■旅の始まり
とても良い天気。
長閑(のどか)な田園風景。







国境の長いトンネルを抜けると










雪国であった。

(川端康成風)



東京にしばしの別れを告げ、新潟へ。


■雪国の朝の底
綺麗な色の家。
とりあえずこういうのを。


■スキー場
スキー場には、休憩スペースとして国鉄時代に使われていた古い列車(ブルートレイン)が置かれています。
ボロボロですが、風情のある車内。
金曜日は空いていましたが、次の日の土曜日はスキー客で埋まり座れず。

突然、雪混じりの雨に降られてしまい、私たち家族は困っていました。
すると、小雨の中に佇む魅惑的な2個の塊を発見。
係員の方に伺うと、なんと中に入っても良いとのこと。
扉を閉め閉め。
ボロくても暖かい〜。これで雨をしのげます。
雨が上がりました。

こういう偶然の興奮は旅行プランに組めません。


■温泉
川端康成が「雪国」を書いた宿「高半」の湯に向かいました。
誰もいません。貸切状態です。
この湯に浸かりながら、先生は「雪国」の構想を練ったそうです。
湯上りには、たくさんの本が。
資料館まであります。(お仲間たちとの一枚)
「雪国」のヒロイン、駒子(こまこ)のモデルとなった丸山キクさん。美しい。
直筆。
三年に渡り「雪国」の執筆に勤しんだ「かすみの間」は現在でも保存されています。
名作「雪国」はここで生まれました。(少し失敬して)
窓からの景色に、先生は何を想ったのでしょうか。

※撮影は許可されています


■スキー教室の写真
子供は凄いなと、いつも驚いてしまいます。

ついこの間、歩き始めたばかりの記憶があるのですが。

成長の早さに、こちらが追いつきません。

写真とは、さしずめ「移り目」の瞬間のデッサンの集成と言えるでしょうか。

子供は潔癖に、生命の諸相、そのゆらめき、そのときめき、その変容のきわどい瞬間しかカメラに収まろうとはしません。

登っては滑り、また登っては滑り降り、スキー場で日に何度か脳裏に現れる「徒労」という言葉は、こうして無目的に浪費される生の姿の、危険な美しさに対する反語でありましょう。

(三島由紀夫風)

私も少し上達しました。


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