我が子の身にこんなことが起こるとは。 | COCOサン家のCOCOサン

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いつの間にか9歳・7歳・4歳の三兄弟育児。愚痴りまくりの妻。頑張れ夫!

隣接する公園に不審者が出ました。

それも、刃物を持っていました。

我が家の次男が一人で遊んでいたところへ出て来て

30メートル以上距離はあったと思うんですが

向かってこられそうになりました。

たまたま散歩にみえたご近所のおじいさんの姿が見えたからでしょうか、

それとも、次男曰く、後ろポケットから取り出そうとして落ちた包丁を拾おうとしたからでしょうか、

次男から視線が外れた隙に走って最寄りの友達の家に助けを求め、

本人は怪我もなく無事でした。

(隣接しているものの、我が家は高台で、公園から帰ってくるにはぐるっと回りこまなくてはならなくて、もっとも早く逃げ込めるのが友人宅でした)

 

最初は、刃物をもって立ってる人間を見た、くらいの感じだと思っていたので

「えーこういうのって学校?いや警察か」くらいののんびりしたテンションだったので

110ではなく

#9110

にかけて、いろいろと聞き取りされていくうちに

何やらこれはそんな悠長なこと言ってる場合じゃないぞとやっと私も分かりまして。

電話中にもじっと窓から外を見ていた次男が

「いる!まだいる!」

すぐに警官がかけつけてくれました。

が、男を発見することはできませんでした。

ただ、次男の言う風貌によく似た男を、ご近所の方が警察到着直前に見ており

なおかつ前週にも次男含む子どもたち3人が同一人物らしき男を見かけていました。

複数の目で確認されているので、実在はしています。

 

ただ刃物を見た証言者は7歳になったばかりの次男1人。

子どもの恐怖心から誇張している可能性だって捨てきれないですし

見つかりもしないのにずっと厳戒態勢ではいられないのも分かります。

学校からは翌日だけ保護者の付き添いをお願いする旨の連絡が流れ

翌々日には「教師と警察がパトロールするので通常通りに」と。

気遣いかもしれないし、それが通常の対処なのかもしれませんが…早いな?とちょっぴり思いました。

もちろん、学校がどう言おうと送迎できる方は送迎されますし、無理な方はお友達と固まらせて登校させたり、いろいろ手を打ってみえるので、学校から連絡があろうとなかろうと、なのですが

なんとなく、子どもの妄想だと思われ軽視されていないか不安に思いました。

(これはもう私に分かる話ではないし、私の被害妄想の可能性も十分理解しています。ここにはただ自分の感じたことを心の整理のために記録しています)

 

すでに3日経ちましたが、恐れていた事態が違う形で表れ始めました。

学校のお友達が「ぼくも見たで」「私も見た」「石投げたったら逃げてった!」と言い出したのです。

(私は次男が言い出さないか心配していたのですが)

 

それが真実かどうかは置いておいて、

不審者に会った息子の前でその話をされるのが本当に嫌です。

(次男のクラスでは、担任の先生が「その話をされると、当事者の子が怖い気持ちを思い出しちゃうよ、むやみやたらにその話をするのはやめよう」と上手に言ってくれたのですが、別のクラスまでは…)

なおかつ、武勇伝として楽しく話すこと

危険性を理解せず「撃退してやった!ぼくすごいでしょ!注目して!」という承認欲求をなんの遠慮もなく浴びせてくること…

 

子どもの無知と罪のなさに吐き気がします。

私は息子を守りたいだけ。

ついでに周りのお友達の安全にも少し寄与できるなら、と善意で思っていただけなのに…

だから明日からは徒歩ではなく車で迎えに行きます。

おさまりがつかないようなら先生にも連絡します。

 

今日は昨日よりパトカーが多かったです。

おそらく誰かが同様の通報をしたのだと思います。

それが真実であること、そして不審人物を警察が確認できることを願います。

現行犯でしか逮捕できないのですから、逮捕までは望めないと分かっていても、警察が張り付いているという安心感だけでも欲しいです。

 

当事者の家族だけが感じる、事件に付随する苦しい思いもあると実感しました。

周りからの好奇その他による苦しみがあるなんて。

うちは何も悪いことをしたわけじゃないのに。

息子は特別苦しんでいる様子は今のところ見られないのだけが救いですが、

正直、気を張ったり、あれやこれやと対処(不審者対策だけでなく、周りのお母さんに知らせたり、警察の対応をしたり、当人含む兄弟たちのメンタルを気にしたり、なんなら次男の妄想ではないかまで気を揉んで、でもそんな子ではないんです、他の誰に聞いても「そういうタイプの気を引く子ではない」と言われます。そうであってもそんなことまで心配して…その上で次男を信じて…)

思わぬところで触れる人間の感情に疲れます。

もちろん温かい励ましや心配のお言葉もいっぱいあって、ほっとすることもありました。

でも子供たちの無邪気な好奇心と承認欲求はもはや弾丸でした。

他人事なアドバイスにはがくっと気落ちします。でもそれを見せないようにまた気を張らなくてはなりません。

興奮状態がずっと治まらず、頭がずっと働き続けている感じです。

疲労感があります。

なんなら長男のクラスでの問題も、解決に向かいつつあるのですが、まだ頭の中にあり、ダブルパンチです。

 

気持ちを落ち着けて、淡々と、粛々と日々を送るように心がけなくてはと思います。

誰もあてにしない。

優しさに出会えることは幸運。

私が、歩いていかなくちゃ。