俺の家の真向かいにこの町の名物男が住んでいる。
町役場職員のアーニーだ。
アーニーは土木道路整備関係の部署にいるらしく町内で道路工事をやってるところを通ると必ずアーニーを見かける。現場監督的な仕事をしていて俺が手を振るとニヤッと笑って手を上げて応えてくれる。
それだけで、俺はなんかちょっと嬉しくなる。![]()
趣味が長じてだと思うが車の修理のサイドビジネスをしていて、毎日必ず家の前で車を修理している。普段は寡黙でおとなしい奴だが、アイリッシュの血を引いているせいか切れるとちょっと怖い、、車を修理しながら
てっめぇ〜なんで動かねんだよ〜
こんのヤロウ〜!うんとかすんとか言えっつうの〜かぁ〜![]()
ムカつくな〜コイツ〜こんちくしょうめ〜!
と故障した車に怒鳴りつけている。![]()
それでもアーニーは腕がいいのか、毎日誰か彼か車の修理をお願いにくる。
そして、毎日大きな声を張り上げ故障した車に怒鳴りつけている。![]()
ところがうちのモモはそんなアーニーが大好きで、
アーニーを見るとぴょんぴょんと飛び跳ねてしっぽを振ってワンワンと吠える。
アーニーはモモのラブコールにいつも応えてくれて、車の修理中にどんなに怒鳴りまくっていてもモモの声を聞いた瞬間、優しい笑顔に変わり、
お〜お〜モモ〜元気かぁ?おまえはいつもかわいいなぁ〜よ〜しよしよしまた後で会おうな〜。![]()
と言ってモモをめっちゃ可愛がってくれる。
去年のクリスマスにはベロベロに酔っ払いながらモモに抱きつきキスをしてくれて、でっかい骨のトリートをプレゼントしてくれた。モモのためにわざわざ買いに行ってくれたんだと思うとなんだかありがたくなる。
モモへのクリスマスプレゼントのお返しに俺はアーニーにサッポロビールを1ダースプレゼントした。アーニーはニヤッと笑い ”サンキュー” と言って喜んでくれた。
寡黙で切れキャラのアーニーが喜んでくれると
俺はとても嬉しい。![]()