ずっと気になっていた亡くなった主人の救急搬送時の様子が知りたくて勇気を出して地元の消防本部を訪問してきました。
電話で問い合わせしようかとも思いましたが家から消防本部迄は自転車で数分の距離。
対応してもらえるか?
情報開示してもらえるか?
不安は山程ありましたが
主人と私の身分が証明できるマイナンバーカードと主人の死亡届コビーを携えて直接訪問しました。
対応してくれた救急隊員の方はとても親身に話を聞いてくれ上司に話を通す為しばらくお待ち下さいと言って奥の部屋に入っていた。
しばらくしたら3人の男性がやってきました。
※上司の方
※先ほど対応してくれた隊員の方
※主人の救急搬送に実際立ち会った隊員の方。(偶然出勤していたらしい)
上司の方
「電話で問い合わせされる方が多く個人情報等の関係でお断りする事が多いのですが今回は奥さまからの問い合わせと確認出来ましたし現場の判断で対応させていただきますね。
出動記録の書類を希望されるなら開示請求をしてもらわないといけません。
今、私達がお答え出来る範囲での対応でよろしいですか?」
と、言ってくれた。
私はその条件に納得して質問をした。
私「対応ありがとうございます。
主人は大動脈破裂を発症しながら家の鍵を開けていたみたいですが到着時どこで倒れていましたか?」
救命にあたった救急隊員
「ベッドの上で仰向きで横たわっておられました。」
私「到着時意識は?」
救命にあたった救急隊員
「心臓は停止していました。
亡くなる前の微かな呼吸が残っていたのでそれにかけて救命処置をしながら大学病院に受け入れの要請をしすぐ受け入れOKの返事が来ましたので搬送しました。」
対応してくれた救急隊員
「大動脈破裂は卒倒、気絶する位相当痛かったはずです。
特にご主人は救命が非常に難しい心臓に近い場所の血管破裂でした。
そんな中、自分で救急車を呼び仕事中の奥さんに電話をかけ留守電にメッセージを残しながら救急隊員が家に入れるように玄関の鍵を開け部屋に戻りベッドに横たわったようです。
なかなかできない事です。
立派な旦那様だと思います。」
その言葉を聞いて私は人目もはばからず声を上げて泣きました。
何も知らずパートから帰宅し倒れて亡くなっている主人の姿を見つけたら私はきっと半狂乱になっていたと思う。
そんな私を心配してくれたのだと思う。
そして私が大病した事もありお互い生きる事を諦めずに頑張っていこうと約束した事を必死に守ろうとしてくれたのだと思う。
だから激痛に負けず懸命に救急車を呼んだのだろう。
お父さん(主人)
あなたが私の旦那様で子ども達の父親であったことを誇りに思います。
あなたと出会えて幸せでした。
『コメントで消防本部に問い合わせが出来る等のアドバイスを下さった皆様ありがとうございました。
皆様のお陰で勇気を出して問い合わせをする事が出来ました。』