■よくいる生徒のパターン

算数を教えていると、よく次のような子に出会います。

(問題)
太郎くんは本を買うため、400円を持って6:00に自宅を出発しました。途中で8人の友達に出会いました。本屋に着いたのは7:00でした。自宅から本屋まで何時間かかりましたか。

(正しい答え)
1時間  ※単に6:00〜7:00なので

(誤った答えの例)
400 ÷ 8 = 50
50 + 7 = 57
答え 57時間


このような子に見られる共通する方針は、次のようなものです。

「数字を見て割れそうだったら割る、無理そうだったら足すか引いて、答えが合っていることを祈る。」

早い話、当てずっぽうです。


■早押しクイズ

上のような子は、算数という科目を完全に誤解しています。

おそらく、早押しクイズか何かのような。

わかりやすく極端な例を挙げてはいますが、結構いるのです。


■原因

一般に受験には時間制限がありますから、急ぐのは仕方のないことです。

ただ、あまりにその部分を強調した教育を受けすぎると、例のような子が出来上がるのだろうと思います。

この状態は、算数あるいは教育の本質である、考えることから最も離れた状態であり、スピード重視教育の弊害ともいえます。


■解決

私の経験上、一度こうなってしまうと、抜け出すのに膨大な時間を要します。

「算数とは論理的に考えることである」という、全く新しい概念を植え付けるところから始まりますので。

あまりに本質を見失ったトレーニングを継続してしまっているなら、思い切った方向転換も時に必要と思います。




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