■入選
そんな折、娘の俳句が何かの賞を受賞しました。
新聞かネットかに、こっそりと応募していたようです。
真夏の日 勝どき橋も 空あおぐ
風に乗り 青空目指す スイカの子
入選したのは、上の方です。
私個人的には、下がお気に入りですけれど。
■選評
かの有名な佐怒賀直美先生に、お言葉をいただきました。
「真夏の日勝どき橋も空あおぐ」
「勝どき橋」は今では開くことのない"跳開橋”であるが、作者はかつての様子を地元の歴史教材などで知ったのではなかろうか。当時の様子を想像しながら改めて「勝どき橋」に来てみると、真っ青な夏空に高々と跳開するその姿がまざまざと浮かんで来たのであろう。思わず作者もその夏空を見上げているのである。
「風に乗り青空目指すスイカの子」
メルヘンチックな句だが、下五の「スイカの子」が良く分らなかった。
■スイカの子
良く分からなかったと言われて可哀想なので、本人に意図を聞いてみました。
「スイカの子」とは、スイカの種だそう。
スイカの種が青空に向かって芽を伸ばす様子を詠んだのだそうです。
なるほどそう言われてみると、スイカの生命力が伝わってくる気がします。
ちょっと凝りすぎて伝わらなかったのが課題ですね。
■感性教育
受験国語において、俳句や短歌が直接合否に影響することは多くありません。
ただ、言葉そのものを楽しみ、日本語の美しさを愛で、季節を表現できることは、本質的に豊かなことと思います。
問題は、心のどこかにそれだけの余裕を残せているかどうかと思います。
灘個別指導学院




