煙家を標榜することもなかった。
(そうなのだ、煙草なんて嫌いだったし、愛煙家も嫌いだった)

 パイプ煙草は不思議なことにシガレットでいう吸い殻にあたるところの灰が、まったく臭くない。
 部屋の中に放置しておいても、シガレットのようなイヤなタバコ臭さが感じられないのだ。
 喫んでいて、味も香りもシガレットの比ではないと感じられるし、着香系ともなれば、煙草嫌いの人でさえその香りを楽しんでくれることもある。

 煙草は(シガレットの煙を嗅いでいる限りはとてもそんな風には思えないが、元を正せば)香の一種であり、ルーツをたどればインディアンの神聖な儀式に使われるものだ。
「大いなる神秘」(あるいは「偉大なる祖父」「神霊」「精霊」などとも言われる)に捧げる煙草の煙は、それら神聖なる存在と、自分たちが繋がるためになくてはならないものだったと言われている。

 なるほど美味しい煙草を喫んでいると、それは確かに信じられる。
 そのとおりのように思えるのだ。

 唯物的に偏りすぎて歪んだ価値観の人を多く見てきたし(引力偏差でもあるのだろうか)、この国のこの時代に生きている以上、これからも見ることになると思う。なにより僕自身、何らかのおかしな価値観に毒されていないとは誰にも言えない。
 それにそもそも、自分以外の誰かのの価値観がおかしいだなんて、一体誰に言えるのだろう(言う人は多いが)。

 たった3gほどの葉が灰に変わるまでに2時間近くもかかった。

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 酒も煙草も男も女もそうだけれど、酔えないものはつまらないものがほとんどだ。
 ほかには、夢、指導者、理想や思想、などもそうだろう。

 もちろん酔えればなんでもいい、というわけではない。
 それに、酔いというのは少なからず毒性を持つものでもある。
 そしていずれも、熱を感じさせる。

 クールであることが時代の潮流であるならば、それはそれで結構。
 ただ副作用であるかのように、隠してくすぶった熱を、異様なカタチで放射する人たちのニュースが後を絶たないのはなぜだろう。
 毒もなく健全に生きるだけの機械になっても、何のおもしろみがあろうかと、誰もが心の中では思っているのではないだろうか。

 せめて自分くらいは、熱を隠し持って、誰かを酔わせられるようでありたいとは、いつも思っている。

 とはいえ下戸ならまだ可愛げもあるが、呑まれて他人に迷惑を掛けるガキなどはつくづく御免蒙りたい。









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::ほんとうの茶人チャールズ・ラムは、「ひそかに善を行って偶然にこれが現れることが何よりの愉快である。」というところに茶道の真髄を伝えている。というわけは、茶道は美を見出さんがために美を隠す術であり、現すことをはばかるようなものをほのめかす術である。この道はおのれに向かって、落ち着いてしかし充分に笑うけだかい奥義である。従ってヒューマーそのものであり、悟りの微笑である。すべて真に茶を解する人はこの意味において茶人と言ってもよかろう。たとえばサッカレー、それからシェイクスピアはもちろん、文芸廃頽期の詩人もまた、(と言っても、いずれの時か廃頽期でなかろう)物質主義に対する反抗のあまりいくらか茶道の思想を受け入れた。たぶん今日においてもこの「不完全」を真摯に静観してこそ、東西相会して互いに慰めることができるであろう。




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[出典]
~ List of Cite ~
引用は、
「第一章 人情の碗」 文頭部 (p.30-31) 文末部(p.29-30)

From
「茶の本 ~ THE BOOK OF TEA ~」
(著作:岡倉 覚三 / 訳:岡村 博 / 発行:岩波文庫)
 によりました。







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