小4長男のクラスが荒れています
ごく一部の子ではあるものの、破壊衝動?が抑えられずすぐに暴力に訴える、それを面白がって暴力で応える煽る、先生数人で引き摺り出して別室で落ち着かせる日々だそうな。
全ての授業を担任ではない先生が教え、時にはクラスまとめて雷を落とされる。
なんじゃそりゃ。
そして長男へは悪口によるイジメ?被害が出ています。
だが彼は負けてない!
「喧嘩で僕に勝てないから、遠くから悪口言うんだよ」
待て、つまり殴ったな?
笑って悪いけどちょっと笑った。
その後真面目に
「相手が先に手を出して来てからにしな。じゃないと長男が悪いって告げ口する隙を与えることになる」
と数日前に言ったのですが…
昨日「これ以上嫌がらせされないように、つねってやった!」と誇らしげ
おいw手出されてからにしろとあれほどwww
と内心久々に草生えてしまったけど
「相手が手を出してからに(再放送)」
って言い聞かせて…長男の顔が強張りました。
その場はそれで終わりましたが、母は一晩考えました。
そして今朝
「力で捩じ伏せないともっとやってくるんだよね?長男はずっと辛い思いするんだよね?
じゃあもうやってやれ!
ただしやり過ぎには気をつけて。
相手に、長男が悪いって言わせる隙を与えるな。
それさえできるなら、そんな連中やっつけちゃえ!」
と送り出しました。
今朝は明るい顔で登校しました。
暴力は絶対悪。
だけど、なぜ善人だけが耐えなければならないんだろう。
心の傷は見えないから、耐えられるだろうと大人は思う。
でも、そんな綺麗事レベルの忍耐では負けてしまう。
一生の傷が残る。
私がそうだったように。
禁じ手かもしれないけど、やっちゃえ!そう励まして送り出しました。
もちろん暴力なんて振るって欲しくないです。
でも大事なのは、「負けちゃダメだ!立ち向かう勇気を!母はあなたを応援してる!」ってメッセージを伝えることだと思いました。
第三者の、世の中の一般的道徳を教えるだけではなく、今は寄り添って、負けない心を育てる時だと思って。
世間の「親が暴力を容認するなんてどうかしてる!」って批判を恐れず、
「私の息子はずっとずっと言葉で心をずたぼろにされても耐えて来た!手も出さなかった!これ以上やり返さなかったらただのバカだ!」と言い返してやろうと思います。
ウクライナの、ガザの、なんの罪もない人達に「耐えろ、暴力を暴力で返してはいけない、耐えるあなた達は尊い。死もまた仕方のない結果である」なんて説けないのと同じように。
暴力は最終手段です。
でも、自分の方が強いんだぞ、俺と俺の友達に手を出すな!という強いメッセージが功を奏してクラスが落ち着くならもうそれで良いと思う。
それを、めちゃくちゃの殴り合いではなく、少しのお灸と、毅然とした態度で成し遂げて欲しいと私は思いました。
毅然とした態度ってなんだろ、どこからその誇りは来るのか。
それはきっと
愛されている
味方がいる
という自信からくるのかもしれないとふと気付いて。
あの辛かった時期、私にも、もっともっと味方が欲しかった。
励ましって、励ましの本当の意味を深く考えた言葉にしか宿らないんだ。
相手の気持ちを深く深く思いやった言葉は、世間の使い古しであったとしても心に響くものなんだ。
たくさんの大人が私を励ましたけど、心が晴れたことなんてなかった。
そんな私だから、息子の心を晴らしてやりたい。
暴力なんか必要ないくらい、強い自信を持って生きていって欲しい。