■筆記体の廃止
最近の中高生は、学校で筆記体を習わないそうです。
ほとんどの子が、満足に読み書きできません。
それでは英語の面白さの半分は消えてしまうではないかと、私などは思ってしまいます。
アメリカ独立宣言には、内容もさることながら、字体の美しさにも眺める価値があります。
私は初めて筆記体を学んだ時、なんて格好良い文字なんだとワクワクしたものです。
■合理性
筆記体は速く書くことを目的としていますから、パソコンやスマホで打ち込むことが多い現代では、無用の長物かもしれません。
あるいは、ブロック体が一番読みやすいのだから、他のものはいらないという考えも理解できます。
ただ、合理性という観点を前面に打ちだせば、たいていのものは不要です。
それでは少し、寂しいような気がします。
■劇場感
万年筆を使えば、日常に劇場感が生まれます。
より古い字体であるカッパープレート体を用いれば、劇場感はさらにUP。(本当は専用のペンが必要)
近頃は、もっぱらカリグラフィーの練習に勤しんでいますが、生徒はたいてい喜んでくれます。
特に女の子は好きですね、こういうの。
役に立つものだけを残そうとする考えは、私はあまり好みません。
残ったものに何の味もしなくなってしまっては、悲しいと思うからです。
C.O.D. Club