鉄道駅まで、点在する施設をすべて木造建築で
米国のバーボンウイスキー蒸留所の設計コンペで坂茂建築設計(東京都世田谷区)の案が最優秀に選ばれた。
ケンタッキー・アウル・パークの俯瞰(ふかん)イメージ。木製パネルとガラスで覆われる3棟の“ピラミッド”が蒸留施設。水際に立ち並ぶ木造建築群が来訪者を迎え入れる(資料:Shigeru Ban Architects/ Stoli Group)
計画地は、バーボンウイスキーの故郷、ケンタッキー州バーズタウンに現存する石灰石採掘場の跡地。
420エーカー(約170万m2)の敷地に、1879年創業のブランド「ケンタッキー・アウル・バーボン」の製造ラインとレジャー施設で構成される「ケンタッキー・アウル・パーク」を建設する。石灰石を露天掘りした採掘場跡は湖となる。
蒸留施設のエントランス(資料:Shigeru Ban Architects /Stoli Group)
熟成貯蔵庫内のテイスティングルーム(資料:Shigeru Ban Architects/ Stoli Group)
鉄道を利用する来訪者を迎え入れる鉄道駅舎も木造で新設する(資料:Shigeru Ban Architects/ Stoli Group)
<コンペ概要>
名称:「Kentucky Owl」バーボン蒸留所設計競技
主催者:Stoli Group(米国ニューヨーク)
最優秀者:坂茂建築設計
審査結果公表:2018年11月19日
公式サイトはこちら
<施設概要>
名称:Kentucky Owl Park
建設地:Bardstown, Kentucky, U.S.A.
用途:鉄道駅舎、蒸留施設、熟成貯蔵庫
規模:420エーカー(約170万m2)
設計チーム:坂茂建築設計(建築)、アースケイプ(ランドスケープ)、Creation Holz, KL&A(構造)、Front(ファサード)、Transsolar(環境)
総事業費:1億5000万ドル(約170億円)
いやー
こんな施設で作ったウイスキー
美味しそうーーー
駅までデザイン!
トータルバランスがいいなー
出典=https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/column/18/00358/121600035/