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//TimeLine:20160204
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~ Reconnection to the nine lives. ~
Written by BlueCat
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::わかっている、と僕は思った。君には理不尽さに怒り、悲しむ権利がある。彼は目を閉じて、必死に何かを理解しようと努めているようだった。シャツがべったりと体に張り付いて、海辺にいるような匂いがした。
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160204
当たり前のように知っている人も多いとは思うが、高熱や脱水症状、摂食困難な状態が続くような、たとえば一人暮らしのインフルエンザであるとか、下山途 中の転倒時下肢部複雑骨折であるとか、勤務先からの帰宅途中における右鎖骨骨折であるとかについて、もっとも大事なものは医者でもなければ添え木でも薬で もクスリでもない。
なぜならそこでの最大の敵は、痛みやウィルスや体力ではなく、孤独による絶望だからだ。
というようなことを得意顔で申し述べようものならばTU(僕の古くからの友人)が「じゃお前ダメじゃん。お前だけはダメじゃん!」と言う。
そこ、わざわざ重ねて、しかも重ねて強調までして否定するところか!?
とはいえ僕も少しは大人である。彼と僕との間において発生する(あるいは生成された)時空隙のごとき発言など、軽く歯ぎしりしながら舌打ちして返してやればだいたいのことは収まるのである。
だいたいのことはそうではないだろうか。
医者がいようが薬があろうが、お金があろうが時間があろうが、上司に恵まれようが、友達が100人いようが、恋人が眼鏡でロングヘアで清潔でエッチで可 愛かろうが、それでも孤独を感じる人間はいくらでもいるものだし、孤独により絶望している人間は、それだけでもうダメである。
まさかと思うが周囲の人間関係が数値的に大きければ孤独が消せるなんて勘違いをしているわけもなかろう。
そうなると、自分以外の人間と自分との関係の糸の多少に関わらずお声をおかけください、じゃなかった、その多少に関わらず、孤独を感じる人は深く感じるし、感じない人は、何もなくても感じないのである。
(俺なら孤独とワルツを踊るぜ)
とくに青猫工場ではたびたび書いているけれど、僕の笑いと涙のポイントは、どうも他の人とズレているから「僕だけが楽しい」「僕だけに可笑しい」「僕だけが悲しい」という状況がとてもごく普通に発生する。
しかしどう考えても「みんなが楽しい」「みんなに可笑しい」「みんなで悲しい」という状況のほうがよほど特殊だと思うんですけどォ……。
にもかかわらず、たとえば僕が一人で「ボンカレーゴールド」の箱の説明書きを読んで面白可笑しくなっちゃって笑っていたとしても、たいていの人は僕をゴミを見るような目で見るわけですよ。
まぁ、あれですよ、こう言っちゃ何ですが、ちょいツリ目の黒髪ロング、ミニスカートでサイハイブーツなんかが似合うガールが、ふわっとしたセーターの柔 らかい印象とは正反対にきっとした目つきで「この変態が!」とか罵ってくださるなら、ワタクシ、間違いなく逆襲しますけどね。更生してやりますけどね。
悲しいことも楽しいことも面白可笑しいことも、みんな十人十色が当たり前で、他人にとって痛いことが自分にとってもまったく同じ痛みだなんて、まぁそうそうあるわけじゃないんですよ。
あるわけじゃないことだからこそ「あっ~っ!! あるあるある! わかるよ! うんうん!!」という瞬間が格別嬉しいわけで、そういう風に思える相手が大事だなぁって思うわけじゃないですか。
誰でもみんな一緒だったら気持ち悪いし、だからといって、何でもかんでも「みんな一緒なわけがない!」って否定して食ってかかるのもすごく下品でみっともない。
そういう当たり前のことを「当たり前」って肌に感じながら生きていれば、誰かが笑うと「あ、何か楽しいんだ! でもお前の笑っていることは絶対俺には理 解できない」とか、そういうのもあると思うんです。分からないことを面白がっているのを見ていて可笑しい、みたいなことも。
孤独っていうのは結局、自分で糸を切る行為の結果なんですよね。
糸を太くしようと短くしようと、そういうのはお互いの中でなんとなく調整されて行くけれど、どちらかが糸を切ると、もうそれは切れた糸になってしまうから、元に戻すのは簡単なことではない。
そういうのが分からない人って、本当に分からないから、いくらでも簡単に自分でも、他人に対しても、糸を切らせようとする。
自分と同じだけ世界が孤独になれとでも思っているのかもしれません。
逆に繋げようと思えば、いくらでも繋げることはできる。
もちろん、繋げようと思った先に相手がいるのだから、相手が繋がってくれるかどうかはまた別の問題だけれど、繋がっている相手を感覚することは可能なわけです。
それを自分で簡単に切り離すような考え方や行動をしておいて「私は孤独だしぃ……」とか言われても「そやね」としか答えようがない。
なんでもそう。作る方が、壊すよりはむつかしい。
料理ひとつ取ってもそうですから、知ってか知らずか、冗談抜きの「食べ専」の人って、おそろしいと思います。
まぁ異性に関していえば僕も「食べ専」であり、いや待てよ? よもや「作る専」もアリといえばアリ?
……こほん(咳払い)。
>>>
まぁそのようなわけで、僕はちょっとした孤独感の権化のような感じはあるんですが、孤独だからって絶望はしないだろう? というのが、僕の考え。だって、孤独って自由ですごく楽しいし。
もうね、笑いたいことで遠慮なく笑いたいだけ笑えるって、どれだけ楽しいかと思いますよ。
なんかこう、目の前の人間に遠慮しちゃって、自分は面白いのに思い切り笑えなかったりするのって、もう自分殺しと一緒ですからね。
悲しいとかもおんなじ。
頭に来たらとりあえず中指立てたりしたいじゃないですか。4文字言葉を叫びつつ。
(冗談はともかく)
そりゃもう、ストレートにね、目の前の人の感情を受け入れてくれる人ばかりならいいんですけれど、中には「とりあえずビール」の勢いで、とりあえず否定 したりバカにしてかかってくる人がいますから(「何が可笑しいの?」「そこはあなたが悲しむところ?」といった具合)、こういうのが恋人とか友人だと、こ ころがしんでしまいます。
可笑しいと思ったら可笑しくていいし、悲しいと思ったら悲しくていいし、アタマに来たらガン飛ばせばいいわけで。
ということで(ということで?)長らく泣いたり笑ったりしなかったのですが、このところとても面白可笑しく過ごしております。
主に、私のおかげです。私だけのおかげ。
万歳自分! バンザイ俺! ビバ! ワタクシ。
たぶんメデタイんだろうなぁ~(第三者的に)。
// ----- >>* Escort Division *<< //
::僕の指はそこに残された体温を辿る。彼と形作った記憶の輪郭をなぞる。何も消えていったりはしない。何も闇に沈んだりはしない。僕のなかの何かが勝手 に消えてしまうことを、僕は認めない。もし君が暗闇に呑まれるのなら、と僕は思う。僕は手を伸ばす。たとえBGMが流れなくても。
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[出典]
~ List of Cite ~
文頭および文末引用は
「コノコネコノコ」From「bicoid」
Written by Nobuyuki OKAHISA
によりました。
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[NEXUS]
~ Junction Box ~
[Traffics]
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[Engineer]
[InterMethod]
[Module]
[Object]
// ----- >>* Categorize Division *<< //
[Cat-Ego-Lies]
青猫のひとりごと:暗闇エトランジェ:いのちあるものたち
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