■エビ水槽

ちょっとした隙間に、小型水槽を立ち上げました。

水草が低床を埋め尽くし、エビたちが忙しく遊び回る姿を目指しています。


エビは水質や水温の影響を受けやすく、飼育難易度の高さで有名です。



■微調整


我が家では、水温は24℃、TDS(水中の不純物)は90ppmで固定。


特殊濾過した完全純水(H2O)に定量の不純物を添加しています。


水が綺麗すぎると、これまたエビが死んでしまうからです。



ごく微量(0.003ml/sec)の二酸化炭素(CO2)を日に8時間添加することで、水草の光合成を促します。


エビの呼吸を楽にするのが目的ですが、CO2の添加スピードを誤れば、逆にエビが窒息してしまいます。


また、水草が光合成を行わない夜間にはCO2の添加を止め、pH6.0(弱酸性)で固定されるような微調整によって水質の変化を防ぎます。



■過剰


丈夫な熱帯魚などと比べてエビは本当に弱く、水質や水温の急変、栄養素のわずかな偏り、餌のやりすぎでも簡単に死んでしまいます。


まさに命は諸条件のバランスの賜物であって、どれか一つの過剰を許さないことを示す、分かりやすい例と思います。




「やればやるだけ」


「もっと、もっと」



時季的なことも、あるかもしれません。


私は「適切なバランス」の大切さについて、どうお伝えすれば良いかと考えてしまうのです。




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