スポーツ先進国の米国でも屈指の最先端スタジアムを取材した。2017年8月にアトランタで開業した「メルセデス・ベンツ・スタジアム」だ。設計を手掛けたのは、米国の設計事務所HOK(ヘルムース・オバタ・カッサバウム)。

 メルセデス・ベンツが施設の魅力にほれ込み、民間事業者のAMBグループから命名権を取得した。スタジアムの総工費は、約15億ドル(日本円換算で約1650億円)。20年の東京五輪でメーン会場となる「新国立」の総事業費約1500億円を上回る。

 

 

「メルセデス・ベンツ・スタジアム」の外観と屋根の中央部が開く様子(動画:AMB Sports + Entertainment)

 

収容人数は、約7万1000人(NFL試合時)。延べ面積は約18万5806m2だ。事業主体は2つのチームを所有する民間事業者のAMBグループ。同グループ子会社が運営を担っている。総工費約15億ドル(日本円換算で約1650億円)のうち公的資金は約2億ドル(約220億円)で、大部分をAMBグループが資金調達した(写真:谷口 りえ)

 

スタジアムは、アメリカンフットボールのプロリーグ(NFL)に所属するアトランタ・ファルコンズと、プロサッカーリーグ(MLS)のアトランタ・ユナイテッドFCの本拠地だ。リング状の超巨大スクリーンのほか、コンコースに約2000台のディスプレーが設置されており、Wi-Fiスポットの数は約1800にも上る(写真:AMB Sports + Entertainment)

 

スタジアムの東面。外装にはETFEパネルを採用した。エントランス前のオープンスペースには、巨大なファルコン像が設置されている(写真:谷口 りえ)

 

南東側からメルセデス・ベンツ・スタジアムを見る。右手前に見えるのが、NBAのアトランタ・ホークス本拠地の「フィリップス・アリーナ」だ。HOKの改修設計により2019年シーズンにもリニューアルオープンを予定している(写真:谷口 りえ)

 

メルセデス・ベンツ・スタジアムの夕景。アトランタの新たなランドマークになっており、スタジアムを背景に写真を撮る観光客も多く見かけた(写真:谷口 りえ)

 

この開閉システムすごいなー

カメラの絞りそのもの!

日本の国立競技場もおしかったな?!

 

出典=http://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/column/18/00091/00007/