■国語の過去問
最近は過去問の解説をしたりしていますが、国語の問題の本文は、著作権の関係で問題集に載せられない場合があるようです。
「設問は載せるけど、本文は書籍を別途買って読んでね」とのことです。
うーん、それって奇妙。
■問題
このためだけに本を買うのもなんですから、今日は本文を読まずに問題を解いていこうと思います。(大丈夫。出来ますよ。覚悟さえあれば。)
-覚悟とは、暗闇の荒野に進むべき道を切り開く こと。-
ジョルノ・ジョバーナ
奇妙な冒険の始まりです。
■問1
一①「変化しないものの中の価値を求めてもよい」とありますが、「変化しないものの中の価値を求める」とは、どういうことだと思いますか。
これはまだ簡単です。
単に価値を求める姿勢について書けと言われているだけで、価値の内容を説明しろとは言われていません。
墓穴を掘ってしまいますから、具体的なことには触れません。
「変化するもの」を少し堕としめ、「変化しないもの」を少し盛ってあげます。
・変化する (ネガティブ連想)
流行、慌ただしい、失う、短絡、盲信
・変化しない (ポジティブ連想)
普遍、廃れない、安定、落ち着いた
これらをミックスして作文すれば、こうなります。
「慌ただしい変化の中でこそ、安定して変わらないものに注意を向け、そこに価値を見出すということ。」
ドヤ顔で書くのがポイントです。
でもちょっとは点をもらえそうですよね。
■問2
一②「熊本、姫路、明石を訪れた」とありますが、筆者はこのような城下町のどういう点がよいと考えているのでしょうか。
これは少し難しいですね。
城下町の良さとか、具体的なことを言われてもちょっと困ります。
ただ、問1で「変わらないことの価値」のようなことをプッシュしていましたから、筆者のその辺りの考えが城下町という古い街の良さとつながる気がします。
うまいこと逃げて、次のようになります。
「熊本・姫路・明石のような城下町には、変わらないことの価値を感じさせてくれる、古くからの伝統や文化が今も残っているという点。」
知らんけど、と。
筆者は、ちょっと懐古主義なんですかね。
■問3
一③「『がんばる』という意味を表現しなければならないときでも別の言葉を使うことにした」とありますが、本文全体から読み取れる筆者の考えにしたがって、次の会話文の波線部を「別の言葉」に言いかえなさい。
「今日のピアノの発表会、がんばってください。」
何の話かさっぱりわからないので、これは飛ばします。
■問4
本文中に引用されている俳句「がんばるわなんて言うなよ草の花」の季語は「草の花」で、秋の野に咲く名もない草の花のことを指します。
この句の中で、「がんばるわなんて言うなよ」という言葉に対して、「草の花」は、どのようなイメージを与える役割を果たしていますか。
要するに、「見ている者に『がんばらないでくれ』と思わせてしまうのは、草の花がどんな様子に見えるからですか?」という問題です。
一般に秋は草花が枯れる季節ですから、「秋の野に咲く花」は周囲から浮いた存在です。
その花が「がんばるわ」と言うとしたら、周りの状況(逆境)に負けずに、「張り切っちゃうわ」ということです。
ただし、作者は「そう言ってくれるな」とお願いしています。
周りを意識しすぎて張り切らないでほしいと。
名もない草の花さん、あなたはそのままで良いんだよと、優しく。
季節外れに咲く花に対し、周囲に惑わされず自然体であってほしいという作者の願いとは考えられないでしょうか。
「ありのままを受け入れられず、周囲の状況に気負ってしまっている様子。(だから気を楽に)」
ここで問3に戻ります。
■問3
一③「『がんばる』という意味を表現しなければならないときでも別の言葉を使うことにした」とありますが、本文全体から読み取れる筆者の考えにしたがって、次の会話文の波線部を「別の言葉」に言いかえなさい。
「今日のピアノの発表会、がんばってください。」
問4の結果と合わせて考えると、こうなります。
「今日のピアノの発表会、普段通りの演奏を聴かせてください。
気負わないでねと。
たぶん、これはこんな感じであってると思います。
■問5
一1〜4のカタカナの部分を、漢字に改めなさい。一画ずつていねいに書くこと。
さすがにそれは無理です。
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