断薬8日目
実家の母が来てくれて、大きな病院で検査してもらおうと説得される。

でも、病院に行ったところで薬を出されるだけだ。  もしこれが離脱症状だっしたら、今また薬を飲んだら、この地獄の数日間が無駄になる。
未だ続く吐き気と戦いながら、話すのもままならない状況で色々考えた。
母は、私が行かないと言うなら強要はしなかった。
ただ、別の病気なんじゃないかという不安に支配されたのと、数日食べてない事と、吐き気がどうしても我慢できなくて心が折れてしまった事で、病院にいく事を決意。

もう、受付時間をとっくに過ぎていたが、電話をして無理やり予約を入れてもらった。
待ち時間がかなりあるとの事で、問診票に、断薬をしている事、精神薬は飲みたくない事なども丁寧に記入した。 
体温計を渡され、検温したところ、38度と私にしては熱がある。  熱まで出たなんて、よほど重病なんじゃないか。

診察室に入ると、ベテランの医師がいた。
全部話した。 吐き気の為、蚊の鳴くような声で、半泣きで頑張って話した。
医師は、こちらをチラリとも見ず、一生懸命PCに入力している。
PCを見たま、何かの病気を疑って検査したいの?と言われました。 
…何だこいつ。  正直な感想でした。
とりあえず、血液検査、CT、レントゲン、MRIなどしてもらう。
胃カメラは今日はできないからと、3日後に予約を入れる。
吐き気止めと、水分補給の点滴をして貰い、2時間ほど眠り、目が醒めると吐き気から開放されていた。
眠っている間に、検査結果がでた。

どの検査も全く異常ないよ。
めんどくさそうに説明されて帰宅。

離脱症状なんだと確信しました。

その日の夜、久しぶりにまともな食事をとることができた。
体重は4キロ落ちていた。