マインドフルネスで幸せになる!
マインドフルネスで幸せな社会を創る♪
心のトリセツ研究所 精神科医の藤井英雄です。

 

マインドフルネスに関する私自身の日々の気づきや

セミナー情報・書籍の情報などをアップしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

本日のお題 

 

 マインド[レス]ネスのほうがいい時はあるのか!?

 

 

 

 

 


こんな質問をいただきました。

 
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 
なるべく丁寧に生きようとすると、

 

日常のスピードを落とさざるを得ない気がするのですが、

 

多忙とマインドフルな生活は両立可能でしょうか?

 

 

例えば、受験勉強や出世など。忙しすぎて、

 

自動運転に任せるほうが効率がいい、もしくは

 

自動運転に任せるしか仕方がない時が

 

ある気がするのですが。
 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 
マインドフルネスの良いところ、それは

 

ネガティブ思考を客観視して手放し、

 

ネガティブ感情を緩和できることです。

 

客観視することである意味

 

他人事のような冷静さを保つことができます。

 

 

 

 

 
だとすると、ネガティブでない時、

 

ポジティブな時、仕事に集中できているとき

 

にはマインドフルネスはいらないのか、

 

っていう気もしますね。

 

ネガティブな時に比べて

 

「絶対にマインドフルネスじゃなくっちゃダメだ」

 

っていう度合いは低いようにも思えます。
 

 

 

 

 

そしてマインドフルネスの練習中は確かに

 

「今、ここ」で作業している自分を客観視する

 

必要がありますから、動作は丁寧に

 

しなくてはなりませんし、ある意味

 

能率やスピードは落ちることもあります。

 

 

 

 

 


とっても忙しくて

 

スピードを落とせない時のヒントを

 

一つあげておきます。

 

私はとても忙しくてマインドフルに

 

食べるゆとりがないときは

 

「いただきます」と最初の一口だけは

 

マインドフルに食べるように心がけています。

 

質問者さんの実情に合わせて応用してください。

 

 

 

 

 
ただ、能率やスピードと客観視が

 

必ずしも両立しないわけではありません。

 

たとえば今私はこの文章をマインドフルに

 

パソコンで書いていますが、

 

ゆっくりと丁寧に打っているわけではなく、

 

かなりのスピードを保ちながら打ち込んでいます。

 

 

 

 

 
そんな私もピアノの鍵盤に向かえば、

 

マインドフルに演奏しようとすれば

 

たちまちたどたどしくなってしまいます。

 

なぜならピアノには習熟していないからです。

 

 

 

 

 

つまり

 

「動作」と「マインドフルネス」の両方が

 

ある程度習熟すればマインドフルに

 

動作することは十分可能であると考えます。

 

 

 

 

 


しかしそれも両刃の刃です。

 

十分習熟した行動であるがゆえに

 

マインド[レス]ネスに行うこともできる

 

=マインド[レス]ネスに陥ることが

 

多くなるというわけです。

 

 

 

 

 

 

たとえば

 

多くの人にとって歩くこと、

 

自転車に乗ることは

 

マインド[レス]ネスでも可能です。

 

そしてそのような状況で、

 

スピーディーかつマインドフルに

 

行動することもまたとてもすばらしい

 

エクササイズになると思っています。

 

 

 

 

 

 
ところで、

 

わたしにとって今のところ、

 

映画や小説など感動を伴うものは

 

マインドフルでないほうが

 

純粋に楽しめる感触です。

 

 

 

 

 

 

これもいつかは

 

「猛烈に感動している自分」を客観視しつつ、

 

しかも感動を一ミリも損なわない

 

そんな段階が来るのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

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