小腹がすいた時、それは体の声なのかそれともストレスからの逃避なのか

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心のトリセツ研究所　精神科医の藤井英雄です。

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本日の話題

　 →　　小腹がすいた時、それは体の声なのかそれともストレスからの逃避なのか

　

何かに集中できている時は
わりと大丈夫なんですが、
一段落すると雑念がはいりますから
いろんなことを考えてしまいます。

たとえば夜、
原稿を書いていて疲労を感じ、
手を休めて疲れた目をこすっていると
「小腹がすいたなあ」となることがあります。

この時、
これは身体が栄養を欲しているのか、
はたまたストレスから逃避先を
求めているのかわからないこともありますね。
　
さて、そんな時
ストレスを避けるために
食べるを習慣化すると
私のように太りやすくて
中性脂肪があがりやすい体質の人は
身体的にも悪影響があります。

しかし、問題はもっと根深くて、
マインド[レス]ネスに
ストレスから逃避する癖が
ついてしまうのが怖いんです。
　
ストレス
→逃げる
→それはやはり怖いものだ
というサブリミナルな暗示が
潜在意識に忍び込み、

もっとストレスが強くなり
→もっと逃げる
→もっともっと
…という悪循環となって、

さらにその轍を通るたびに
自己肯定感が弱くなる！
ここが怖いんです。

おおっ！
夜中に小腹がすいて
甘いものをちょいとつまむだけで
「俺って、私ってだめな人間なのね」
となってしまうとは！
　
ここでマインドフルになるきっかけがあれば
「何か食べたいって思ってるなあ」と実況中継を一つ入れて、
身体の声を聴いていくこともできるでしょう。

すると、
身体の方は意外にも「まだ大丈夫♪」

っていうこともあるんです。

「ああっ、いつもの癖で
間食が欲しくなっただけなんだ」
となって大丈夫ってことも多いんです。
　
もちろん、身体の声が
「なんか腹に入れようぜ！」
ってなっていることもありますから、
その時はナッツなどを食べるようにしています。
　
さて、
ストレスからの逃避なのか、
それとも身体の声なのか、
その前にさらに振り返って考えてみると
「今、ここ」でやっていることを楽しんでいるのか、
さらに別のストレスから逃れるために自分を忙しくして、
いわゆる「忙しいと割と平気の法則」を利用しているだけなのか、
そこに大本があるように思います。

その大本にまで気づきと客観視が及べば
まとめて根こそぎ解決できそうですね！　
というわけでマインドフルネスは
中性脂肪とメンタルの両方に
効果的だという話でした。

　