日々、雑多に書いているせいで、以前に書いたものかどうか分からなくなってしまったのですが。
今日は、英語の勉強について、思うところを書いていきます。
特に大切な、「原則と例外」という考え方について。
■原則
教科書を見ていて、真っ先に目につくのは、次のようなものです。
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I play baseball.
私は野球をする。
I play the piano.
私はピアノを弾く。
※楽器の場合は 冠詞 the が付くことに注意。
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「ピアノ」に付く the を特別なもののように扱っていますが、名詞に冠詞が付くのは英語の大原則です。
原則から外れているのは、むしろ、「野球」の方です。
「英語なのに無冠詞」ですから。
■例外
名詞に冠詞がつかない例外は、次の通り。
スポーツ
baseball, soccer, vollyball…
学科
Math, Science…
言語
English, French, Spanish…
慣用表現
go to school, in church…
あえて「慣用表現」として切り出してはいますが、他の例外もあわせて、「習慣的に使われる頻度の高いもの」と、ざっくりイメージしても良いかもしれません。
■原則(前置詞)
冠詞の他に、「原則と例外」を知らずに混乱しがちなものとして、前置詞が挙げられます。
I run 3 kilometers.
私は3キロ走る。
文法を正しく取ることができる子なら、不思議に思うかもしれません。
S(主語) I
V(動詞) run
O(目的語) 3 kilometers ???
もちろん、この場合の run は自動詞であって、目的語を取りません。
3 kilometers が目的語のように見えるのは、前置詞 for の省略が起きているからです。
I run for 3 kilometers.
私は3キロ走る。
場所や期間、距離には、前置詞が付くのが原則です。
ただ、これには例外が多くあります。
■例外(前置詞)
省略できる
for …期間、距離
I run 3 kilometers.
⇄I run for 3 kilometers.
I stayed there 3 days.
⇄I stayed there for 3 days.
on …日にち、曜日
I study Math everyday.
⇄I study Math on everyday. (稀)
He gave me a call Monday.
⇄He gave me a call on Monday.
これらの前置詞は、省略することの方が多いように思います。
"I 〜 everyday" なんて、よく使いますよね。
省略しなければならない(例外中の例外)
I will study Math next Monday.
→ × I study Math on next Monday.
現代英語の文法としては、NGとされます。(on は付けない)
「前置詞の省略」が長い年数を経て、一般に定着し切ったものです。
他にも、基本的に2つ以上の語で成る場合、前置詞は付きません。
one day
this morning
next Friday
tommorrow afternoon
last year
…
■原則と例外
何事にも原則と例外があります。
大切なのは、原則→例外の順に学ぶことです。
特に語学などは、素晴らしい発想力などは求められません。
その代わり、いかに頭の中を系統立てて整理するかにかかっているのではと思います。
C.O.D. Club