■インターナショナルスクール
とあるインターの時間割。
月曜を例に見てみますと、午前中は国語の授業を終えた後に、スナックタイムと休憩が40分ほどあります。
次いで算数の授業を終えた後、休憩とランチが1時間ほど。
午後に入ると、日本語と芸術の授業の後に下校となっています。
時間割に「スナック」の文字などを見ると、常識が音を立てて崩れていくのを感じます。
■教育差
上に挙げたのは、小6〜中1辺りの例です。
Math(算数・数学)の授業では、「台形の面積」を求める問題を扱っているようでした。
いかに日本の教育レベルが高いかが、お分かりになると思います。
私は海外(欧米)の生徒も受け持ちますが、純粋な学力の面だけですと、日本のレベルとは比較になりません。
■選択
インターに通うことは、単に英語がどうこうというだけでなく、文化の選択と言えると思います。
英語が主目的なら英会話スクールに通えば良いだけですし、学力を主目的とするなら合いません。
私立、公立、インターにせよ留学にせよ、与える教育の選択は、子どもの文化的基盤をどこに置かせたいかの選択と思います。
進学校にはバリバリと勉強に勤しむのが当たり前という文化がありますし、大学附属校では長期の友人関係を重んじる文化があります。
偏差値が高いほど、努力するほど、お金を払うほどに良いという考えは、一つの側面しか語ってはいません。
何かを得ることは、何かを失うことです。
子どもに何かを与えるとき、何を失わせているのかという観点は、あって良いと私は思います。
C.O.D. Club