更新間隔が空くとこいつ生きてるのかと心配する向きがあるやしれぬ。
ブログはいわば生存確認の用を果たしていると言える。
それならということで最近の病状・推移を記す。
結論を先に言えば元気である。
まず前立腺がん罹患の経緯を述べる。
2024年。年に一度の生活習慣病検診における血液検査でPSAの値が基準値を超えた。PSA(前立腺特異抗原)は前立腺で産生されるタンパク質で前立腺がんが発症すると血液中に放出されるのでこの病気の診断と治療に使用される(腫瘍マーカーと呼ばれる)。基準値は4以下。私の場合2024年時点で値が6~7となりMRI検査を経て生検(体内の組織を採取して検査)を受けその時点ではがんの診断は下されなかった。その後定期的に血液検査を続け2025年後半に値が9に上昇。2025年12月に2回目の生検を受け前立腺がんの診断を受けた。これはもともとがん細胞は認められていたがそれがある一定以上の水準量に達しているためにがんと診断されるという意味合いのようだ。診断の際の「極めてマイルドな前立腺がん」という医師の言葉には次の諸点が含意されると思われる。
・日常生活に支障をきたすような症状が通常はないこと
・転移の可能性が少ないこと
・生存率が高いこと
・それゆえに現時点で急迫した治療の必要性がないこと
因みにレーザー治療や前立腺そのものを全摘出するなどの対応も可能であるが生理的経済的にそれなりのリスクが生じるとのこと。
医者としては「治療の必要はない」とは言えない。しかし「今すぐ治療の必要がある」とも言えない。急いで治療するというのではなく「様子を見ましょう」。いわゆる経過観察でよい。治療をするしないの最終決断はあくまで患者自身によるというスタンスである。 その後3か月に一度の血液検査を続けており今年5月にはPSAの値は6と少し下がったものの8月には再び9に上昇。PSAの値はある程度長期的に推移をみる必要があるので次回の数値を見て対応を決めることになっている。(PSAは検査直前の患者の活動(長時間の座位・サイクリング・射精・直腸診等)に影響される。)
前立腺がんについては経過観察であるが長い付き合いになりそうである。(70歳前後に罹患し経過観察で90歳代まで生きることも珍しくないらしい。)
次に大腸ポリープである。正確には確認していないが2018年ぐらいからこれも生活習慣病検診の検便で便潜血が陽性となり大腸内視鏡検査の要ありとの所見を得た。以来毎年これを受けそのたびにポリープが発見され切除。組織検査で大腸がんであるか否かの診断が下されるが今のところセーフである。
ポリープは大腸がんになるおそれがあるので常にこれに注意する必要がある。最初の切除では3つほどだったが食事に気を付けているせいか最近は1つである。今年もこの10月5日に検査を受けポリープ1つを切除。組織検査の結果待ちの状況である。私自身はもはや一度できたがおできが同じところにできやすいのと同じような感覚である。医者も以前はとにかく一日に水を2リットル飲んで〔便通を良くして〕くださいの一点張りだったのが最近は「ポリープができやすいんですね」と言うようになった。歯根嚢胞〔しこんのうほう…歯茎に膿が袋状に溜まる病気〕と同様の感有り。
自己観察により脂肪の摂取で大腸をはじめとした体調全体が悪化するのでこれを極力控えている。小麦製品・乳製品・加工食品の古くなったものなど腸に負担をかける等悪影響がありそうなものはなるべく避けている。ふだん力仕事をすることがないこともあって体重はこの7年ほどで10kgほど減った(現在59kg前後)。体の脂肪が減るのはいいが筋肉が落ちるのは問題なので適宜たんぱく質を摂ることと軽い筋トレ・ストレッチ・ランニングで筋力維持に努めている。因みに今流行りのプロティンは不自然であり体〔特に内臓〕に負担をかけるとみて無視である。
毎年大腸内視鏡検査を受けて思うことは直前の食事制限が苦痛であることだ。検査の3日前から米・うどん・食パン・卵・豆腐などの限られたものしか食べられない。体力的にきついということではなく精神的にきつい。何かを食べたいと思ったときに食べられないということが非常なるストレスである。それに比べれば下剤を2リットル飲んでトイレに何度も入るのは一時のこと。とにかく食べたいものをすぐに食べられないのがストレスだ。尤もそう感じるのはいかに私が食いしん坊であるかの証左ではあるが。
生活習慣病の正確な定義は知らないが今のところの私の理解ではその人間が積み重ねてきた生活習慣によってかかる病気だということだ。私なら40年間煙草と酒とチョコレート大好き生活&ショートスリープ生活を送ってきた。これによってできあがった体に生じる病気である。よく病気になってからいろいろと体に悪いことを控えたり体に良いことをしたりする私のような人間がいるがそんなことをちょっとやったからといって長年に渡り作り上げられた体が変わるものでもないだろう。健康に気を遣っても少なくとも気を遣わなかった分続けなければ健康な体にはならないだろう。もしかしたらそのあたりは不可逆的で人間の体は一度来た道を逆には戻れないのかもしれない。人間そのものがそうであるように。そう考えるのがおそらく最も妥当なのだ。であるならば大事なのはこれからだということになる。なお一層そうである。
そんなわけで私は生きている。ここのところ体のために睡眠時間を8時間はとることを心掛けている。そうするとやりたいこともできなくなることがある。しかし命あっての物種である。体最優先で生きている。生きるために生きている。これはこれでなかなかにつらいことである。そのストレスのせいでがんになるのではないかと心配である。だが自分で選んだ道である。これからも自分で選んだ道を自分の足で歩いていきたい。
付記1
現在私は煙草は控えている。お酒は2週間に一度お猪口一杯の日本酒をいただいている。(だから冷蔵庫には飲み残しの日本酒の瓶が溜まっている。料理酒として利用しているがなかなか減らない。)体内の免疫能力がニコチンやアセトアルデヒドの分解でなくがん細胞除去に使われるようにするためである。もし許される状態になればお酒も煙草もまた嗜みたいと思っている。
付記2
大腸がんは大腸ポリープががん化するパターンが8割方だがそれ以外のケースがあることにも注意が必要である。正常粘膜からがん細胞が直接発生する場合や炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)により大腸粘膜に長期にわたり慢性的炎症と修復が繰り返されることで発生する場合などである。これらについては予防法は食生活の改善(一次的予防)と定期検査(二次的予防…大腸内視鏡検査等)の両方が重要とのことである。
付記3
食事については基本グルテンフリーでパンやパンケーキは米粉使用だが小麦粉使用のものを食べないわけではない。出来立てで質の良いものをたまに少量摂る分には体調に悪影響がないことを経験上確認しているからである。これは脂肪についても同様でだからたまに蕎麦屋に行ってカツ丼を食べたりしている。ギトギトお肉を食べないではない。
付記4
元気である。
Jennifer Lopez & David Guetta - Save Me Tonight (Official Performance Video)


