公認心理師 過去問研究[1054] 第7回悉皆検討〈27〉学習評価法の類別 | こころの臨床

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第七回公認心理師国家試験問題(2024年3月3日実施)

問27  ある教育活動の開始前に実施し、学習の前提となるレディネスが形成されているかどうかを事前に把握、判断し、その情報を教育的な決定 に活用するための評価法として、最も適切なものを 1 つ選べ。
1)  形成的評価
2)  個人内評価
3)  診断的評価
4)  総括的評価
5)  到達度評価 

 

 

解は、3

1)  形成的評価: 指導中にどの程度達成したか測る
2)  個人内評価: 一人の生徒の目標の達成度合い・以前と比較した進歩の度合いの評価
3)  診断的評価: 指導する前に実施し、指導に必要な情報を得る
4)  総括的評価: 指導終了後に習得状況を総括的に測る
5)  到達度評価: 絶対評価の一つ

 

🐱参考論文 吉川厚・植野真臣「学習評価のデザイン」2010
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsai/25/2/25_283/_pdf 

 

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