俺だって自慢したい過去がある。

 

還暦になりすっかり色褪せてしまった過去の栄光

今さら語ったところでなんの足しにもなりゃせんが語ってみると聞いた人は結構いい反応を見せてくれて、忘れかけてた俺の慢心が少しだけほっこりする。

 

例えば

俺は一流フレンチレストランで修行を積んだ時期がある。

和食と寿司の板前の基盤があることで俺は最初から魚ステーション担当で働かせてもらったが全てが新しく初心に戻った貴重な3年間だった。

 

ここでの経験は料理人としての俺を大きく成長してくれた。履歴書にも箔がつき、お陰で日系航空会社機内食のエグゼクティブシェフにまでのし上がる事ができた。

 

でも正直キャリアなんてどうでもいいんだ。

 

俺が本当に自慢したいことは、

米国連邦船舶キャプテンライセンスを取得したことだ。

 

俺は大の釣り好きで釣りが好きすぎて釣り船で働いていた時期があり、俺は釣り船のキャプテンになることに憧れていた。しかし、このライセンスを取得するためにはめちゃくちゃ難しい国家試験を受けなければならない。アメリカ人でもなかなか受からない試験で、一生のうち3回しか受けることができないらしい。要するに3回以内で受からないと、もうチャンスはないのだ。なのに俺はたった一回で合格してしまい、しかも100点満点で合格したのだ。ムーハッハハハハハ〜ウシシ 

これはかなりの自慢だ。だって俺は日本で中卒なんだ。

勉強は大の苦手で受験の経験がないのだ。俺は大バカ者のひょっとこひょいなのだ。

 

中卒関連で思い出すと、中学が俺の最終学歴になるのだが、今の俺からは想像できないだろうが、俺は中学生の時、モテモテだった。俺が校内を歩いているだけで女の子がキャア飛び出すハートキャア飛び出すハート とハートを飛ばしてきた。

バレンタインデーにはチョコレートをたくさん貰ったものだ。

 

同じ中学のクラスメイトに芸能人がいた。昭和のアイドルだ。彼女は金八先生の生徒役でヒットを果たし、後、ジャニーズアイドル3人組の一人と結婚した。

俺とその子は別に付き合っていた訳でもないし、なんの関係もないのだが、

お互い心が通じ合っていたような特別な感情があったような気がする。

今となっては確認のしようもないし単なる人よがりかもしれない。

でも数年前にFacebookで繋がった時に「みーっけた!」とコメントをもらった。

年甲斐もなくほんの少しだけときめいたドキドキ

 

ん〜他に自慢できる過去は、、

あ、そうだ、俺は人の命を救ったことがある。

 

一人で釣りをしていた時に遠くでスキューバーダイビングをしているアメリカ人が溺れてたのを発見したんだ。最初は冗談かと思ってたんだが海に沈んでいったので慌ててシャツと靴と靴下を脱いで海に飛び込んだ。溺れて必死になってる俺より図体のでかいアメリカ人に小柄の俺がもし掴まれたら助けるどころか共倒れになるのでそいつの襟を掴んで「俺にしがみついたら殴るぞ!」と脅した。するとそいつは大人しくなり俺に全てを委ねてくれた。なんとか岸まで泳ぎきり陸に上がった時にそいつの仲間がちょうどきて後を引き受けてくれた。

サンキューも何も言われなかったが自己満足度100%だった。

 

 

大した栄光でもないが、まあ俺にとってはいい思い出なのさ。