:: ③ 〘物〙 物体が力の作用を受けながら移動するとき,移動方向の力の成分と移動距離の積で表される量。物体が仕事をされると,それだけ運動エネルギーが増加する。
150108
晴れ。第2回目のハムづくり、最終工程の朝。
今はコンロの上でボイルしている。
今はコンロの上でボイルしている。
今日は久しぶりに夢を見て目覚めた。
夢の中で僕は仕事をしていたが、今までの仕事とは関係のない仕事をしていた。
夢の中で僕は仕事をしていたが、今までの仕事とは関係のない仕事をしていた。
>>>
「むつかしい」といって、ものごとを自分から遠ざけようとする人が多いように思える。
そういう人は「むつかしい、だから、できない」という暗黙の理論構築をこちらに提示してくる。
「私には、むつかしい(だから、できない)」というわけである。
僕が「簡単だよ」と言っても、まず信じない。彼ら、彼女たちにとっては、それは「むつかしい」のである。
そういう人は「むつかしい、だから、できない」という暗黙の理論構築をこちらに提示してくる。
「私には、むつかしい(だから、できない)」というわけである。
僕が「簡単だよ」と言っても、まず信じない。彼ら、彼女たちにとっては、それは「むつかしい」のである。
たとえば仕事上のことでもそうだし、パソコンの操作や、数学などでもいいだろう。
僕はこれらを「むつかしい」と思ったことはない。
極端な話、今の僕には理解ができていない量子力学やら一般相対性理論、波動方程式、株式市場、会社法とその設立の実務などを、僕は「むつかしい」とは思わない。
自分に理解ができていないだけのことであって、今の自分にそれを処理する能力がないのだとして、それは「むつかしい」ことだろうか。
僕はこれらを「むつかしい」と思ったことはない。
極端な話、今の僕には理解ができていない量子力学やら一般相対性理論、波動方程式、株式市場、会社法とその設立の実務などを、僕は「むつかしい」とは思わない。
自分に理解ができていないだけのことであって、今の自分にそれを処理する能力がないのだとして、それは「むつかしい」ことだろうか。
僕は言葉をなるべく正直に使いたいといつも思っている。
理解ができないことは理解ができないこと。能力がないことは能力がないこと。やりたくないことはやりたくないこと。
いずれも「むつかしい」わけではない。
理解ができないことは理解ができないこと。能力がないことは能力がないこと。やりたくないことはやりたくないこと。
いずれも「むつかしい」わけではない。
そもそも、むつかしい、とはどういうことなんだろう。
新聞やニュースなどでも「難しい局面」なんて言ったりする。
たしかに設計をしていると「むつかしい曲面」にぶつかったりして、どうやってこれを作図したものか、と思ったりする。
(これは工作でもCGでも一緒)
たしかに設計をしていると「むつかしい曲面」にぶつかったりして、どうやってこれを作図したものか、と思ったりする。
(これは工作でもCGでも一緒)
僕にとって「むつかしい」とは、「こういうふうにしたいのだけれど、今はその手法がうまく導けない」というときに感じることであって、それでも「こうしたい」という感情が僕自身を後押ししてくれる。
つまり「むつかしい」という言葉を発する時に、ほとんどの場合、それを楽しみにしている自分を発見する。
つまり「むつかしい」という言葉を発する時に、ほとんどの場合、それを楽しみにしている自分を発見する。
しかし見回した範囲でほとんどの人が、悪い意味で使っている。
理解や実行が「困難である」(と感じているだけの場合が多いのだけれど)から、それは成功率が低く、簡単で容易なことに比べて悪いことだ、と思っている。
ほんとうにそうなのだろうか。
理解や実行が「困難である」(と感じているだけの場合が多いのだけれど)から、それは成功率が低く、簡単で容易なことに比べて悪いことだ、と思っている。
ほんとうにそうなのだろうか。
簡単なもの、便利なもの、手軽なものが本当に増えた。これはこれで喜ばしいことだと思う。
では、自分の日常の中で「これはなかなか手強いな」と思う状況は、もはや存在しないのだろうか。
では、自分の日常の中で「これはなかなか手強いな」と思う状況は、もはや存在しないのだろうか。
たとえば半年放置してしまった換気扇の掃除。
たとえば半年放置してしまった浴室の排水溝の掃除。
たとえば今まで一度もチャレンジしたことのない料理。
たとえば数年付き合ってきた恋人の浮気。
たとえば半年放置してしまった浴室の排水溝の掃除。
たとえば今まで一度もチャレンジしたことのない料理。
たとえば数年付き合ってきた恋人の浮気。
それぞれ手強い。つまりむつかしい事象であり、局面でもある。曲面といってもいいかもしれない。
たとえるならハードルが高い。つまり容易ではない。別の言葉でいうと、むつかしい。
たとえるならハードルが高い。つまり容易ではない。別の言葉でいうと、むつかしい。
もちろん、もちろん。
TVでは、いろんな汚れを落とす洗剤のCMがある(実際、どの程度、手軽で、便利かは別問題ではあるが)。
美味しいものなど、お金を払って買えばいい(実際、どの程度、口に合うかは別問題ではあるが)。
自分で作るにしても、レシピはそのへんにいくらでもあるから、その通りに作ればなんとかなる(技量にもよるが)。
浮気にしたって、周囲の友人から週刊誌、Y!知恵袋にいたるまで、いろいろな人の意見を聞くことができるだろう(判断基準のレベルが低いとは思うが)。
美味しいものなど、お金を払って買えばいい(実際、どの程度、口に合うかは別問題ではあるが)。
自分で作るにしても、レシピはそのへんにいくらでもあるから、その通りに作ればなんとかなる(技量にもよるが)。
浮気にしたって、周囲の友人から週刊誌、Y!知恵袋にいたるまで、いろいろな人の意見を聞くことができるだろう(判断基準のレベルが低いとは思うが)。
仮にこれが仕事の上での新しい手法であるとしても、理数で今まで自分が理解していなかった理論にしても、同様である。
たしかに今の自分には、むつかしいもの、なのかもしれない。
ハードルというのか、階段の段差というのか、とにかく高さを感じるのだと思う。
だからといって、それを理由に、それは遠ざけられるべきものなのだろうか。
むつかしい、というたったそれだけの理由で。
ハードルというのか、階段の段差というのか、とにかく高さを感じるのだと思う。
だからといって、それを理由に、それは遠ざけられるべきものなのだろうか。
むつかしい、というたったそれだけの理由で。
食べるものに喩えるとわかりやすいかもしれない。
美味しいものは、だいたい手間もかかるし、そう簡単に入手できない。
骨付きの肉は骨のまわりが美味しいわけだけれど、肉から骨をはがすのは容易ではない。
骨ごと食べるか、苦労して骨を外して食べるか、という手法を僕は考える。
「自分にはむつかしい」という理由で諦める人は、それを食べない(食べものに関していえば、実際には、そんな人はまずいないのだけれど)。
美味しいものは、だいたい手間もかかるし、そう簡単に入手できない。
骨付きの肉は骨のまわりが美味しいわけだけれど、肉から骨をはがすのは容易ではない。
骨ごと食べるか、苦労して骨を外して食べるか、という手法を僕は考える。
「自分にはむつかしい」という理由で諦める人は、それを食べない(食べものに関していえば、実際には、そんな人はまずいないのだけれど)。
綺麗に骨が外れなくてもいいと思う。
骨ごと齧って、骨だけ吐き出してもいいと思う。
ただ「自分にはむつかしい」という理由で、箸もつけないのはどうなのだろう。
「面倒だから」という気持ちが潜在的にあるとしても、食べたくないのなら「食べたくない」というのが食べない理由だし、それを正直に伝えたほうがいいと思う。
むつかしい、というのは単なる事象に対しての個人的な評価である。同じ個人的な評価であれば、美味しいのか、美味しくないのかを知りたい。それ以前に、食べたいのか、食べたくないのかを、明確にして欲しいと思う。
骨ごと齧って、骨だけ吐き出してもいいと思う。
ただ「自分にはむつかしい」という理由で、箸もつけないのはどうなのだろう。
「面倒だから」という気持ちが潜在的にあるとしても、食べたくないのなら「食べたくない」というのが食べない理由だし、それを正直に伝えたほうがいいと思う。
むつかしい、というのは単なる事象に対しての個人的な評価である。同じ個人的な評価であれば、美味しいのか、美味しくないのかを知りたい。それ以前に、食べたいのか、食べたくないのかを、明確にして欲しいと思う。
「むつかしい、けれど食べたいから食べる」のか。
「むつかしい、けれど食べたい、にもかかわらずうまく食べられない」のか。
「むつかしい、なので食べたくない」のか。
「むつかしい、けれど食べたい、にもかかわらずうまく食べられない」のか。
「むつかしい、なので食べたくない」のか。
仕事でも僕は長年「あなたがもしこれをしたくないと思ったら、私が代わりにするからそう言って欲しい」と周囲に言ってきた。
なぜなら僕自身、やりたくない仕事は誰かにやってもらいたいからだ。
(もっとも、僕にとっての「誰か」がいない場合は、僕自身でするしかないのだけれど)
なぜなら僕自身、やりたくない仕事は誰かにやってもらいたいからだ。
(もっとも、僕にとっての「誰か」がいない場合は、僕自身でするしかないのだけれど)
一般に「命令ならば、仕事なのだから、します」という態度の人ほど、仕事に対する好き嫌いが激しいし、その一方で好き嫌いを表明しないように思える。
二つの仕事があって「好きな方を選んで。残りは私がやるから」と言った時に、
「じゃあ、こちらをやります」と答えられる人は、むつかしいものにもチャレンジしてゆける傾向が強いように思う。
「じゃあ、こちらをやります」と答えられる人は、むつかしいものにもチャレンジしてゆける傾向が強いように思う。
むつかしいものが嫌いだ、という人もいるけれど、おかゆのように歯ごたえのないものや、簡単で便利で安い薬品まみれの食品、自分の意見にいつも賛同してくれるような手軽な友人が好きで、そういうものを身の回りに集めて安心しているのだろうと想像する。
高い場所に移動するのは、たしかに面倒なことではある。
しかし、高い場所からしか見えないこと、面倒を乗り越えて分かることが、確実に、ある。
しかし、高い場所からしか見えないこと、面倒を乗り越えて分かることが、確実に、ある。
>>>
それにしても仕事ってなんだろう。
引用は、
『仕事』
from「辞書 ver 2.2.1(156)」© 2005-2011 Apple Inc. All Rights Reserved.
によりました。
『仕事』
from「辞書 ver 2.2.1(156)」© 2005-2011 Apple Inc. All Rights Reserved.
によりました。
