::「ゼン様、ここにずっといて下さい。ゼン様のお側にいれば、恐くはありません」
「私は、いつも私とともにいますが、恐いものは恐い」
「恐い?」
「はい。剣を向け合うときも恐い。相手のことを考えるだけで恐い」
20140806
7月末の頃より、現社長との間に積み重なった軋轢が、悪い意味で崩れ始めている。
以前、どこぞの部長に「ユー社長の椅子を奪っちゃいなYO!」などとけしかけられつつ、自分はそんな器ではないと言い、また思ってもいたのだけれど、今では先頭を切って社長に反旗を翻す係になってしまった感がある。
おかしい、私は彼を慕っていたのではなかったのか。
こんな役に向いているはずもない。
はやくこんなことはやめたい。
(早くこんな子とはやめたい、でも、早くこんな子と早めたい、でもないので誤解のないように)
と思うものの、組織運営にあたって、僕としても許せないことは許せないわけで。
(北の国から口調)
もとより零細企業なので、そのまま放って潰してしまえば話は早いのだけれど、取引先やお客様から「猫氏がいないと困るんです」と言われるたびに「僕は僕がいると困るんです」と内心思ったりしつつも、まぁ、ないがしろにもできないわけで。
仕事そのものがトラブルを対象とする場面が多いのに、社内もトラブルを歯車に動いているような状態で、本当に神経が擦り切れそうになることもある。
擦り切れそうというだけで、べつに擦り切れたりしないあたり、タフになったことよ(遠い目)。
肉食って寝よ。
::「美しさを知る心、強さを感じる心です。今の私には、美しさや強さを見失うこと、それこそが悲しく、寂しいことです。人の死も、それが美しく強いものであれば、悲しむべきものではないと思います」
文頭引用は
「episode 3: Beastly rain」(p.207)
文末引用は
「episode 2: Bamboo pearl」(p.175)
ともに
「The Blood Scooper」(著作:森 博嗣 / 発行:中央公論新社)
によりました。
