こんにちは。春木めぐみです。

よく「子供を褒めて伸ばす」といいますが

「褒める」デメリットもあることを、ご存知ですか?


ママがよく口にする褒め言葉。

「すごいね!」

「かしこいね!」

「できたね!」


実はこれ、子どもを「評価」しています。

親の思ったとおりにできたら褒める
できなければ叱る


という条件つきだから。


「評価」ばかりになると、こんなデメリットがあります。

・「どうすれば親に褒められるか」
を気にして行動するようになる

・「叱られないためにどうすればいいか」
を計算するようになる

・親(または他者)に、
褒められないと不安になる

・褒めてくれない相手を、
敵と感じるようになる

年長さんくらいから、このデメリットに気づくママもいらっしゃるはず。

気づいた時がチャンス!

コミュニケーションを見直してみましょう。


◇評価をやめると、ありのままを認められる

例えば、小学1年生の男の子が、漢字の宿題をはじめたとします。




【褒める】
「キレイに書けてえらいわね」

「遊ぶ前に宿題できて、かしこいね」



【叱る】
「もっと丁寧に書きなさい!」

「遊ぶ前に、宿題してしまいなさい!」


「褒める」と「叱る」は、注目しているのが

親の望んだ結果をだせているかどうか。

どちらも結果を評価しています。


評価をやめるとこんな声かけができます。

【ヨイ出し】
「漢字の宿題はじめたのね」(見たまま)

「椅子に座ってお勉強するんだね」(見たまま)

「がんばって宿題してるの見ると、ママ嬉しいな」(ママの気持ち)

「はじめの頃より、どんどん上手になってきてるね」(プロセス)

「練習すると、もっと上手になっていくよ~」(可能性)



今できているところ

ママの気持ち

これまでがんばってきたプロセスに

注目することが「ヨイ出し」。

ダメ出しの反対です。


評価ではないので

うまくできた時もできない時も

ありのままを認めることになります。


◇心が元気になると、チャレンジする意欲がわく

「ヨイ出し」で「ありのままの自分」を認められると

子供の心は元気になります。

「ありのままの自分でいい」という

小さなガッツポーズの積み重ねで

じぶんでじぶんを認めること=自己受容

が、できるようになります。


心が元気だと

「苦手だけどやってみよう」

「ボクには可能性がある」

と、自分の力を信じてチャレンジもしやすくなります。


逆に、チャレンジを嫌がる時は

心が元気不足なのかもしれません。


「ヨイ出し」は、自信のタネまき。

早い子は3日で、やる気が切り替わります。

高学年さんでも3週間つづければ、変化がみえてきます。


◇「ヨイ出し」のポイント

①できているところの実況中継

今、目の前のことを実況中継するだけです。

「椅子に座ったんだね」

「鉛筆しっかり持ててるね」

「宿題をやろうとしてるね!」

…といったことを、女子アナ風にかわいく

実況中継してあげるといいですね。

高学年さんなら「見てるよ~」と

にっこり視線を送るだけでもOKです。



②少し前からの伸びしろを見る

親としては、

「これくらいできてほしい」とか、

「お友達は〇〇できるのに」と

あなたの期待する姿や、他人と比較しがちです。

だけど、比べるのは少し前のお子さま自身。

1年前、半年前をふりかえると…、

できるようになってることに気づきませんか?

成長するプロセス、

生きる力への尊敬を向けていくことが、

子供の心の元気になります。



③当り前のこと+ママの気持ち

「うちの子は、ヨイ出しできるようなことない」

と、思われるようでしたら

・朝おきた
・ごはんを食べた
・おはようと言えた
・学校や幼稚園へ行った

など、あたり前のことに目をむけて

ママの気持ちや感謝を添えてみてください。


「元気に起きてきて嬉しい!」

「しっかり食べてくれて嬉しい」

「おはようと言われると元気でる!」

「学校行ったんだね~おつかれさま!」

など、あたり前のことの中にも

いいところはいっぱいあります。


ママだって、

「お掃除してくれて、ありがとう」

「ごはん作ってくれて、ありがとう」

と言われたら…、嬉しくなりませんか?


本人すら気づかないあたり前に感謝する「ヨイ出し」が

心の元気になるのです。


特に、困った行動がふえた時は、「ヨイ出し」が効果的。

だまされたと思ってやってみてね。


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