■『日本語には主語がない』のか
突然ですが、「主語・述語」という言葉は、西洋由来の言葉であるということをご存知でしょうか。
本来の日本語にそういった概念はなく、明治初期に欧化政策の一環として導入されたものです。
日本語学の父とも称される言語学者、三上章(1903-1971)は、『日本語に主語はない』と最後まで抵抗しましたが、欧化の流れの中でその声は掻き消されてしまいました。
私たちが学校で「主語・述語」と習うのは、その名残であり、ついえた三上の夢の跡です。
-日本文には主語と名づけるべき成分は決してあらわれない。だから「主語」は日本文をそらせる傾向がある点で,有害な用語である。主語という用語が一日も早く廃止されるよう望んでやまない。-
要するに、西洋の文法をそのまま日本語に当てはめるのは、無理があると言っています。
実は、キツイ夏風邪をひいてしまい、布団の中であーだこーだと考える他、出来ることがありません。
たくさんの方々にご迷惑をおかけしてしまい、本当に申し訳なく思っています。
焦りと熱でグッタリしている中、ふと、ある夢を見ました。
■英語の夢
『英語には主語がない』という夢です。
■英語の主語
主語は英語で Subject ですが、直訳すると「服従する者」という意味になります。
sub には 「下」という意味があり、ject には「投げつけられた」という意味があるからです。
一方、日本語でいう「主語」の「主」は元は宗教用語でして、簡単に言うと「神」という意味があります。
『Subject = 主語』だとすると、『服従する者(subject) = 神(主,Lord)』ということになります。
これは一体、何という矛盾でしょう。
■述語
主語(Subject) + 動詞(Verb) + 目的語(Object)
英語を最初に習った時、このように説明を受けたと思います。
私はずっと疑問に思っていました。
述語はどこに行ってしまったのだろうと。
主語・述語ではなかったのかと。
■主述の関係
英語で述語は predicate と言いますが、これには 「pre:あらかじめ dicate:決められた」という意味があります。
「述語」=「あらかじめ決められたこと(predicate)」とは、一体どういうことでしょうか。
どんな文章であれ、あらかじめ決まっているはずがありません。
…と、こういう考えに陥ってしまうのは、英語圏の世界観(宗教観)を完全に無視してしまっているからだと、私は気付きました。
"Tom goes west."
この文において、述語(predicate)とは。
夢の中で私は考えました。
彼らにとって、どこからどこまでが述語(predicate)なのかと。
"Tom goes west."
どの部分が「あらかじめ(pre)決められていた(dicate)」のかと。
決めたのは一体、誰なのかと。
"Tom goes west."
主語は本当に Tom なのかと。
"Tom goes west."
あらかじめ主が述べたことは何かと。
ある日私は、これらを実に簡単な文法解釈で説明する方法を思いついてしまうのです。
C.O.D. Club 〜と言う夢を見ました〜
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