公認心理師 過去問研究[1119] 第7回悉皆検討〈92〉AD/HDアセスメント | こころの臨床

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第七回公認心理師国家試験問題(2024年3月3日実施)

問92  注意欠如多動症/注意欠如多動性障害〈AD/HD〉のアセスメントを行うための心理検査として、最も適切なものを 1 つ選べ。
1)  ADOS
2)  Conners 3
3)  M-CHAT
4)  PARS
5)  WISC-V 

 

 

解は、2

 

 

本問のAD/HD評価とは違って、自閉症スペクトラム評価関連ツール(略称にAが入っているもの)は多い(それだけ評価が難しいということ)ので、それらの適応年齢や評価の方法の異なりを一覧表を作って整理しておくことがお勧め。

あと、適応行動を総合的に見る、Vineland-Ⅱ(半構造化面接法)が頻出なので、ついでに押さえておきましょう。

 

1)  ADOS:自閉症診断観察検査、現在第2版
3)  M-CHAT:乳幼児期自閉症チェックリスト
4)  PARS:親面接式自閉症スペクトラム評価尺度、現在テキスト改訂版
5)  WISC-V 

 

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